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三好春樹さんの単行本3点復刊!「生活リハビリ」の楽しさ&奥深さを後世に伝えたい!

三好春樹さん(生活とリハビリ研究所・代表)が提唱する「生活リハビリ」「認知症介護」「関係づくり」の考え方を、これからも高齢者介護の仕事にたずさわる方々に伝えていきたい。書店やインターネットでは中古品しか手に入らなくなった単行本『認知症介護』『関係障害論』『ウンコ・シッコの介護学』の復刊を目指します。

現在の支援総額

3,566,000

178%

目標金額は2,000,000円

支援者数

114

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2022/11/06に募集を開始し、 114人の支援により 3,566,000円の資金を集め、 2022/12/15に募集を終了しました

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現在の支援総額

3,566,000

178%達成

終了

目標金額2,000,000

支援者数114

このプロジェクトは、2022/11/06に募集を開始し、 114人の支援により 3,566,000円の資金を集め、 2022/12/15に募集を終了しました

三好春樹さん(生活とリハビリ研究所・代表)が提唱する「生活リハビリ」「認知症介護」「関係づくり」の考え方を、これからも高齢者介護の仕事にたずさわる方々に伝えていきたい。書店やインターネットでは中古品しか手に入らなくなった単行本『認知症介護』『関係障害論』『ウンコ・シッコの介護学』の復刊を目指します。

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高口光子さん(元気がでる介護研究所)の
フェイスブックへの投稿をシェアさせていただきます。
貴重なメッセージ、ぜひご覧ください!

* * * * *

「関係障害論」他の再発行の計画が始まりました。
当時「関係障害論」を初めて読んだ頃の文章を掲載します。

当時…と言っても、三十年くらい前ですが、
私はリハビリテーションの学校を卒業して、
同級生の皆んながそうだったように、病院に入職した。
学卒新卒のキラキラで勤めた老人病院は異様に見えた。

老人は大きな布オムツをつけられて、
裸同然に横たわっている上から浴衣をかけられていた。
鼻から管を通して、手足を浴衣の紐で縛られていた。
それでもゴソゴソする人はツナギの服を着せられていた。
それでも動く人は、檻のようなサークルベットの中にいた。
それでも動く人は、精神科病棟に転棟して、
柔道着のような抑制服を着せられ、
薬か電気療法でおとなしくなっていった。

大部屋の病室には、5〜8人のお年寄りがうごめいている。
外から鍵がかけられていて、
その病室の前に立ちガラス越しに老人を覗くと、
一気に集まって来て、手を伸ばしてきたり、ドアを叩くので、
怖くなって足早に立ち去っていた。

何もかも気に入らなかったが、それを口にすると、
「若いねぇ」「そのうち慣れる」と言われ、
もっと大人になりなさい、見っともないわよ。
と忠告されていた。

それでも何か言わなきゃ!と思って、
「QOL」とか「廃用症候群」とか「個人の尊厳」とか
「リハビリテーション」とか言っていた。

そんな教科書みたいなコト言ったって、通用しないわよ!
と、看護婦(今の看護師)から鼻で笑われた。

教科書しか知らない新人は、
「この人たちには、教科書以外の言葉があるんだ!
どこにそれはあるんだ!?」
と思って、看護婦の看護雑誌を読み漁った。
そしたら、三好春樹という人が、
老人の生活とリハビリについて、
医学書院の看護雑誌に連載をしていた。
「そうそうコレコレ」とか思って、
看護婦長室に入り浸って、その雑誌のバックナンバーを辿って、
三好春樹を全部読んでみよう!と、思った。

「三好春樹」の連載から借りてきた言葉だけど、
私はその言葉を使って少し看護婦に言い返せるようになり、
看護助手という味方もできた。

その頃、三好春樹という人は、人前で話し、
その連載をもっと深めて本を出していた。

私が看護婦・看護師のケンカに明け暮れ、
介護職になってグズグズしている頃、
「関係障害論」が出版された。

「介護は関係」
この言葉から、全国の介護への見方・考え方が変わった。
この言葉を理解して、人に伝え、介護実態を変えるには、
さらに十年以上の歳月が必要であった。

「老人を縛るな」
この言葉をこの日本で、本として公式に発言したのは、
三好春樹が最初である。

「関係障害論」を読んでからの私が、
看護師と話すと、看護師はよく泣いた。
これが、教科書に書いてない言葉の力なのか。

あれから、どれくらいの年月が経つのだろう。
もう一度、もう一度、読み返してみたい。

これから新しく介護の現場にやって来る人に、
まだ出会ってもいない新しき介護の人に、
この本を手渡し続けることが、
今、介護をしている私たちの責務だと思う。

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