みなさま、こんにちは!
勇者みかりんこと、本宮美香です。
いつも応援してくださり、ありがとうございます。
来年2月のキリマンジャロ登山に向けて、トレーニングと高度順応のために、10月8日(土)〜10日(月・祝)の3連休で八ヶ岳に登ってきました。
良いトレーニングになったと思います。
1日目 美濃戸口(1,500m)→ 赤岳鉱泉(2,220m)
13:30に美濃戸口を出発しました。
赤岳鉱泉までは道はなだらかです。
清流沿いの道を歩きます。
3時間半歩いたところで、宿泊地の赤岳鉱泉が見えてきました。
赤岳鉱泉は標高2,220mの山小屋ですが、温泉に入ることができます。
とても快適な山小屋でした。
夕食はビーフシチューでした。
私は普段はベジタリアンですが、山では何でも残さずいただきます。
2日目 赤岳鉱泉(2,220m)→ 硫黄岳(2,760m)→ 横岳(2,830m)→ 赤岳頂上山荘(2,899m)
2日目は、まる1日、標高2,600〜2,800mくらいの山道を歩きました。
これがとても良い高度順応とトレーニングになったと思います。
7時に赤岳鉱泉を出発しました。
なだらかな登りをひたすら1時間50分歩くと、森林限界を越え、視界がひらけました。
尖って見えるのが、硫黄岳です。
ここから30分登って、硫黄岳山頂に着きました。
硫黄岳山頂はとても広く、眺めも良かったです。
北アルプス、中央アルプス、南アルプスが良く見えました。
ここから20分歩いて、10:10硫黄岳山荘に到着。カレーを食べました。
ここから徐々に道が険しくなっていきました。
こんなピークがいくつも出てきました。
険しいところには鎖が張られていて、片手で鎖を掴み、もう片方の手で岩を掴んで登っていきます。これを鎖場(くさりば)と言います。
険しい道を1時間歩いて、12時に横岳に着きました。
しかし、ここからがヤバかった!!!
道は険しさを増し、鎖場、はしごのオンパレードとなりました。
写真ではわかりにくいのですが、すごい急な斜面に鎖が張られています。
はしごもいっぱいありました。
登って下りて、登って下りて。ピークがいくつもありました。
横岳から、険しい山道を1時間くらい歩いたところで、富士山が見えてきました。
昨日泊まった赤岳鉱泉の小屋が見えました。
(※動画の中で「赤岩の頭」と言っていますが、「地蔵の頭」の間違いです。)
13:55 地蔵の頭に到着。
(※動画の中で「赤岩の頭」と言っていますが、「地蔵の頭」の間違いです。)
地蔵の頭から5分歩くと、赤岳展望荘に着きました。
さらに1時間登れば、今日の宿泊地「赤岳頂上山荘」に到着です。
最後のピークを登り始めた14:20頃、雨が降り出しました。
レインウェアを着て、カメラとスマホをザックの中にしまい、ザックにレインカバーをかけました。
ここからの写真はありません。
しかし、ここからが大変だった!
ここから55分間、鎖場が続きました。
気温は7℃くらいでしょうか。
濡れた鎖は氷のように冷たかったです。
濡れて、滑る、冷たい鎖を必死に握りしめ、冷たい雨に打たれながら、なんとか赤岳を登りきりました。
15:15 赤岳頂上山荘に到着。
この日は夕方から雨の予報でした。
そして、次の日は雨、風速25m/sの予報でした。
ほとんどの登山者は、赤岳登頂を断念し、計画を変更したのだと思います。
この日の赤岳頂上山荘の宿泊者はたったの5人でした。
5人でご飯を食べながら、明日どうしましょう?と話していました。
雨&強風ですが、自力で下山するしかありません。
3日目 赤岳(2,899m)→ 行者小屋(2,340m)→ 赤岳山荘(1,710m)
夜中は、暴風の音がすごかったです。
5:15 朝食を食べ、6:20 小屋を出発しました。
徒歩3分で赤岳の山頂です。
厚い雲に覆われて、景色は何も見えませんでした。
風がすごかったです。山頂の動画はこちら
ここから、晴れててもかなり危険であろう、超険しい岩場を下山しました。
森林限界を越えてますので、木が無い、風を遮るものが一切ない岩場を、風速25m/sの暴風雨の中、なんとか無事下山できました。
鎖場、はしごのオンパレード。写真はありません。
さらに1時間下山して、行者小屋に着きました。
行者小屋には、赤岳を断念して下山してきた人がいっぱいいました。
「こういう時は諦める勇気が必要」などと話していました。
ほとんどの人が登頂を断念するような日でも、登頂できた自分が誇らしかったです。
そして、あったかいココアを一口飲んだとき、鼻血が出てきました。
私の身体さん、必死にがんばってくれてたんだね。ありがとう。
ここからが長かった!!!
美濃戸山荘を目指して歩きますが、歩いても歩いても、一向に山荘が見えてきませんでした。
この長い下山を、私とほとんど同じペースで歩いていた3人組がいました。
3人と仲良くなり、車に乗せていただいて、一緒に温泉に入り、昼食をごちそうになりました。
そして、なんと!神奈川の自宅まで、車で送っていただいたのでした。
素敵な出会いに感謝です。
と、こんな感じで、トレーニングと高度順応をしてきました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
キリマンジャロ登山まで、あと3ヶ月半!
身体を整えて、しっかり準備していきたいと思います。