ここまで多大なご支援ありがとうございます。CAMPFIRE運営スタッフでございます。
1つめの支援金の受け入れ先である0円キャンプスクール様からの活動報告を投稿させていただきます。現在までの活動や現在の現地の状況などが報告されていますので、ご覧いただけますと幸いです。
以下、0円キャンプスクール様より。
ライフラインが電気、水、そしてガスと順に回復し始めています。
しかし、半壊、倒壊を免れた被災者も、収まらない余震に怯え、家で寝ることができず、車中泊を続ける方がまだまだ沢山います。
避難所の人数もまだまだ減りません。経済・流通面での日常は取り戻しつつある熊本ですが、昼間は仕事に出て、夜は避難所で寝泊まりをする、そんな被災者が多いのが現状です。
さて、「0円キャンプスクール」の活動ですが、現在は「0円キャンプスクール」として最初に活動を始めたメンバーをコアに、他の団体との統合し、「熊本支援チーム」として活動を行っています。
今回の熊本地震では県内外から沢山の個人、そして団体のボランティアが参加しています。その中で深刻化しているのが“物資配送先のダブり”です。というのも、被災者がSNSを利用して簡単にSOSを出せるようになり、それを複数の団体が見て、そこに物資が集中してしまうのです。したがって、大渋滞の中、必死に物資を届けたとしても、「あっ、さっき物資いっぱいもらったから、もう大丈夫です」と断られるということが非常に多いのです。
そこで、我々のチームが中心となり、熊本県内の公式、非公式の避難所、そして個人の情報をデータベース化し、複数の団体がどこにどのようなニーズがあり、そのニーズに対してどの団体がアクションを起こすのか、ということを全体で共有できるようにしています。
報道では熊本県内の公式・非公式の避難所は合わせて750箇所と言われていますが、私たちのデータベースは現状1,000以上を把握し、実際の支援活動に活用しています。
また、データベースの情報をマップに落とすことで、
・特に被災者(避難所)が多いエリア
・まだアプローチできていないエリア
などが可視化できるため、上記エリアに対してローラー部隊を結成しました。この部隊は、物資をトラックに積み込んでそのエリアに赴き、団地や公民館などをとにかく現地で探します。そして、地域住民と会話することで困っている人を探し出し、支援を行うというアクションも行っています。
現在は、熊本市、そして熊本県とも度々打ち合わせを行い、非公式な避難所に対する支援を私たちのチームを中心に担っていくための協力体制を構築しています。具体的には、避難所や独居老人で物資支援を必要としている方々の情報共有、そして、物資の共有などです。
「本当に困っている人に対して物資支援を行う」というベースアクションの下、現在、様々なアクションが展開されはじめました。
それを毎日70人から100人のボランティアが支えています。
毎日捌いている物資は100tに近いときもあります。
たった数人で始めた支援活動でしたが、campfire様からの支援金があったことで初動でしっかりと羽を広げることができたため、現在では熊本地震における物資支援のなくてはならない存在になりつつあります。
これからは、なかなか思うように避難所に行けず、満足に物資支援を受けられていない独居老人や、老夫婦家庭、障害者家庭などの発掘を進め、「本当に困っている人に物資を届ける」活動を続けていきたいと思っています。