3月11日のあの日私は上海に仕事の為に来ていました。震災の時間は機中なので全く知らず・・・
移動の為にリニアモーターカー、そして地下鉄に乗った時に初めてそのニュースを聞きました。
その時、本当に血の気が引いたのを覚えています。その足で一軒、訪問する予定があったのでそこへ行って商談し定宿にしているホテルにチェックイン。
そして、部屋に入ると何やら手紙が・・・
ホテルの支配人からの直筆の手紙です。内容は
「親愛なるMr TSUKASA SANGAWA、今回の地震について深くお見舞い申し上げます。我々は深い悲しみをもってこの事を受け入れております。私たちにできることがあればなんなりとお申し付けください。最善の努力をすることを惜しみません。支配人・・・・・」
だったように思います。英文なので正確じゃないかもしれませんが。
本当に嬉しかった・・・ 日本人宿泊者は私一人だけだったかも・・・
正確なニュースが伝わらない状態では最悪な事を考えてしまいます。場所が東京近くのように言われていたので、国のシステムが麻痺、飛行機が飛ぶのか?、経済システムは?と不安ばかりでした。
そんな中で頂いたホテルの心遣いの手紙は最高のサービスでした。
この時のサービスが、私の仕事に対するお客様へのサービスへの思いに影響を与えたことは言うまでもありません。
今回のプロジェクトへの思いにはこの時の経験も生きています。iQのオーナー様への思い、自動車を文化として楽しみたい方への思い、自動車の社会における役割をどうするか等等・・・
ちなみにこのホテルの名は「Sofitel Highland SHANGHAI」です。私が上海の貿易会社との関係を2016年に断つまでの間、延べ380日ほどお世話になりました。





