皆様、こんにちわ。江ノ島片瀬漁業協同組合です。
今日は私たちの一番の商売道具である「定置網」の被害について書きたいと思います。
昨年10月に江ノ島片瀬周辺を襲った台風21号、その猛威により私たちの無くてはならない「定置網」が破れ破損し完全に使用不可能となりました。
定置網漁とは、海中に大きな網を仕掛けて回遊する魚群を誘い込み、その網に入ってきた魚をとる方法です。網の中でも魚は自由に泳ぎ回れるため、魚にかかるストレスは少なく味が落ちにくい事に加え魚の体を傷つける事無く綺麗な状態で捕獲できる漁です。
乱獲にもなりにくいため海に与える影響も少ない環境にやさしい漁法とも言われています。
この定置網漁で私たちは夜中から数々の魚を獲り、毎朝取引先の飲食店様や私たちの直売所で多くのお客様に新鮮な状態でお届けしておりました。しかし台風によりこの定置網が使い物にならなくなってしまい、しばらく魚を十分にお届けする事が出来なくなってしまいました。
定置網だけで被害額は8,000万以上と試算しています。
現在は神奈川県藤沢市からの補助金もありなんとか定置網漁は再開する事はできましたが、私たちの施設や水槽等の破損や後片づけやしばらく漁が出来なかった間の運転資金など諸々の費用が重くのしかかったままの状況です。
台風の後、破れた定置網を回収致しました。
引っかかっていたのは魚ではなく、台風により流されてきた大量のゴミでした。
今は私たち従業員みんなが前を向いて活動しているところです。毎朝漁を行い、直売所ではたくさんのお客様に新鮮な魚をお届けし喜んで頂いています。
しかし本当の再生にはまだまだほど遠い状況。
今回私たちが仕掛けたイベントを通して大きな台風被害を受けた江ノ島片瀬周辺や私たち江ノ島片瀬漁業協同組合の活性化の起爆剤としたい。
今回のクラウドファンディングを通して少しでも私たちをお手伝いを頂けたら幸いです。
皆様のご支援お待ちしております。