今回様々な所でプロジェクトについて発信させていただきましたが、
お乳を使って何か作る、という時と
お肉にします!
という時、反応は必ずしも同じではありませんでした。
命を頂くことが、重たく受け止められる事がやはりあります。
私自身も
命を断つ事ということを決めるのですから、
気持ちは重め。
牛が生まれて、名前を付けてかわいがって、お乳をもらっても、最期は飼い主である私達が命を頂く決断をする。
これは当たり前の責任だし、ここから逃げては家畜を飼う事などできないのだと、最近やっと向き合う事ができました。
でも、また私達の元へ帰ってきてくれる。
怪我や寿命で亡くなると、そのまま運ばれて居なくなってしまいますが、
お肉として私達の元へ帰ってくる。
それは素直に喜ばしいことです。
アイヌには熊送りの儀式というのがあります。
小熊(アイヌでは熊はカムイ=神様)が捕まると、手厚くもてなしてしばらく飼ってから、神様の元へ魂をお返しするのです。すると熊のカムイはその村に沢山の豊かさをお返ししてくれると信じられていました。
わかる感じがします。
私には牛がカムイなのです。
お肉をスーパーで買って食べる普通の生活の中に、ずっと見えないように隠されている当たり前のこと。
隠されつづけているが故の抵抗感があるのかな、そんな気もしました。
プロジェクトの終了は11月13日までです。
少しでも必要な方に広まってくれたらと願っています。