【はじめに・ご挨拶】
はじめまして、東京出身・在住の大竹智子と申します。「本業の本業」である飲食の世界に30年近く携わるなかで、実務を通して「教育」の重要性も深く感じております。14年前に製菓の専門学校で非常勤講師の職に就いたのを皮切りに、社会人向けの飲料専門スクールや中高受験生が通う大手進学塾の集団授業でも講師を務め、「二刀流」での社会貢献を目指してまいりました。
教育の仕事における主眼は「実社会で心豊かに活躍できる “人財” の育成」です。5年前に大手塾を退職してからは、まずフリーランスの講師となり、その後に個人事業主として中学受験の個人塾を主宰し、現在まで飲料のテイスターの仕事と並行しております。
今回のプロジェクトは教育分野、中学受験にまつわる大きな社会問題の解決に向けての最初の一歩です。
小学生を中心とした教育問題・課題に実践的に取り組む一般社団法人の発足のために、皆様からのご支援を賜りたく、本プロジェクトを立ち上げる決断をいたしました。
中学受験は「子どもが主役」の受験です。「中学受験は子どもが8割、親が2割」くらいでないと本来の目的を達成できません。なおかつ、「親の2割の役割」を喩えるなら、子どもと一緒に土俵に上がることやマラソンで伴走をすることではなく、土俵の下から子どもを見守って励ます声をかけたり、沿道の給水所で温かい笑顔を見せてドリンクを渡してあげることと言えます。
これが “事実” です。自らが中学受験経験者であり、中学受験の指導者としての多角的な経験も持つ私はその両面から、これが “100万パーセント” の事実であると断言できます。しかしながら、主役である子ども、すなわち小学生の「意思」も置き去りにして、「中学受験は親の受験」と煽り煽られまくることもある昨今。この風潮はさらに強まろうとしていますが、「子どもの適性に合わせた選択」という中高の受験に対する適切な捉え方や取り組み方を、普及することこそが急務と私は考えております。今の状況を放置しておけば、個人レベルの問題を超えて日本の未来にも暗い影を落とすことに繋がる恐れもあると、私は大いに危惧しています。
なぜなら、そこには子どもの可能性の芽を潰す地雷が多々存在するため、「自ら積極的に物事を考え」「意欲的に生きる力を蓄えて」いくことのできない子どもたちが増えていくリスクが高まっていると考えられるからです。
ゆえに、もはや待ったなしの状況と思い、今回のプロジェクトを立ち上げる次第です。
【近年の中学受験とその周りの現状】
★〔不向きな子が中学受験を強いられることによる弊害〕
巷では数年来、中学受験が過熱していると言われています。子どもたちは小学校低学年からの塾通い、6年生になれば週に5、6日は塾へ行っての長時間授業。その陰では「煽られる親の不安」が大きく働いてきたと私は感じております。
5年ほど前まで大手進学塾に勤めていた私は、退職した後、独立して個人塾を主宰しました。そこでマンツーマンによる文系科目の授業に特化したため、集団塾に通っていて成績不振に悩む受験生・親御様から広くさまざまなご相談をお受けするようになったのです。それらのご相談の中には、大手塾に勤務しているだけでは聞くことのできない、耳を疑うようなものも珍しくありませんでした。
たとえば、「通っている中堅規模の集団塾で、5年生の始めの今、はっきり言って成績は良くない。でも、塾が指定する最難関校を受験すると約束してくれれば、今から特待生にして授業料を安くすると担当の先生に言われたが、どうしたらよいか?」とのご相談。ツッコミどころ満載すぎて、私は腰が抜けそうになりました。
まず、志望校は「受験生の個性に合ったところを探し、周囲のアドバイスは受けながらも “本人” が決める」ものです。にもかかわらず、受験生本人は完全に蚊帳の外で、志望校策定が親御様と塾の駆け引きの材料と化しています。
次に、特待生というポジションは「努力した結果の実力」で掴み取るものです。もしも「この学校に受験生を多数送り込みたい」という塾側の都合で決めるとしたら、子どもたちの努力を正当に評価しないことになってしまいます。
極めつきは、そのようにあれこれと、ねじれた話であるのに親御様がひとまず断るという冷静な対応ができず、悩んでしまっているところです。ここは重要なところと言えます。「中学受験をするか否か」というところに始まり、子どもの個性を見極め、子どもの気持ちに耳を傾けて、子どもの意思を尊重していくことが、私の申す「親の2割の役割」のうちの大切な一つなのですから。さもなくば、子どもが「主役として土俵に上がる」前に、多様な挑戦への道も閉ざされてしまいます。けれども、「親が担う2割の黒子の役割」を放棄して、「子どもが創る8割の中身」をいつの間にか乗っ取ってしまう。かくして「親が主役」の中学受験に陥ってしまうことは、実際にしばしば起こっています。
加えて、2020年に突然襲ってきたコロナ禍。全国一斉に学校が休校となったとき、私立中高の多くが公立校よりも早くオンライン授業などを取り入れ、生徒たちのケアを行いました。この状況を目の当たりにした親御様たちが「社会の落ちこぼれにならないように、我が子も中学から私立に入れなければ」とさらなる不安に駆られたのは、自然な流れであったとは言えるでしょう。
よってコロナ禍において、そのような親御様の不安を可視化するがごとく、とりわけ首都圏では中学受験をする小学6年生の人数が一層増加し受験率も上昇し続け、直近の2022年の入試においては過去最高を記録しています。
さらに別の統計資料によれば、公立中高一貫校の受検者も含めると受験率は21%を超え、特に東京都の受験率は30.8%にのぼり、30%の大台を突破した前年をさらに0.2ポイント上回ったとされています(日能研データより)。
しかしながら、子どもが12歳の時点で「無理をしてでも中学受験を経て環境面で優れた私立に入れたから、子どもの将来は明るい」とする親御様側の理論は、往々にして先々の現実と食い違っていくことが少なくないと、私は経験に基づいて常々お話ししています。
なぜなら、もしも「中学受験に不向きな子」が強制的に受験勉強へと向かわされたならば、小学生のうちに「嫌なことを我慢して耐える」のが勉強であると脳に刷り込まれ、「与えられたものすべてを機械的にこなす」のが成功であると体が覚えていくからです。
これは、中学生になってからの学校という環境面のアドバンテージで相殺できるような軽いものではなく、子どもの心身に深い爪痕となって刻み込まれたままとなってしまうのです。
また、このような学習習慣を心身に染み込ませて成人し、社会に出たならば、好奇心や積極性をもって仕事に取り組んだり充実した生活を送ったりすることが難しくなっていきます。
つまり、中学受験に向いていない子は、潜在能力を先々大きく伸ばすために「中学受験をしない」ことが正解と言えます。
実際、最近は「自ら考え、自分の意志を持ち、自主的に行動する若者が減ってきた」という声をあちこちで聞くことが増えているように感じます。頭のやわらかい少年期に、受け身で嫌々取り組む学習習慣を叩き込まれれば、自主性や自我の芽は潰されて当然です。そして、このような若者が日本の社会に多くなれば、活気ある発展は望めず、社会的な地盤沈下を起こしていくと私は考えております。
★〔古き良き時代に学ぶ「多様性」〕
実際に近年では、受験に合格して私立の中学に入学したというのに、中学校の校風と噛み合わず1学期が終わって夏には退学し、公立校に転校した、などという話もときどき聞かれます。私が都内の公立小学校から都心部にある私立中学に進学して通っていた三十数年前には、そのように大きなミスマッチはまずありませんでした。というのも、中学受験は「小学生にして、すでに自分の希望や目標を確かに持っているという、中学受験への適性を持つ早熟な子」が自然と選んでいく選択肢であって、子どもたちの「適性による健全な棲み分け」が成されるという本来の社会のあり方が維持されていたからです。
ここで言う棲み分けとは、「個性が違えば進む道も違うと認め合い、たたえ合う」こと。それは、どちらが上とか下とか、そのような一つの「物差し」で測って比べることとは全く異なります。
当時は、中学受験を選ぶ子も高校受験に臨もうとする子も、小学校という協働の場では分け隔てなく「一緒の空気」を吸って共に学び共に遊んでいました。
つまり、1世代前の日本のほうが、今どき “流行り” から常識へと進化を遂げつつある「多様性」において、健全さを保っていたとも考えられるのです。
ところが今では、中学受験をしない、回避する子どもと親が疎外感や焦りを感じさせられてしまうことがあるばかりか、その先でも分断が生じることがあるのです。
中学受験の方向に進んでいる子たちの間でも、集団塾内での「序列」があります。そのことによって、人間関係でお互いに “ピリピリしている” という現象を目にするというのも特別な話ではありません。塾のクラス分けでの上下によって、大人には見えない “結界” ができているとさえ言われています。さらに、クラス内でも定期的なテストの順位によって座席の “順序” までが決められるという塾もあり、そのストレスにより心身に不調をきたす子も増えているようです。
しかしながら、かくして目指す私立の中学校は、そのような子どもたちを本当に求めているのでしょうか。
驚かれる方々もいらっしゃるかもしれませんが、私が通っていた桜蔭中・高等学校では、学内で成績順位が公表されることは一切ありません。それは「学ぶこと、勉強することとは、そういうことではない」という “教育” そのものであったと感じています。
実際に私立の中学校では、「受験勉強のための勉強」漬けになった「言われたままに与えられたことをこなす」だけのスペシャリストでは生き抜いていけません。一定の試験を乗り越えた子どもたちの集まりなのですから、成績マウントを取ろうとするのではなく「人としての確かな個性」をしっかり築いていなければ、自分を見失ってしまうのです。それもまた「多様性」であり、そこに至るアイデンティティの礎が、素直で感性豊かな心で過ごす「小学生としての受験勉強期間」に培われるというのが本来の中学受験のあり方です。
近年、私立中学校の先生による「最近は、自分で勉強する方法を知らない生徒が多くなってきた」という主旨のお話などをweb等のニュース記事でも見かけます。中学受験の現状に鑑みれば、それは当然の帰結であると私は思います。
★〔中学受験は「情報合戦」?〕
「中学受験は親の受験」という風説が流布されると、親御様は「とにかく親が受験対策に万全を期さなければ」と躍起にさせられ、情報収集に走らされてしまいがちです。
しかし、もしも情報合戦が真実ならば、中学受験をすることによって子どもの知力はどんどん無くなっていく、ということになります。
というのは、「こうすることが一番いい」「こうしなければならない」という中学受験情報、すなわち中学受験 “マニュアル” によって中学受験の成否が決まるのであれば、中学受験とは「マニュアル通りにパソコンのキーをタッチすればいいだけ(後は自動的に進む)」というのと同じ次元の、「親の単純作業」に成り下がってしまうからです。そこには子どもの出る幕などありません。
このメカニズムは、ちょっと冷静になればすぐに分かります。しかし、ひとたび情報合戦の渦中に参戦し、現在の中学受験の王道であるかのように横たわっている「長時間の缶詰学習システム」というジェットコースター仕掛けに乗っかってしまうと、そうはいきません。このジェットコースターは、乗った瞬間からものすごい勢いで中学入試まで爆走するので、途中で止まったり振り返って考えたりする余地すら与えてもらえないのです。
振り返ることが許されないままグイグイと連れて来られて、入試3ヶ月前を切ってようやく、大切なことを置き去りにしてきたとお気付きになった親御様からのご相談も、私は何度もお受けしています。そのご相談に対し、突貫工事的な対応策をご提案することは可能ですが、その対症療法は決して根治療法に化けることがありません。
私は第2次ベビーブーム世代なので、「教育ママ」のほか「受験戦争」という物騒な言葉まで飛び交う時代を生きてきた人間です。今では、そのような言葉は慎まれる時代にはなりましたが、体感ではその受験戦争時代よりも物騒な世の中になっているように感じます。
教育ママの代わりには「モンスターペアレント」という言葉が世間を闊歩するようになりました。歯車の狂ってしまった中学受験の危うさは、この言葉にも滲み出ているのかもしれません。
「教育ママ」は、何があっても、あくまでも人間です。ところが、「モンスターペアレント」は怪獣ですから。人種、いや、それを超えた生物種が違ってしまった、ということになります。言葉がさりげなく世相を表しているのでしょう。
★〔早熟タイプと晩熟タイプの違いと適性〕
そもそも、中学受験とは「全ての子どもたちが持っている選択肢」ではありません。なぜなら、子どもたちの心身・能力・脳力の成長の速度は皆同じなのではなく、「早熟」タイプの子と「晩熟」タイプの子の両方が、いつの時代にも必ず存在するからです。この両タイプの共存は、生物学的に真実なのでしょう。
だからこそ、一人ひとりの子どもの特性を見極め、一人ひとりの子どもがそれぞれ最大限に能力を発揮しながら大人へ、社会人へと成長できるように。それぞれに最適な「受験の時期」を見極め、アドバイスをしていくことこそが、受験指導者の真の仕事であり、使命であると私は考えております。
そして、ここで非常に大切なのは「晩熟であることは、能力的に劣っているということではない」という事実です。私はかつて大手進学塾にて、中学受験部の看板講座の講師を務めながら、高校受験の国語講座の講師も兼任していたことがありますが、「中学受験で疲弊してしまった子は、すくすくと高校受験に向かっていく子に簡単に凌駕される」という実例を数多く見てまいりました。
確かに、高校受験での内申点制度には理不尽な点がないとは言えません。それでも、その子の適性に合った時期に「思う存分闘える」のであれば、何よりも大切な「自分自身が心地よく生きる」ことが叶うのですから、遺憾なく自分の底力が出せるのです。仮に内申点でいくらか不利になっていても、その力、より大きな生きた学力で跳ね返すことは当然可能です。私は、そのようにして自分が選んで合格した高校に、胸を張って力強く進学していく子たちの進路指導にも携わってきました。
そして、これも当然のことですが、内申点がないから中学受験のほうがやりやすいというものではありません。そもそも、極めて当たり前のことですが、真っ直ぐで平坦な薔薇色の道のりなど、この世には存在しません。困難に立ち向かうときも、自分らしさを失わないことが一番の強みであり、“最適” な結果に結びつきます。
「晩熟」タイプの子は、学びへの好奇心をゆっくりじっくり高めながら高校受験に向かっていくと、このようにして15歳で大きく花開きます。そして、18歳でその先のステージへと進むときには、さらに輝きを増します。
ところが、そのような潜在能力を秘めている子に、「早くに受験させておくほうが心配がないから」などの大人の都合によって中学受験を無理強いすると、その後の長い人生においても完治することが難しい「勉強嫌い」になってしまうなど、一生消えない心の傷を負わせることにもなりかねません。大学受験の際の、目に見えない大きなハンデになることも、言わずもがな、です。晩熟タイプの子には中学受験を回避するように導くことも、本来は指導者の大切な仕事の一つです。
この一連の、極めて重要な「事実」を認知し、理解している講師も中学受験の指導の現場にいますが、少数派です。
自身が小学6年生の時に中学受験をした講師は、追体験のきかない「その特殊な世界」を体験しているため、体感を伴って子どもたちと世界を共有することが可能です。しかし、日本全体の中で「中学受験経験者」は少数派であり、大手塾だから中学受験経験者の講師が多いということもありません。
中学受験経験者ではない講師陣には「12歳までの小学生が自ら進んで勉強に取り組むことなどできない」「だから、大人が引っ張るなり付き添うなりしなければ、中学受験などできるはずがない」と断言する講師が多くいます。けれども一方では、早熟で幼い頃から勉強への興味が強い子や特定の方面への目的意識の高い子は古今東西必ずいるのです。
「自分ひとりで全力で走れる子」と「二人三脚で走る子」が並んで走り始めたら、どうなるか。答えは、火を見るよりも明らかです。中学受験は「親子二人三脚の受験」ではありません。
親に脚を縛られ、親と縛り合う日々の中で、やる気の出る子はいません。チャイルドコーチングにおいても、「子どもはみな、自ら良くなろうとする意思を持っている」ことが主旨に唱われています。その意思を封じられて、頑張ろうと思える子はいません。
早熟であること。これは、いわゆる成績上位層に限った話ではなく、学力とは異なる「人としての特性」の問題です。そのような早熟タイプの子の特性を伸ばすには、小学生といえども一種の「大人扱い」をして、一人の人間として対等に向き合うことが必要になります。そうすれば、その子は自立して学びを深め、自律して中学受験という「自分の闘い」に立ち向かっていき、人として大きく成長します。
私の教え子にも、目的を持って中堅私立中学の入試に挑み、合格して進学した後、新しい分野の勉強に目を輝かせ、部活動で汗を流して青春を謳歌している子たちがいます。
中学受験は本来、早熟タイプの子が自分の意志で選ぶ選択肢なのです。中学受験は、決して「親の受験」ではありません。「子どもが主役」の受験です。そのような選択のもとで進んでいくのであれば、親は目を離さず手を離し、親離れ子離れの第一歩としてお互いに成長していく良いきっかけにもなります。
こちらは、昨年の春、小学館の子育てサイト『HugKum』に掲載された、当方・桜梅塾(おううめじゅく)の取材記事です。合わせてご覧いただけますと幸いです。
「中学受験は子どもが8割、親が2割」、私がいつでも申していることです。この記事を読んでくださった、かつての教え子のお母様からも「本当にその通りですよね!」という実感のこもったお言葉を頂戴しました。
そのご家庭では、一歩ずつ親離れ子離れをしていくことによって、素敵な「大人の親子関係」を着実に築いていっているようです。
★〔地味にネット上に溢れる負の現実〕
テレビや新聞・雑誌、それらメディアのwebサイトでしばしば取り上げられている中学受験。そこでは、中学受験に必死に取り組む「親子」の姿が美談として描かれがちです。その描写からは「どんなに苦しくとも、中学受験はやらなければならないし、やり遂げることに価値がある」という固定観念に支えられた中学受験像が浮かび上がります。
けれども、ネット上でキーワード検索などを始めると、表舞台ではなかなか報じられない中学受験の「負の現実」の存在も見えてきます。
以下の画像は、私がスマートフォンで「塾通い 低年齢化」というキーワードを入れてGoogle検索を行った際にサジェストで表示されたキーワードの一覧です。
先に述べた通り、中学受験に「向いている子」が挑戦すれば何かしらのプラスを得て終わることができます。にもかかわらず、このように「思わずちょっと鳥肌の立ってしまいそうな」キーワードがいくつもサッと上がってくるのです。これは、私が指摘する「向いていない子に中学受験を強いると弊害がある」というのが嘘とは言い切れないことを反映していると思われます。と同時に、その弊害を知らないまま巷に溢れかえる情報に踊らされてしまった親御様が、後悔する結果に至る事例が少なからず生じていることを証明しているとも言えるでしょう。そして、事の発端が「親の受験」に走る親御様なのであれば、現在の「日本社会のひずみ」が10歳になるかならないかの子どもたちにまで及んでいることを示唆しているのではないでしょうか。
また、ネット上の記事には、中学受験全体に対する見解の違いはあっても「過度な『勉強漬け』が子どもの心身を壊す」という事態に対しては私と通じる気持ちで懸念されている方々が書かれているものもあります。
さらに、以下の記事中では「“幼稚園” 生活最後の運動会を休んでまで、“中学受験” の大手塾の入塾テストを受けに行く」ことが珍しくはないという生々しい実話が登場します。
脳の感受性が豊かで吸収力も高いとされる幼児期ですが、その時期をいかに過ごすのか、考えさせられます。
ネット検索でのサジェストキーワードや中学受験ドラマの中に出てくる、「狂ってる」「親の狂気」が事象となって存在していることへの確証となるSNSへの記述も、枚挙に暇がありません。土曜日の小学校の授業を休んで塾へ行ったり、受験本番に差し掛かる6年生の1月にはほとんど小学校に行かなかったり、そのようなことも常態化しつつあります。中学校という「学校」に行くために、小学校という「学校」を休むという究極の矛盾、そして「学校」のプラスアルファであるはずの「塾」が「学校」より優先されるという本末転倒であるにもかかわらず。
親の「狂気」を容認、さらには肯定するかのような今の日本の社会こそが、子どもたちにとってのとてつもない「凶器」と化していると私は思います。
また、ブログにも「大手塾の授業料をまかなうために家(自宅)を売った」という過激な話が書かれるなど、親の人生を考えても背筋が寒くなり目を覆いたくなるものも散在しています。
そのような親の姿を見て、子どもは一体どう思うでしょうか。
私は、「『自分自身』の人生に夢や希望を持って実直に生きる」親の背中を見せることが、子どもにとって一番の励みとなり、やる気を生み出すと考えます。コーチングの視点を交えてもやはり、子どもにとっては「過剰なヘルプ」ではなく「適度なサポート」が心地よいだろうと考えられます。しかし、「中学受験は親の狂気だ」などの言葉が当たり前のようにネット上でも飛び交う状況に、今、歯止めがかからなくなっています。
それでも、それらのネット記事などを読み、懸念したり警鐘を鳴らしたりする人たちは時々いますから、そのような人たちの存在を確認し、認知できるとき、多少ホッとした気持ちにはなります。ところが、実際にのろしを上げて事態の改善、改革のために大きな動きを取る人は、残念ながら今のところ、まだ見つけることができずにいる私です。
【プロジェクト立ち上げ “決断” の理由】
今回のプロジェクト立ち上げを決断するまでには、紆余曲折がありました。
目下、「中学受験」をテーマに活動している人たちの多くは「成功『させる』ために『親』が何をするか」 を追求なおかつ追究することに躍起になっています。よって、「子どもの『自主性』」にスポットライトを当てることには、なかなかご興味を持っていただけません。
そこで私は、学びの本質や脳力・精神的成長に着目している脳科学系の団体と昨年から何度か話をしてきました。「子どもたち一人ひとりの成長速度に合わせた受験指導」の大切さを私は繰り返し訴えましたが、結局その団体も「子どもの力を引き出す『親』のノウハウ大全」のコンテンツを作成し、販売するに至りました。確かに、今のご時世で人目を引くにはそのほうが確実ですし、利潤を重んじればそのほうが効率がいいでしょう。
子どもの頃から「鉄の意志の持ち主」と周囲のお墨付きを得てきた私ですが、そのようなもろもろの出来事に心をへし折られそうになることが、全く無いわけではありません。それでも、私は生きている限り、人間愛や母国への愛を捨てることなく、大切に抱いていきたいのです。
しからば、「私がのろしを上げよう」と意を決しました。とはいえ、私はいわゆる純粋な教育分野を「専門の専門」としている著名人ではありません。ゆえに、仮に正論を声高に語れたとしても、一気に多くの方々が振り向き、話を聞いてくださるというわけにはいきません。
しかし、自身が中学受験を体験して、社会での実務経験を積み、飲食の世界で職人的な仕事に携わってきている私だからこそ、「血の通った」生きるための教育についてお話しすることができます。
「学ぶ」こととは、「生きる力を蓄える」こと。
そのことを、未来の日本を背負う子どもたちと共有していきたいのです。
大手塾で看板講座の講師を務めていた頃も、数字上の受験実績を追い求めることばかりに没頭して血眼になることがなかったのは、私が「受験産業」以外の世界も知っていたからであると思います。そして、「受験指導者は『心』が第一」という信念を決して曲げることなく、今日まで貫いています。
【今回のプロジェクトを皮切りとした今後の計画】
★〔今回のクラウドファンディングでの目標〕
小学生を中心とした教育問題・課題に実践的に取り組む一般社団法人立ち上げおよび運営のための資金を募ります。
この一般社団法人で近未来的に行っていこうと現時点で計画していることは、
・「子どもの適性に合った受験時期の選択」のノウハウを普及するためのセミナーや講演会の開催
・「早熟の子と晩熟の子の違い」という現場では事実と認識できている事柄についての、調査や研究による科学的な立証
・「スポーツや芸事が脳に及ぼす好影響」についての科学的な検証
・「子どもたちが『缶詰め』にならない」ための学習環境の整備に向けての、公的組織や機関との連携
などです。
また、今回のプロジェクトを通じて私の活動や仕事について知っていただくことにより、私が主宰している個人塾(桜梅塾)の授業や運営などにご興味を持ってくださる方々との「人の繋がり」にも発展させることができますと誠に幸いに存じます。
★〔設立から2〜3年後までの当該一般社団法人の機関構成等〕
「社員2名(私と有志1名)、理事1名(私)」による設立を予定しております。
原始定款にて、機関構成を「社員総会+理事(1名以上)」と定めようと考えております。設立後、運営に携わることが可能な方と合意に達した場合には、社員(構成員)もしくは理事として運営へのお力添えをいただくことを希望いたします。青少年の教育における「子どもの自主性」を重んじ、具体的な指導法にもご興味のある方との協働を望みます。
★〔設立およびその後約3年間のスケジュール(計画)〕
2023年6月末まで 一般社団法人の設立
7月〜 「一人ひとりの子どもに合う受験時期を考える」ための親子ワークショップや勉強会、小規模講演会などの継続的な実施。事業の安定化を図る。
2024年1月〜 科学的な検証に着手。受験生や中学受験経験者、そのご家族へのアンケートや追跡調査を開始(アンケート調査会社への依頼も検討中)。調査結果は、ワークショップ等に活用するほか、可能であれば後に論文にまとめて発表することを目指す。
2025年1月〜 科学的な検証結果をもとに、公教育機関や市区町村などの地方自治体に連携を依頼。公立の小中学校およびその課外活動、地方自治体の集いの場において「現在通っている小学校を学びの土台とした受験勉強・受験指導」の相談の場を設け、継続を図る。営利企業としての進学塾の視点ではなく、「全人教育」の視点を尊重する。
※実際の進捗状況については、随時「活動報告」にて公開いたします。
★〔未来の教育環境および日本社会の構想〕
適切な受験時期の選択により、青少年が潜在能力を十分に発揮できる教育環境を構築し、真の「職業選択の自由」を実現することを目標とします。
※※昨年の入試の時期には、「『最難関レベルの大学の医学部』に入ることでしか自分の存在価値を認められない」と言わんばかりの思考にとらわれていた高校生が、学業成績不振に陥って行き詰まり、刃物を使った傷害事件を起こして、社会問題となりました。
そもそも自分の興味は医師の仕事には向かっていないのに「偏差値ヒエラルキーの最終勝者になることでしか自分の存在価値を認められない」というような思考に追い込まれては、生きる喜びや幸せを感じることが難しくなってしまいます。※※
全人教育を重んじる環境で、子どもたちが少年期から「人はみな、持ち味や強みが違う」ことを体感しながら学び、大きなミスマッチの起こりにくい職業選択が誰にでも可能な社会を目指します。そして、前向きな転職や独立のしやすい労働環境の構築も視野に入れます。
また、人生のあらゆる局面における「失敗」をポジティブに捉えられる社会への転換を図ります。失敗こそ成長するための貴重な糧であるという認識のもと、苦難を乗り越えた人ならではの質の高いノウハウや経験が重用される社会の態勢づくりを進めます。
「優秀である=失敗しない」ではなく、「前向きな挑戦も失敗も経験し、乗り越えてきたからこそ優秀である」と認識されることにより、人としての精神的な幸福感は増すと私は考えております。
【私が見据えるこれからの世界】
どこからともなく吹いてくる風によって、異常なまでに過熱する、今どきの中学受験。
しかし、繰り返しになりますが「中学受験には、向いている子と向いていない子がいる」。もはや、掻き消されそうにもなっていますが、それは紛れもない「事実」です。
私が経験してきた数々の実例に基づく事実から導き出された、現在の日本社会が抱える課題のひとつ。それは、「一人ひとりの子どもに合った時期に受験を迎えることが難しくなってきている」ということです。
この状況が長く続けば、秘めている能力を発揮できない子どもが増え、将来的な活躍の幅も狭められ、ひいては未来の日本の発展にもマイナスの影響を及ぼすと考えられます。
しかし、共感してくださる方々のお力を集めることによって、今から世界を変えていくことができると私は信じております。まだまだ数は多くないとしても、中学受験の現況に疑問を持ちながら歩みを進めている受験生の親御様も確かにいらっしゃいます。
小学生の “最適解” はひとつではありません。
中学受験に「向いている子」には、取り組んでいく受験勉強を通して「深掘りする力」を伸ばすためのきっかけ作りを。
そして、中学受験に「向いていない子」には、高校受験までに潜在能力を最大限に伸ばしていくための「学びへの好奇心」を高めるためのきっかけ作りを。
いずれせよ、すべての子に必要不可欠なのは「自分の頭で考える力」です。
その力は、教室の中で机に向かって座って勉強しているだけでは身につきません。よって、塾通いのために小学校を休むことはマイナスになっていきます。中学受験を選択するならなおさら、小学校という「協働」の場は大切です。みんなと一緒に体を動かして学ぶこと、その礎があればこそ健全な中学受験に臨めます。
そして、広い世界に触れる機会も大切に。
理科であれば、天を仰いで太陽や月の動きを自分の目で追い、星空を眺めて、肌で空気や季節を感じること。
社会科であれば、社会科見学などの「場」を大切に、自分が生きている世の中を五感で味わうこと。
これらの学びは、心の栄養にもなります。
「心」が最も大切。私が尊敬する経営者の一人、稲盛和夫さんも仰っていたことです。これは、いわゆる理論から離れた精神論的なものではなく、人としての健全な心を持ち続けることが立ち居振舞いを良くし、勉強や仕事の質を向上させていくことをも意味しています。
ゆえに、まずは共感してくださる方をお一人ずつ募り、前に進んでいく力を大きくしていくことを目指します。
★〔当プロジェクトオーナー〕
大竹 智子 Tomoko OHTAKE
☆中学受験をめぐる略歴
1973年11月、東京都生まれ。第2次ベビーブーム世代。
公立の小学校で難しい算数の問題を解くのが好きになる。「もっとやってみたい」という興味から、4年生の時に中学受験向けの算数の分厚い本を親におねだりして買ってもらう。
その本を自力で解き進めるのが楽しくなり、シリーズの他教科の本も買ってもらう。そのおかげでコツコツと力をつけることができ、水泳と両立。
5年生の4月にスイミングクラブの選手コースに上がり、都大会などに出場。
塾通いは6年生の夏休み後半(8月)から。泳ぐ日数は減らしつつも、受験の2ヶ月ちょっと前となる6年生の11月後半まで週2日ほど選手コースの練習を継続。
小学校の担任の先生にも温かく応援していただき、中学受験において自分で選んだ第1志望校に合格。
1986年4月、桜蔭中学校入学。中学の授業で文学の世界に目覚めてハマり、リケジョをやめて一気に文転。人との出会いは素晴らしいと感じ入る。
1992年3月、桜蔭高等学校卒業。同年4月、芥川賞作家に憧れて選んだ、受賞者輩出数日本一の早稲田大学第一文学部に入学。
大学2年生の冬から始めた本格的な調理のバイトで、飲食のプロの世界に興味を持つ。「作家より、もっとこの世界に」とホテルのレストランに就職。かくして飲食の世界を極めようと、20歳の時から数えて今年で29年目。
現在、飲料のテイスターとして職人的な仕事に携わるが、「どんな世界でも、上を目指すには勉強」との思いを深くしている。そして、自分が今も楽しく勉強できるのは、小学生時代から「自分の意志で道を切り拓く」ことを認めてくれた周囲の大人たちのおかげだったと、改めて感謝している。
☆各種講師・受験指導者としての略歴
「本業の本業」である飲食の世界で働き、専門学校の講師も務めるようなって、しばらく経った頃のこと。今から約13年前のある日、「学ぶ」ことに目の輝かない10代の学生たちを見ていて「何かがおかしいのではないか」と。
この事態を突破するには青少年の教育に訴える力もなければと考え、自らのルーツも顧みて、その後、中学・高校受験塾の講師との兼業を開始。
大手進学塾では中学受験部の看板講座の文系講師も務め、所属校舎では小4~小6のトップクラスにて国語・社会を担当し、進路指導にも携わる。高校受験の国語講師も兼任した後、退職。フリーランスの講師を経て、個人事業主となり中学受験の文系教科塾を主宰。
独立してからは、大手塾に勤めていた当時には見えづらいこともあった「中学受験の闇」と向き合う機会が増加。そして、「親の受験」というキャッチコピーが跋扈する今どきの中学受験の、根が深い社会問題の存在を悟る。
【資金の使い道】
一般社団法人の立ち上げ……約20万
リターンの経費……約7万円
CAMPFIRE手数料……27,000円
※一般社団法人立ち上げの後、資金が余った場合には、以降の社団法人運営のための資金に回させていただきたく存じます。
※実際の収支については、随時「活動報告」にて公開いたします。
【リターンのご紹介】
青少年期の子どもたちには、学力を伸ばすことだけでなく「食」という国の土台を成すものについても体感してほしい、それが私の願いです。今後、「食から日本の教育を変える」というアプローチもしていきたいと考えております。また、社会人の皆様には、飲料のテイスティングを通して日々の暮らしをより豊かにするためのサポートをさせていただければと存じます。
つきましては今回、「中学受験」と「飲料」の二刀流にて、以下のリターンをご用意しております。
―――※※2月6日追記※※―――
「関西での日本酒テイスティングイベント」をリターンとして追加いたしました。(ご支援金額4,500円)
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―――※※2月8日追記※※―――
「関西での『中学受験の国語』体験授業」をリターンとして追加いたしました。(ご支援金額7,000円)
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★お礼のメール
【ご支援金額 1,000円】
現在、中学受験と直接の関わりはないけれど、プロジェクトを応援!してくださる方は、こちらをお選びいただけますと幸いです。
プロジェクト終了後、熱い思いを込めてお礼のメールをお送りします。
★「親子で学ぶ中学受験」講座
【ご支援金額 4,800円】
東京・新宿にて開講いたします。A日程:2023年2月12日(日)とB日程:4月2日(日)の2つのリターンをご用意しておりますので、いずれかをお選びくださいませ(時間は両日とも14:00〜16:00)。
小学4〜6年生のお子様と親御様(お一人)のペアでご受講いただく単発講座です。各日程、親子ペア5組までの受付とさせていただきます。
「子どもが主役」の中学受験は、どのように進めていけばよいのか? その具体的な方法や心構えについてお話していきます。こまめに皆様からの質問タイムを設け、質疑応答を皆様と共有していく、双方向コミュニケーションスタイルの講座です。
今回のクラウドファンディングでは特別受講料にて開講いたします。
〈通常受講料 5,300円 → 500円引き〉
★マンツーマン「中学受験の国語」体験授業
【ご支援金額 7,000円】
東京・新宿にて開講いたします。日程は、2023年2月〜5月のいずれかの日で個別に決めさせていただきます。ご支援くださった方から順にメールをお送りして、ご希望の日にちを伺いますので、その際に第3希望までお知らせくださいませ。その後、ご相談のうえ決定いたします。
小学4〜6年生のお子様を対象としたマンツーマンでの国語の体験授業です。「中学受験をする予定はない」お子様も、対象学年でありご興味をお持ちでしたら、ご受講いただけます。
「すべての教科の基本」であり「思考力を高める」ための礎となるのが国語。
ところが、「学習方法」がわかりづらく、大手塾に通っていても「数をこなしているだけで力がつかない」などのお悩みもしばしば耳にする教科です。
この授業では、「論理的」に「読む」ことに重きを置き、「考える」ことを最も大切にしていきます。
また、授業の前後には親御様からのご相談タイムも設け、日々の学習についての具体的なアドバイスもいたします
今回のクラウドファンディングでは特別受講料にて開講いたします。
〈通常受講料 7,800円 → 800円引き〉
★「座学とテイスティングで学ぶ『水』」講座
【ご支援金額 5,000円】
東京・新宿にて開講いたします。C日程:20223年2月26日(日)とD日程:3月5日(日)の2つのリターンをご用意しておりますので、いずれかをお選びくださいませ(時間は両日とも14:00〜16:00)。
中学生〜大人向けの、単発の2時間の水講座です。前半は座学、後半はテイスティングを行います。各日程、5名までの受付とさせていただきます。
今回の座学テーマは『日本と海外の水環境の違い』です。なんとなく、水に恵まれているようなイメージのある日本ですが、実際にはどうなのか……? ということを、地理的な観点から切り込んでいきます。
そして、テイスティングでは異なるミネラルウォーター3つの比較試飲を行い、成分と味の特徴について学んでいただきます。日常生活での飲用シーンや料理にも役立てられるよう、知って得する生きた知識をお持ち帰りいただきます。
今回のクラウドファンディングでは特別受講料にて開講いたします。
〈通常受講料 5,500円 → 500円引き〉
★「日本酒講座 座学&テイスティング」
【ご支援金額 5,500円】
東京都内にて、E日程:2023年2月19日(日) 14:00〜16:00で開講いたします。20歳以上の方限定、5名までの受付とさせていただきます。
醸造酒における国際的標準の技法に基づくテイスティングに重きをおいた、単発の日本酒講座です。
客観的な香味の評価の基本を体感していただき、テイスティングによる世界の広がりを楽しんでいただきます。
今回のクラウドファンディングでは特別受講料にて開講いたします。
〈通常受講料 6,000円 → 500円引き〉
★グループ受講 “場所” と “日時” が選べる 「日本酒講座 座学&テイスティング」
【ご支援金額 18,000円】
3名までの「グループ」でご受講いただく講座です。金額(18,000円)は「1グループ分」ですので、受講をご希望のグループの代表の方による支援のお手続きをお願いいたします(20歳以上の方限定)。
“クラウドファンディングでの特別企画” としての、開講場所と日程がお選びいただける日本酒講座です。場所と日程は以下の範囲内でお選びいただけます。ご支援くださった方から順にメール等でご相談のうえ、決定させていただきます。
☆場所:東京都内、もしくは神奈川・埼玉・千葉の各県で最寄りの山手線の駅から電車で1時間程度までのところ
☆日程:2023年2月〜5月
醸造酒における国際的標準の技法に基づくテイスティングに重きをおいた、単発の日本酒講座です。
客観的な香味の評価の基本を体感していただき、テイスティングによる世界の広がりを楽しんでいただきます。
★「唎酒師を目指す! 実力養成講座」 前半3回分
【ご支援金額 19,500円】
SSI(Sake Service Institute)認定の “唎酒師” 資格試験挑戦を視野に入れて、座学とテイスティングを行う日本酒の実力養成講座です。(私が主宰する「実力養成講座」は「全6回」の構成ですが、今回のクラウドファンディングのリターンでは「前半3回分」を実施します。「後半3回分」につきましては、次回のクラウドファンディングなどでの実施を計画しております。)東京都内にて、2023年4月23日(日)・5月21日(日)・6月18日(日)の計3日で開講いたします(時間は全日14:00〜16:00)。
プロとして資格試験を目指す方はもちろん、趣味として深く学びたい方もご受講いただけます。 20歳以上の方限定、3名までの受付とさせていただきます。
偏見のない日本酒へのアプローチによる生きた座学と、醸造酒における国際的標準の技法に基づくテイスティングで、実践的な力を身につけていただけます。 これまで社会人向け専門スクールやカルチャースクールにおいても開講し、資格取得を目指す方々の合格をサポートしてきた日本酒講座を、さらにパワーアップしてお届けします。
※※こちらの講座は「SSIとの提携講座(=資格試験の一部が免除になる、など)」ではなく、SSIには、当クラウドファンディングプロジェクトとの関係はございません。唎酒師に必要とされる実践的な能力を高めることを目的として、私が任意で構成・実施している講座です。その旨をご了承いただけますよう、お願いいたします。※※
今回のクラウドファンディングでは特別受講料にて開講いたします。
〈通常受講料 21,000円 → 1,500円引き〉
【実施スケジュール】
2023年1月中旬〜2月上旬 プロジェクト掲載・ご支援受付
2月中旬〜6月 リターンの講座実施
【最後に】
ここまでお読みくださり、誠にありがとうございます。
「教育」という言葉の深い意味を考えるなら、その “読み下し” は「教え育てること」ではなく、
「教わり育つこと」
です。
私の大きな目標は遠くにあるため、1回のプロジェクトだけでは到達することはできません。ですが「千里の道も一歩から」、お一人でも多くの方に、思いを共感、さらには共有していただくことが一番の近道であると考えております。
もしも身近なところに、「中学受験に向けての学習や塾通いをなさっているお子様・ご家庭の方々で、今のやり方やあり方に疑問や不安をお持ちの方」がいらっしゃれば、ぜひとも一緒にご一読いただきたく存じます。
クラウドファンディングのプロジェクトも、以降、断続的に重ねていくことを目指しますので、お力添えいただけますと幸いです!!
どうぞよろしくお願い申し上げます。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
もっと見る登記完了いたしました!
2024/05/22 22:31皆様、こんにちは。先週の後半には、予定より早く一般社団法人の設立登記が法務局で完了し、その後、郵送された定款などの書類も無事に受け取りましたので、その旨をご報告いたします。この度、設立した一般社団法人の名称は、「一般社団法人 子どもが主役の中高受験を推進する会」です。凝った名称やカッコいい名称ではないけれど、わかりやすいこと、この上なしです。なにしろ、目的そのものが名称です!!!これで、初心を忘れずに長く続けていけると思います。関連書類や収支報告などは、この後の活動報告で複数回に分けて掲載してまいります。今後とも、よろしくお願いいたします。2024年5月8日 設立一般社団法人 子どもが主役の中高受験を推進する会 代表理事 大竹 智子 もっと見る
登記申請が済みました
2024/05/08 23:59皆様、こんにちは。夜分遅くに失礼いたします。本日、無事に法務局への一般社団法人設立登記申請が済みました。法務局での登記完了までには約2週間を要するため、登記完了は5月22日前後の予定ですが、法人設立日は、本日5月8日となります。 もっと見る
登記申請の予定について
2024/05/06 21:43皆様、こんにちは。ゴールデンウィークの最後の夜に失礼いたします。一般社団法人設立に向けての進捗のご報告です。私が記入・捺印する書類は4月末に提出済みで、あとは、委任している行政書士の方による公証役場での定款認証・司法書士の方による登記申請を残すのみとなりました。登記申請は、GW明け5月8日の予定です。5月中には一般社団法人としての活動の第一歩を踏み出せそうです。 もっと見る
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