皆さんこんにちは!
8/25(木)に重要な中継地点、標高1500m程にイラゴ峠にある「鉄の十字架」へとたどり着きました。
簡単に歴史背景を発明致しますと、
ローマ帝国時代、この場所は、街道の安全を祈願する祭祀の場だったそうです。
中世以降は、その名残が、サンティアゴ巡礼者にも受け継がれ、それぞれが持参した石をここに置き、道中の安全を願う場所になっているそうです。
十字架は10m程の高さで、異様な存在感を放っていました。十字架の丘のふもとには、各巡礼者が持ち寄った石が積み上げられており、その石の数の多さに歴史を感じます。
残念ながら、留学中のため、日本からの石を持ってきていない僕は、当日の道中でお気に入りの石を見つけて、その石を置くことにしました。
少し欲張って、僕は2つの石を置くことに。
ひとつには、マジックペンで巡礼の記念の文字を書いて、他の日本人や各国の巡礼者の方々に見つけてもらうことを願いながら。
もうひとつは、丸いものではなく、小さめの角張った石を選びました。
これには自分なりの理由があります。
何歳の時かは分かりませんが、将来、自分がおじいちゃんになった時、必ずここにまた来ようと思っており、
「次来る時には、きっとこの角張った石も、角が取れて丸くなっているだろう。」
「いまはまだ若いんだからまだまだトガっていこう。」
という意味を込めました。
そして、もちろん本来の目的である「道中の安全」も祈願しながら、十字架のふもとに石を並べてきました。日本人らしく、祈りを込めて、合掌しながらお辞儀をしました。
スピリチュアルなことは「可もなく不可もなく」という感じで、普段は特に関心がないのですが、この場所にはなにかパワーを感じました。
宗教の目的の方々、挑戦の方々、人それぞれ目的・理由は違っていますが、皆が気持ちを込めて、十字架のふもとに並べてきた、積み重ねられてきた石は、日の出の光も相まってとても神々しく見えました。
何百年と続くこのしきたりの中で、巡礼者の方々が石を置いて進んでいく…。
その姿は、見ていて心動かされるものがあり、時間が経つのを忘れて、その場に30分ほど時間が経ってしまいました。
この「鉄の十字架」を超えたということは、すなわち、旅の終盤を意味します。
残りの時間もきっと有意義になるでしょう。
まずは、無事に旅を進めることを願いながら、毎日の気持ちを新たに、今日も明日も歩いていきます。
引き続き応援のほどよろしくお願いします!
ご支援がまだの方がいらっしゃいましたら、是非、プロジェクトのメインページにて、ランチ代1食分からご支援が出来ますので、何卒よろしくお願いいたします!
また次の活動報告でお会いしましょう!
Adios!