写真はもうすぐ里親さんのところに行く三毛猫。
少しずつでいいから、あなたのペースでいいから、新しい生活に馴染んでね。
ここは一時的な預かりスペースで、ここで馴れてもまた新しい環境にチャレンジしなければいけない保護猫たち。厳しい外の生活から、屋内へ・・・・・
保護できてよかったね。保護されてよかったね。
そう思うけれど、この子たちは新しい世界に不安でいっぱい。
やっと馴れたかなと思った頃に、今度はもっと温かな環境に・・・・・
幸せになれてよかったね。
いつもそう言って送り出すけれど、この子たちにわかるはずもなく、不安でいっぱい。
それでも里親さんからのメールで、少しずつ落ち着いた顔の写真や、おもいっきりいたずらしている写真や、仰向けになったり、床に落ちて寝ていたり、穏やかな表情になり、幸せがはっきり見て取れる写真をみながら、
幸せになれたよ という声が、やっと聞こえた気がする。
姫路城に1匹の仔猫がいる。
黒猫なので夜に見つけるのはなかなか難しいのだけれど、そういう時にしか出てこない子が多い。寒くなってきたので、何とか捕獲したいと、
石の上にも3年ではないけれど、現れるのを確認できたあたりの石に座って、
ひざ掛けをして、星を見上げながらその時を待つ・・・・・
そばには数年前にTNRした猫がそっと寄り添い甘えてくる。
あの頃はとにかくTNRをと姫路城周辺の猫を捕獲しては、病院に走った。
その後の出会いで、里親募集の形に変わっていったけれど、以前の猫たちは桜耳で、
いろいろな方に見守られている。
何時間か過ぎて、今日はもうあきらめるしかないと・・・・・
そんな日が何日も過ぎたけれど、黒猫の仔猫はまだ保護することができない。
焦ると捕獲できないので、しっかり場所を把握して、捕獲につなげたい。
1匹でも多くの子を、温かな場所に連れていきたい。
1匹でも多くの子を、温かな場所で過ごさせてあげたい。
里親さんからの幸せな便りにいつもそう思う。