こんにちは。事務局長の新石正治です。
お待たせしました。本日は裁縫教室に参加している女性のインタビューをお届けします。
5年ぶりに再開した裁縫トレーニング。今回は活動の許可が下りた範囲が限定されているため、教室のある事務所に近い市街地から20名の女性たちが参加しています。民族構成は、ラカイン、ムスリム、ヒンドゥです。今回はラカインの女性のインタビューです。
インタビュー映像は現地事務所のスタッフたちが8月に撮影、編集しました。英語字幕は現地スタッフが入れてくれたものです。全部で3分ほどです。
インタビュー場所は、まさにトレーニング中の教室内です。
みなさん真面目に取り組んでいる雰囲気が伝わってきます。
さっそく映像をご覧ください。
下記が英語字幕の日本語訳です。
********************
BAJ職員:そもそもBAJの裁縫教室のことはどうやって知りましたか?
参加者:BAJの講師の方が村にきて、村長を通じて裁縫教室の情報を共有してくれました。そのとき参加の申し込みをしました。
BAJ職員:どうして申し込みたいと思ったのですか? このコースに期待することはなんですか?
参加者:わたしの趣味とあっていたからです。裁縫や服の仕立てにとても興味があり、勉強をつづけていました。将来は最高に腕のいい仕立屋になりたいです。
BAJ職員:トレーニングのなかでは、なにが一番おもしろかったですか?
参加者:デザインしたものを型紙に落として布を切っていくのが一番おもしろいです。
BAJ職員:裁縫教室で学んだことをどう活かしたいですか?
参加者:自分や家族の服を作りたいです。近所のひとの服も作って収入につながったら嬉しいです。
BAJ職員:9時から5時までつづくコースのなかで、どの時間が好きですか?
参加者:お昼ごはんの時間が好きですね(笑) 布を裁断してシャツを仕立てていく実習の時間も好きです。
BAJ職員:さいごの質問です。3つの民族がこのトレーニングに参加していますが、教室の雰囲気はどんな感じですか? なにか難しさはありますか?
参加者:難しさはないです。みんないっしょに仲よく学んでいます。ちがう言葉も分かるようになりました。あたらしい友だちも増えました。
BAJ職員:積極的に参加してくれて、ありがとうございます。
********************
熱心に参加してくれているのが伝わります。もともと裁縫が好きな人だったようです。また「あたらしい友たちが増えた」といってくれて嬉しかったです。
裁縫教室をつづけていきたいという気持ちがあらためて強くなりました。
インタビュー動画はまだあります。順次、お届けします。
引き続きのご支援、ご贔屓のほど、どうぞよろしくお願いします。
BAJ事務局長 新石正治 拝
(8月 基礎コース修了式の集合写真。「みんなマスクを取りましょう」と声をかけて焦って撮影したもの。外している最中のひともいて笑顔がこぼれています。)