ご挨拶
はじめまして。
錦峰園製茶場の野津と申します。
この度はページをご覧いただきありがとうございます。
私は島根県松江市で、お茶・お米・ハーブを栽培しています。
昨年令和3年7月に豪雨災害で被災し、祖父が創業した小さなお茶工場と茶畑を守り続けていくにはどうすればいいのか…。
そんな時に、クラウドファンディングに挑戦をしてみたらどうかと同業の方からお声がけいただき、いろいろなご縁をいただいたおかげさまで、予想をはるかに超える皆様からのご支援をいただくことができました。
結果は達成率136%。こうして数字として表せるものだけではなく、それ以上に多くのお声やお気持ちを皆様からいただきました。
私は三人姉妹の長女として生まれ、小さな頃から親の苦労も見てきました。祖父の創めた茶業。時代や環境の急激な変化の中で、お茶を栽培する人も年々減り続け、今では家族経営の製茶工場はうちだけになっています。
そんな私達もコロナの影響を受け、受注数の減少、原油高や肥料高騰、資材費等のコスト増など、大きなダメージを受けているのが現状です。
現在はお茶だけで生活をしていく事が難しくなり、稲作の作業受託が年々増え、規模拡大と共に大型の農業機械や設備を整えなければいけなくなり、稲作に大きく労力をさくことになり、機械の修理費、燃料費、肥料費など負担も増すばかりです。
やっとの思いで収穫したコメの価格は安く、”何のために働いているんだろう”と、将来を思うと不安になったり、眠れない日も増えてきました。
稲作の作業受託が増えたことで、次第に祖父母が育ててきた畑や茶畑に手が回らなくなり、あちらこちらで荒れた土地が増えてきてしまったのを見ると、悲しい気持ちになります。
今まで楽しいことも苦しいことも家族で乗り越えながら、家業のおかげで暮らしができている事に感謝し、「錦峰園さんのお茶やお米はおいしいね」とお客様に言ってもらえる事が嬉しくて、やりがいを感じながら専業農家をしてきました。
SNSで交流のある同業の仲間に話を聞いても「私たちの業界は厳しい‥」と、言う人も増えてきています。
農業だけに関わらず、どの家業にも一生懸命良いものを作るために努力を重ね、一朝一夕で身につかない技術を身に付けるために腕を磨き、積み重ねてきた長い歴史がある中で、時代の流れやコロナの影響を受けて倒産や廃業をしていくところも多く、同じように思いを巡らせている人の想いを聞くと、胸が苦しくなったり悔しい気持ちになったりします。
我が家の両親も高齢になり、うちのような小さな家族経営のお茶作りでは限界がある、これからの近い将来、今の様な形態で家業を続けてはいけない、今変わらなければ、この仕事をしながら子供達を育てていけないと考えています。
私には「お客様に喜んでもらえるお茶作りをして、私達作り手も幸せになる」という理念と「うちのお茶をブランド化する」という夢があります。
厳しい状況の中で、正直、続けていく事を何度も諦めようかと思いました。
ですが、代々耕してきた畑や山を再生して、この土地を活かした特産品を作り、「私たちだってできる」と証明することで、同じように悩みながらも頑張っている方々の励みになればと思い、今回の挑戦を決意しました。
この仕事が好きだから、この地が好きだから、可能性にかけてみたい。
先代への感謝を忘れず、代々築いてきた土台があるからこそ…今、新しい風を入れていきたいと考えています。
「お茶だけじゃ食べていけんから…」と、年々稲作の作業受託が増え、米作りの作業量が増え、大面積を維持管理するには大きな機械や設備が必要になり、トラクターやコンバイン等の操作や畦畔の草刈り、機械のメンテナンスなど男性並みの仕事をする中で「私の代で終わりにしよう。」と思う事もあります。また、将来の事を考えると不安で押しつぶされそうになったりもします。
ですが…
”この仕事をして、子供達を育てていきたい”
”この仕事が好きだから、祖父が創業し、両親が守り育ててきたこの家業に、何とか可能性があると信じたい”
”お茶を作り続けていきたい”
という想いは、私の身勝手かもしれません。
私の子供達も女の子3人。”自分と同じような苦労を娘にさせたくない”とも考えたりします。
今から目指す「過疎と高齢化の進む中でも頑張れる農業のカタチ」は、難しいかもしれません。
それでも「お客様に喜ばれるものを作り、作り手の私達も幸せになる仕事。この土地を活かせる農業」をしたい。
「地域の新しいブランドを作る」という夢を持って、未来に繋がる仕事を作っていく覚悟を決めました。
私達だけで出来ることや変えられることは、自分の目や手が届く範囲のことだけなのかも知れません。
それでも少しずつの積み重ねが、いずれは大きな変化をもたらすと信じています。
しなやかでたくましい女性後継者を目指して、後悔のない道を進んでいきたい。
お茶作りを守り継ぎ、家族のために、地域のために、人に喜ばれるものを作り続けていきたいです!
亡くなった祖父は、私が会社員を辞めて、家業を継いで頑張る姿をずっと応援してくれていました。
三人姉妹の長女の私は、「男の子さんだったら良かったのにね」と小さい頃から周りから言われることも多かったですが、祖父は「お前が継いで頑張ってほしい」「人と人との繋がりを大事にしてほしい」と声をかけてくれたのを覚えています。
茶畑で作業をしていると、年中草刈りをしていた祖父の後ろ姿を思い出します。
地道な作業が多い中で、働き者で優しかった祖父の思いを胸に頑張ってきました。
生産農家だからこそ作れる素材を生かした商品作りに力を入れるのは、
「体にも心にも優しい商品を作り、お客様の元気を応援したい」からです。
安心して体に取り入れる事ができるものを作り、忙しい日々の中で心身ともにほっと安らぐ時間を過ごす一助にしていただけたらと思っています。
この1年の取り組みと将来に向けて
皆様にご支援をいただいたおかげさまで一部機械等を修理させていただき、当園の茶工場で今年もお茶作りをすることができました。
水害被害で土砂に塞がれてしまった道路へも通行できるようになり、その後も茶畑の管理に通っています。
おかげさまで、昨年土砂崩れに遭った茶畑も復旧作業をしていただき、春には新芽が芽吹き、無事に茶摘みをすることができました。
土砂の撤去で無くなってしまった部分のお茶の木は、挿し木をして苗木を育てています。
今年のお米は天候に恵まれ、夏に台風で高潮になった影響で塩害に遭ってしまった田んぼも一部ありましたが、全体的には良いお米を収穫することができました。
今春より念願だったハーブ栽培を、我が家の畑で始めることができました。
『この土地に合うハーブはどれだろう?』と、『ホーリーバジル・バタフライピー・レモングラス、ジャーマンカモミール・ブルーフォンテン・エルダーフラワー・ローズマリー・ラベンダー・レモンバーベナ・レモンバーム・レモンバジル』を植えて育て、収穫し、何種類かはハーブティーにすることができました。
将来は、日本茶・クロモジ茶・ハーブ茶の三本柱で、頑張っていきたいと思っています。
コロナ禍、原油価格の高騰などで、農家は厳しい状況に
お茶はお客様への小売が売り上げの半分以上を占める中で、新型コロナウイルス感染症の影響が広がってきています。
納品先の飲食店の休業、事業所でのお茶の提供の中止などで、売り上げが激減。
さらに、原油価格が高騰し、製造にかかるコストが大幅に上がり、大きな痛手になっています。
私たちの課題
昨年の豪雨災害で小さい農家の存続の危機も感じ、自然災害にも負けない農業を、これから作っていかなければならないとも痛感しました。
ひとつひとつ人の手で大切に作っている私たちの現在のスタイルは、次の様な課題があると考えています。
●茶葉の製造機械は大半が重油とガスで稼働しており、燃料費の高騰によって、製造コストが上昇している。
●大半の商品の販売価格が、約20年前から据え置かれたままになっている。
●家族経営で茶の栽培から収穫、加工、販売まで行っており、人手や時間に限界がある中で、家族経営であるがゆえに時間の制限なく作業を行っている。
●生産の方が手一杯となっているので、販売促進に力がさけない。
食の多様化に対応する新たな次の一手を打つと共に当園の商品展開、パッケージデザイン、販売方法を考慮して存在感を確立し、直売をメインとしている中で、新たなブランドを立ち上げたい。
就農して約20年が経ち、今年はシングルになって子育てをしながら人に喜ばれるものを作り、地元の農地再生や雇用創出、そして耕作放棄地を再生させて、この土地に合う獣害にも負けない作物であるクロモジを植林して育て新たな特産品を作りたい。身体に良いとされるクロモジをもっと広めていきたい。という思いが、このプロジェクトを始める決意に結びつきました。
「人が元気になる、喜んでもらえるモノ作りをしたい」
「人を応援する農業」を目標に、女性や高齢の人でもできる農業の新たなカタチ、地域の雇用を創出して、新しい特産品を作って、地元を活性化させたいと思っています。
不調に悩みながらも、家事や育児、仕事と忙しい日々を送る中で、同じように頑張る方を応援できるような、その方の力になったり、ホッと癒しを感じられる時間を感じてもらえるものを作りたい。
コロナ禍により疲弊した人々を癒し、心身ともに健やかな日常の中で「何かちいさな楽しみ」になるようなものを作りたいと思います。
そして、今年取り組みを始めたハーブ栽培(ハーブ茶)と錦峰園の伝統の緑茶、それにクロモジ茶を3本柱にして売り上げをアップして安定させることが、仕事を効率化して新たな商品開発や品質向上につなげる経営の余力を高め、私たちの課題への克服への第一歩になると思っています。
耕作放棄地を再生するための活動と私の想い
農業は重労働です。
周りの農家さんも高齢化と後継者不足で耕作放棄地が増えてきました。
これを放置すると、雑草や害虫の発生、野生生物の侵入、防災機能の低下、ゴミの不法投棄などが増え、地域の住民の生活も脅かされていきます。
耕作放棄地の再生は本当に手がかかります。
耕作放棄地といっても、「ほぼ山」になってしまった様な荒れ果てた土地を切り開いて整地するには、ユンボやチェーンソー、草刈り機や粉砕機等の機械が必要になります。
背丈程の木のような草を刈るのに何度も刃を交換し、雑木はチェーンソーで伐採し、根はバックホーで掘り起こし、土壌改良剤を投入して何度も耕し、いろいろな機械を使用しながら、とても時間がかかる仕事です。
農地は一度荒れ果ててしまうと、再生するのは本当に大変です。
荒れた土地を再生しようと試みて作業をする中で、これは自分たちだけの問題ではなく未来の子供たちにもつながる課題だと感じ、耕作放棄地を開墾し、新たな特産品作りをしたいと思うようになりました。
こうして耕作放棄地を開墾し、そこで育った和ハーブを販売するという形で、生活の保証ができるようなシステムを構築することにより田舎に人がまた集まり、最近では民家の近くにまでイノシシが出没するような事例がでてきましたが、耕作放棄地を減らすことにより獣が山から下りて来ないようにする対策にも繋がると考えています。
森の再生を行う中で、この活動が地域経済の安定や町の交流・活性化につながることを夢見ています。
機能性が期待されるクロモジを保護し、森林セラピーなど健康づくりの取り組みをプラスすることで、ヘルシーツーリズムとして、さらには"健康長寿の延伸"に繋がるといいなと思います。
夢を託すクロモジ
そのほとんどが森林に自生していることから収穫に労力を要し、安定供給が難しいクロモジを、島根県中山間地域研究センターでは、クロモジ栽培による耕作放棄地の解消と新たな特産品の開発を目指し、「クロモジを県の特産品」にとの声を受けて、栽培、研究を進めておられます。
島根県中山間地域研究センターさんが発行している「クロモジ栽培の手引き」を活用して、育苗や栽培管理、収穫・調整作業を進めていきたいと思っています。
松江とクロモジとの縁
島根・松江藩は江戸時代に雲州松平家の領するところになりましたが、その7代目藩主・松平不味(ふまい)公は特に有名な藩主で、江戸時代を代表的するような茶人でした。そして、その茶風は「不味流」として現代まで続いています。
そして、茶道との関係からこの頃より京都・奈良・金沢と並ぶ和菓子の一大名所となりました。その流れが今に繋がっており、現在でも松江では和菓子の生産が盛んに行われています。
和菓子と言えば爪楊枝が連想されますが、和菓子にセットされる高級爪楊枝の原料こそクロモジの木です。松江でクロモジの爪楊枝を生産しているわけではありませんが、和菓子を通して少なからぬ縁を感じてしまいます。
私たちの住む町(大井町)とクロモジとの出会い
私達の住む松江市大井町は、コンビニもなく、公共交通機関の本数も少なく、鳥の声、虫の音…自然の音が聴こえる、田んぼと山に囲まれた、中海のほとりに位置する静かな山里です。
近年は、イノシシ等の獣害に悩まされ、野菜を作っても野生動物に食べられてしまう被害が増え、耕作をやめてしまう田畑も増えてきました。
どんどん広がる耕作放棄地、荒れる山。
自分が幼かった頃の里山の風景を蘇らせたい。
もう一度再生して、獣害に遭わない作物を植えて、里山を再生したい!
この地が好きだから、この地を守っていきたい。そう思うようになりました。
そんな折に、近所のおばあさんから教えてもらったのが、クロモジです。
長年お茶の委託加工をお受けしてお付き合いのある親しい方とクロモジの話になり、大井町からは少し離れた場所にあるご自身所有の山に生えるクロモジを実際にわけて頂くことができました。
その香りや色、形の美しさに加え、「有用植物」とされてきた数々の効果・効能、植物がもつ力に感動して、「この素晴らしい植物を、自分の手で育てられたらどんなに素敵なことか」と、素直に感じました。
それから、クロモジの苗や育て方などの情報収集に奔走し、SNSを通じて県内のクロモジを使ったお茶を作っている方々と繋がりながら、荒れた農地を再生し、クロモジを植林するプロジェクトをできる範囲からスタートさせました。
世代を超えたウーマンパワーで、地域の未来へ繋げたい。
”地元地域の資源や、魅力を活かす和ハーブ事業”を目指した活動をすることとは、大井町で育てられた植物の香りを活かした商品作りを実現させること。
だけど、私一人の力では到底できないと思っています。
植物の栽培をしたい人、あるいは得意な人や、その技術や知識を持っている人が仲間になってくれたら…
商品企画をすることが好きな人。また、あるいはそんな仕事をやりたいと思っている人や経験がある人が仲間になってくれたら…
皆で力を合わせて良質なハーブを栽培・製品化して皆様のお手元に届けること。
それが、「働く人も、商品を手に取った人もどちらも幸せになる」ことに繋がると思います。
そんな和ハーブ事業へと発展させたい!と思っています。
このプロジェクトを立ち上げた背景
農家の高齢化が急速に進んでいる今こそ、管理できず放棄される畑を和ハーブ”クロモジ”の畑として活用していくことで、①耕作放棄地を無くし、②生産力が高く、③若者から高齢者、女性、障害を持つ人など多様な人材が活躍できる農園を実現したいと考えています。
そして、将来の日本の農業を支え、発展させられる新たな農園経営の先駆けとなることを目指して、農業女子が活躍できるような、島根県の特産作りをしたいと思っています。
今回のクラウドファンディングにおいて資金が集まらなければ、新たな目標を目指してもう一歩前へと前進することができない状態になってしまいます。
どうか・・・皆さまのお力を貸していただきたく、心からよろしくお願い申し上げます!
このプロジェクトで実現したいこと
お茶市場の低迷、そして農村人口の減少と生産農家の高齢化という現実に直面し、現在では管理が困難になり手放される畑がますます増えています。
規模の小さい農家の経営実態はとても厳しく、将来はないのでは…という危機感を抱きながらも、「この町を限界集落化させたくない」、「希望のない環境の中で農業を続けたくない」、「若い人や女性など、もっと色々な人が集まり、活気のある農村を作りたい」と思うようになりました。
皆様から頂いたご支援で、雑木や竹を伐採、伐根し、その後、耕し整地、和ハーブ”クロモジ”畑として再生。
自分たちのブランドを広め、継続できる農業を目指していきたいと考えています。
また、獣害もこの地の問題となっており、耕作放棄地は、獣たちの住処となっている為、周りの畑の作物への被害も年々増え、その対策にもあてたいと思います。
中海のほとりに広がる、かつての美しい眺望、里山を取り戻し、自分達だけではなく地域に活力を与え、私たちの子供たちの未来へ、継続できる農業への礎となるモノ作り、人に喜ばれる和ハーブ作りを目的とします。
鳥獣害問題が起きている山間地の農地において、被害を受けにくいとされている「クロモジ」。
農業の担い手不足の中で、女性農業者が活躍できる農業をしていきたい。
10年以上放置された耕作放棄地を新たに開墾するためには、草刈りをして、トラクターで耕すという簡単な作業では畑にできません。
ここまでの荒れ地になると、従来の農業では必要ないチップチッパーやハンマーナイフモアなどの重機を使って、たくさんの木を取り除く必要があります。
耕作放棄地を農地に再生し、島根県の新たな特産品を作るというシステムを構築し、雇用を生むことで過疎化の進む農村地域を元気にしたいと思っています。
農業機械の入りやすい広い農地は大型農家に引き継がれていきますが、
小さな農地や環境・条件の悪い農地は放置されてしまうのが現状です。
農地は一度荒廃させてしまうと、元に戻すには何年もかかります。
今どうにか保たれている農村風景は、さらに高齢化の進む10年後には全く姿を変えてしまう。
それを食い止めるには若手の就農者が必要不可欠。しかしお金にならないと続けていくことができない。
安定した収穫と収入をどうするべきか…
「安定した収穫」、それは農家の目指すところです。
しかし作物は生き物なので毎年異なる気候に左右されてしまう。
そればかりか近年ではひどくなる一方の獣害にも悩まされ、この獣害だけでも防げないかと考えたのが和ハーブ栽培でした。
クロモジ栽培は、手間は掛かりますが、とても優れた作物だと実感しています。
クロモジを栽培することで雇用を生み出す。
そして地域に若手の就農者が定着することで農地が維持されるばかりでなく、地域に活気が戻る。
このプロジェクトをきっかけにして、次世代に繋がる地域の明るい未来展望を期待できる場を創生したいと思っています。
クロモジのご紹介
北海道南端から九州までの広い地域の低山や疎林の斜面で自生しているクスノキ科の落葉低木です。
クロモジの樹皮の特徴的な黒い斑点がまるで枝に浮き出てきた黒い文字のように見えることから、クロモジ(黒文字)と名付けられたようです。
クロモジの幹と枝は、高まった神経を鎮める作用や席を鎮める、気管支粘膜の充血を取るなどの作用がある、漢方薬の烏樟(ウショウ)として用いられることもあります。
クロモジの根皮には胃腸の働きをバランスよく整える効能や、急性胃腸への効きめがあり、漢方として以外にも細かく刻み入浴剤としたクロモジ風呂に浸かると神経痛やリウマチ、肩こり、腰痛、冷え性などに効果があり、体の内側と外側両方から体を温めることができます。
ハーブティーから高級爪楊枝、香油を活かした製品にも使われ、クロモジはその香りからリラックス効果のあるクロモジ茶をはじめ、枝から抽出した精油は心身の疲れを癒したり、不眠症を解消する効果、抗菌作用などがありオイルや石鹸、入浴剤に加工され使われています。
●クロモジ茶に含まれる成分
クロモジ茶に含まれている成分は主に5つあります。
リナロール:テルピオネール:リモネンタンニン:シオネール:
クロモジ はカフェインなど妊婦さんや小さい子供に悪影響を与える可能性のある成分を含んでいないので、家族全員で安心して飲むことができます。
●クロモジの豊かな香り
クロモジは特徴的なその香りから和製のローズウッドとも呼ばれ、近年ではアロマとしての需要も伸びてきており、リフレッシュ効果も期待することができます。
香りが良いハーブティーは味が独特な物も多いですが、味にクセが無いため飲みやすく、体の内側と外側からクロモジの豊かな香りを感じリラックスタイムを過ごすことができます。
●香ばしくスッキリした味わいが人気
クロモジ茶の特徴は香りと思われていますが、スッキリとした味も特徴的です。
クロモジ茶は他のお茶との相性も良く、その日の気分によって様々なお茶に入れてアレンジを楽しむことができます。
クロモジはお酒との相性もとても良く、クロモジの枝を焼酎に漬け込むと普段とは一味違った大人の味を楽しむ事ができます。
当園で今年栽培を始めたハーブのご紹介
●ホーリーバジル
ホーリーバジルとは、熱帯地域原産のシソ科メボウキ属の植物です。ホーリーバジルの別名・トゥルシーは、サンスクリット語で「比類なきもの」を意味し、5000年以上前から聖なる植物として人々に崇められてきた歴史のある植物。インドの伝統医学・アーユルヴェーダでは「不老不死の霊薬」とされています。 スイートバジルよりも香りが強く、スパイシーな刺激の中にミントのような清涼感が広がることが特徴です。また、香りの成分である「リナロール」には心をリラックスする効果があるとされ、不安やストレスを解消する効果があるとされます。
●バタフライピー
バタフライピーとは、赤道付近の熱帯地域に生息するマメ科のつる性の植物です。大きく開いた花びらの形が蝶々(Butterfly)に似ていることから、この名前で呼ばれるようになりました。6~9月にかけてコバルトブルーの美しい花をたくさん咲かせます。ただし、一日花で夕方にはしぼんでしまうので、その日のうちに手でひとつずつ摘み取らなくてはいけません。花はそのまま使ったり、ドライハーブにして使うことが可能です。花は非常に美しい色をしているため、ハーブティーは鮮やかな青色が美しく、SNS映えすることから近年注目されています。
●レモングラス
レモングラスは、インド原産のイネ科の多年草で、葉にはレモンと同じ「シトラール」という成分が含まれており、さわやかな香りが香水に使われます。また、葉には酸味もあるので、生や乾燥させて粉末にしたものを、料理の香りづけやハーブティー、精油などに利用されます。 レモングラスの香りには、人の脳を刺激する作用があり、疲れたときや元気がないときに気持ちをリフレッシュさせる効果があるとされています。
その他にも、8種類のハーブの栽培に挑戦しましたが、まだ試行錯誤中です。
来年以降も引き続き、この土地に合うハーブの栽培を続けていこうと思っています。
現在【エルダーフラワー・ラベンダー・ジャーマンカモミール・ローズマリー・ブルーフォンテン・レモンバーム・レモンバーベナ・レモンバジル】に挑戦中です。
資金の使い道
【土地を再生するために必要な費用】
・チップチッパー 1,500,000円 (茶園管理にも使用)
・ハンマーナイフモア 800,000円 (茶園管理にも使用)
【クロモジを栽培するために必要な費用】
・マルチ・防草シート 100,000円
【新商品の開発に必要な費用】
・クロモジ関連商品の開発費 100,000円
・デザイン委託費、パッケージ印刷費 300,000円(補助金も申請予定)
・蒸留器の購入費 100,000円
※本プロジェクト実行の為に必要な金額のうちクラウドファンディングの目標額との差額分につきましては補助金、借り入れ、自己資金で賄う予定です。
自己資金ですべてを賄うことが難しいためクラウドファンディングに挑戦し、皆様にお力添えいただきたいと思っています。
リターンのご紹介
今春より栽培を始め商品化に目途が立ってきたハーブ茶3種(ホーリーバジル茶・バタフライピー茶・レモングラス茶)をベースに各ハーブティーに錦峰園自慢の煎茶・和紅茶をプラスして飲みやすくした商品に加え、先行試作品のクロモジ茶に錦峰園で長年愛されている番茶をブレンドしたブレンド茶を加えた4種類の錦峰園オリジナルブレンドのハーブ茶をご用意しました。
そして、ハーブ茶単品に加え、錦峰園製茶場の煎茶・番茶・和紅茶や美味しい新米を組み合わせた物もご用意しています。
また、最近ご要望が多く受注生産しておりました当園で栽培したコメを自家製粉した米粉も、リターンの品に加えています。
お茶は錦峰園らしさを感じていただける渋みと旨味がミックスした煎茶や昨年好評をいただきました焙じ番茶。当園で収穫した茶葉から手間暇かけて作りました和紅茶をお届けします。
米は出来の良い今年の新米から選りすぐった物をお届けします。
※ハーブのうち、クロモジ・バタフライピーにつきましては、今回用意できる原料に限りがありますので数量限定になっています。来シーズンはご支援いただいた資金を原資に安定供給できますよう栽培体制を拡充していく予定にしています。
※米粉につきましては、米粉の生産設備の都合上、大量生産できませんので限定数を設定させていただいています。
※米(新米)につきましては、自信を持ってお届けできる新米の在庫量の都合で数量限定とさせていただいています。
※当クラウドファンディングのリターンの品(ハーブティー・お茶・米・米粉)の製造者は、錦峰園製茶場・島根県松江市大井町626番地となります。
◎リターンの品(30000円)の内容のご紹介
(ハーブティー・錦峰園ブレンド4品)
①品名 クロモジ茶(錦峰園オリジナルブレンド茶)
●内容量 12グラム(2グラム×6個)
●原材料 クロモジ、緑茶
②品名 ホーリーバジル茶(錦峰園オリジナルブレンド茶)
●内容量 17.5グラム(2.5グラム×7個)
●原材料 緑茶、ホーリーバジル
③品名 バタフライピー茶(錦峰園オリジナルブレンド茶)
●内容量 12グラム(2グラム×6個)
●原材料 緑茶、レモングラス、バタフライピー
④品名 レモングラス茶(錦峰園オリジナルブレンド茶)
●内容量 17.5グラム(2.5グラム×7個)
●原材料 緑茶、レモングラス
①~④ 共通
●産地 国産(島根県産)
●保存方法 常温(直射日光・高温多湿を避けて涼しい場所で保存してください)
●賞味期限 製造日より1年
(お米)
⑤品名 米(野津さん家の美味しいお米)5キロ×2袋
●内容量 10キロ(5キログラム×2袋)
●産地 国産(島根県産)
●保存方法 常温(直射日光・高温多湿を避けて涼しい場所で保存してください)
●賞味期限 精米時期(年・月)を記載しております。
※令和4年度産の新米をお届けいたします。
(お茶)
⑥品名 錦峰園・煎茶(松江づくし・特上煎茶)100グラム
⑦品名 錦峰園・煎茶(松江づくし・上煎茶)100グラム
⑥~⑦共通
●内容量 100グラム
●原材料 緑茶
●産地 国産(島根県産・静岡県産)
●保存方法 常温(直射日光・高温多湿を避けて涼しい場所で保存してください)
●賞味期限 製造日より1年
⑧品名 錦峰園・番茶(松江づくし・ほうじ番茶)150グラム
●内容量 150グラム
●原材料 緑茶
●産地 国産(島根県産)
●保存方法 常温(直射日光・高温多湿を避けて涼しい場所で保存してください)
●賞味期限 製造日より1年
(御礼の気持ちを込めたメッセージカード)
⑨品名 御礼の気持ちを込めたメッセージカード
錦峰園製茶場のオンラインショップと情報発信ページのご案内
●錦峰園製茶場の商品を手に取っていただけるオンラインショップのご紹介
https://kinpouen.thebase.in/ (錦峰園製茶場オンラインショップ)
錦峰園製茶場の各種製品(お茶・米)を販売しているオンラインショップです。宅急便配送のため規定の運賃はかかりますが、各種商品の複数注文やクリックポスト配送では送れない商品(商品が大きすぎるなど)もお買い上げいただくことができます。
https://117kinpouen.theshop.jp/
クリックポスト配送を利用して手頃な運賃で錦峰園の商品を手に取っていただけるように始めたオンラインショップです。クリックポストで送れる範囲内で、複数個セットやコンビセットもご用意して複数品セットでは価格の割引きもしています。(クリックポスト配送に対応できる商品のみのお取り扱いになっています)
最後に
私の想いを知ってもらい、共感をしてくださる方がいると信じて、新たな挑戦として、第二弾のクラウドファンディングをさせていただくことを決めました。
これまで、多くの皆様に応援をいただき、またご縁に支えられてきました。
これからも、その形はきっと変わりません。
この想いを大切にしながら成長していきたいです。
将来が不安と心配するばかりでなく、農業が衰退していくと嘆くばかりでなく、夢を描いて、現実とどう向きあって、どう行動していくか…。
私たちの新しい挑戦に、皆様、どうかご支援をよろしくお願いいたします。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
もっと見るプロジェクト終了の御礼と返礼品等発送完了のご報告
2023/02/12 10:23この度は錦峰園製茶場のクラウドファンディングにご支援・応援くださり、誠にありがとうございました。おかげさまで、1月15日をもって募集期間を終了し、55名の方々から551,000円のご支援を賜ることができました。皆様のご厚情に改めて感謝申し上げますとともに、衷心より御礼申し上げます。さて、1月下旬より順次返礼品等の発送を進めてまいりまして、昨日2月11日に全ての方への発送を完了いたしましたことをご報告させていただきます。週明け過ぎても届かない…という場合や、すでにお手元に届いている方、これから届く方で、ご支援内容と違う場合や不足不備など、なにかございましたら、お手数をおかけしますが、CAMPFIREのメッセージまたは下記の連絡先までご連絡をお願いいたします。クラウドファンディングへご協力いただいた全てのみなさまへ。本当に、ありがとうございました。今後とも、私たち錦峰園製茶場に応援をいただけますよう、よろしくお願い申し上げます。錦峰園製茶場 野津 知里メール chisato@kinpouen.com もっと見る
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