みなさま、こんばんは。夜分に失礼致します。
とらいふ武蔵野・運営企画推進室の井口です。
先週から、とらいふぁーむに大きなタープ(日除け)が設置されました。これで、日差しの強い日もいくらか快適に過ごせるようになりました。特に用事のない時にでも、ふらっと遊びに来て頂けたら嬉しいです。ホップがぐんぐんと伸びています。
とらいふぁーむでは、ご入居者は決して「弱者」ではありません。むしろ、経験豊富な「教師」のような存在です。なぜなら私たちは、高齢者の方々から、生命への尊敬、思いやり、そして共に困難を乗り越える喜びを学ぶ機会が多くあるからです。こうした実感は、とりわけ多世代による協働の園芸活動を通じて前景化されます。私たちは、小松菜やイチゴの収穫に歓喜したり、虫害や不作などの困難に直面したり、様々な体験を、失敗も楽しみながら共有しています。
また、とらいふぁーむでは園芸活動を通じて、「あいさつしよう」、「正直でいよう」、「褒め合おう」、「学び続けよう」、「助け合おう」、「感謝しよう」といった、人としての普遍的原則が自ずと実践されています。これらの原則は、私たちが成長し、人間として深く豊かに生きるための道しるべとも言えるものです。
高齢者の方々と共に「生命の庭」を育てるとらいふぁーむの旅は、関係するすべての人々が同じ人間として理解しあい、共に学び、より良い未来へと行動する能力を深める機会を与えてくれます。
そして何よりも、この活動は地域の皆様のご支援によって成り立っていることが、私たちの誇りでもあります。とらいふぁーむは、高齢者の方々とご家族、私たちスタッフ、そして地域の皆様が一緒になって成長する、まさに「共育」の場にほかなりません。
ジャガイモを収穫したら収穫祭を、ホップを収穫したらとらいふビールを、秋には第2回とらいふマルシェを計画しています。みなさまと とらいふぁーむ でお会いできることを楽しみにしています。
今夜もよい夜を!