皆さまこんにちは。運営企画推進室の河原です。
今日のとらいふぁーむは…
寒い!
です。
* * *
12月3日(日)昼下がりのとらいふぁーむで、ささやかな懇談会(とらいふぁーむってなんだ?の会)が開かれました。
参加者は5名、うち2名はご入居者のご家族です。
午後から陽が差して気温が上がってきたので、急遽ご入居者2名をお誘いして白菜を収穫することにしました。丸々育った白菜をご入居者が職員と一緒に引き抜き、ご家族と一緒に写真撮影をしました。
収穫の後、参加者と職員が一緒にコーヒーを飲みながら、とらいふぁーむのこれからについて意見交換をしました。
▼概要説明に使用した資料
とらいふぁーむってなんだ?
■開設の目的と活動内容
とらいふぁーむが、集う人々のつながりの場として活用されることで、私たちの理念(人の幸せ、地域の幸せ、福祉文化の創造)を実現したいと考えました。
1.園芸活動
足腰が弱い方にも作業しやすいプランターを使って、ご利用者や地域の方々と一緒に野菜や花を育てます。収穫した野菜は皆で美味しく戴きます。
来年度は、施設から出る食べ残しを使った堆肥作りにも挑戦する予定です。
2.集いの場として
ご利用者の面会や散歩の場、とらいふマルシェなど地域の方々を対象としたイベントの場として使用されていますが、新たな活用方法を広げていきたいと考えています。
■基本方針
●住民主体
とらいふぁーむに集う人々が、つながりを深めながら主体的に楽しく活動できることを目指し、応援します。
●いのちのSDGs
子どもからお年寄りまで、様々な世代の交流を目指します。子どもたちの将来を守るため、クリーンむさしのを推進する会との協働によるごみの削減など、環境に配慮した方法で活動を展開します。
とらいふぁーむで生まれた収益を次世代を担う子どもたちのために還元し、世代をつなぐこの循環をいのちのSDGsと名付けて推進します。
※SDGs(持続可能な開発目標)とは…
2015年に国連で掲げられた「誰一人取り残さない、持続可能で多様性と包摂性のある社会の実現」を目指した目標のこと。貧困、飢餓、健康・福祉、教育、エネルギー、ジェンダー、気候変動など17の項目がある。
●ACPの推進
とらいふぁーむに集う人々が、自分の健康に向き合いながら、時に介護や医療のサービスを上手に使い最期まで自分らしく暮らすことができる、そのために必要な交流や情報を得られるような活動を展開します。
※ACP(アドバンス・ケア・プランニング)とは…
もしもの時のために、自分が望むケアや医療について、自分自身が前もって考え、自分が信頼できる人たちと繰り返し話し合い、それを共有する取り組みのこと。
■活動資金
・クラウドファンディング・寄附(開設費用合計107万円)
・コーヒーの売上げ(コーヒー1杯を100円で販売し、利益分を寄附)
あがった意見の一部をご紹介します。
▼参加者からの意見(一部抜粋)
・屋外では気持ちが開放的になる。参加者にとって良い環境だと思う。
・以前は自分が母を散歩に連れ出していたが、コロナによりできなくなった。このような場所があって嬉しい。
・(ACP推進について)両親が要介護状態なので、「死」について考えることは現実的すぎて苦しい。しかし確実に向き合わなくてはならないことなので、施設職員からの話を聞けるのは貴重だと思う。
・(ACP推進について)家族介護者の世代にとっては、親のためにも自分のためにもこのようなことを考えることは必要だと思う。もしバナゲームをやってみたい。
・とらいふぁーむでどのようなことができるか考えたい。外出や旅行ができない入居者のために、動画鑑賞会(世界各地の景色など)をしてはどうか。
・今まで培ってきた人脈を使って、とらいふぁーむの役に立ちたい。
・地域への周知方法、資金集めの方法などのアイデアを出したい。
・次回があれば参加したい。
・開催案内の方法を検討してほしい。
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開始からあっという間に2時間半が過ぎ、これからの展開に向けて新たなスタートラインに立ったような、そんな気持ちになりました。
〜何だかほっとできる あたらしくてなつかしい場所〜
皆さんと楽しく協働しながら、そんな居場所を作っていきたいです。
次回の予定が決まりましたら、この活動報告やチラシ等でお知らせします。
開催案内の方法についても、皆さまからのご意見をお待ちしております。
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とらいふぁーむのフェンスには今月から「とらいふぁーむの木プロジェクト」で集まった111枚の願い事カードが飾られています。
特養ご入居者、ベリールーム(併設保育園)のお子さんと保護者、地域の子どもたち、特養職員とその家族の願い事が書かれた色とりどりの個性豊かなカードです。
お近くにお寄りの際は、ぜほとらいふぁーむに覗きにいらしてください。
とらいふ武蔵野
河原優子