11月終わりから、カフェで使うテーブルの製作を進めています。
散居村の景観を構成する大事な要素に「屋敷林」があります。屋敷林は、昔、この地域特有の南西からの強風を防いだり、落ち葉や枝を燃料にしたり、家の材料にしたり、とても大切なものでした。ところが現在は、このような用途が不要となり、どんどん伐採されています。
このテーブルの材料は、今年春の大風で倒れた屋敷林だった松をもらってきました。当初、薪ストーブの薪として使用するつもりでしたが、とても大きな木でしたので、この厄介者となった屋敷林で何か素敵なものを作れないかと思い、古民家ドックカフェのシンボルとなるようなテーブルにしようと考えました。丸太を半分に割って、それぞれ違う雰囲気の2つの兄弟テーブルにします。
中心になって制作してくれているのは、Iターンしてきた移住の先輩、彫刻家の嶋田さんです。
とても気さくな方ですが、腕は一流です。仕事が乗ってくると、テーブル作りというより、まるで木彫を作っているようで、不思議なテーブルが出来つつあります。
これらのテーブルにも、ぜひ会いに来てください。
詳しい製作工程は、そらもようのホームページに掲載予定です。