こんにちは、プロジェクト運営者のユグチヨシユキと申します。プロジェクトを支援してくださっている皆様、ページをご覧くださっている皆様、ありがとうございます!
本日は、現場の様子を報告させていただきます。
雨漏りしている屋内の主たるスペースは、天井を撤去し、その上の構造をすべて街の木で造り直したいと考えています。使う当てもなく集めまくっていた多種多様な街の木の木材で、街の木の森(都市森林)の縮図のような構造物になることを夢見ています。
本格的な工事開始に先立って、セルフで天井板の撤去を行いました。硬い天井板の撤去は大変でしたが、おかげで中の様子がよくわかるようになりました。見えてきた鉄骨はとても力強く素敵でしたが、それはまた次回のレポートでご覧いただきたいと思います。
問題の屋根。板金がめくれあがって、下地の木材まで丸見えになっています。水が竪樋まで流れるはずの側溝には落ち葉や泥が溜まり、草が生え、向かいのケヤキ並木から落ちたであろう種から芽生えたケヤキの赤ちゃんまで、、、
こちらは下屋の屋根ですが、こちらも波板の段階で取り替えていれば傷むことはなかった鉄骨にまで傷みが進んでしまっています。
屋根のメンテは傷んでからではなく傷む前、が結局一番メンテ費用も抑えられるのですが、なかなかできないことですよね。虫歯になる前に歯医者さんに行くのが良いと言われても、なかなか足が向かないのと似ています。
裏庭から見た木造部分。こちらも雨仕舞いの問題から土台の木材の交換や、屋根構造の見直しが必要です。
そして目下、大優先で進めているのが、草むらだった地面を舗装する作業。このスペースは、屋外での木材の自然乾燥・保管場所であり、製材ワークショップなどイベントのためのスペースとしても使われます。
湿気を嫌う木材の乾燥場所としては、地面が土や砂利など湿気が上がってくる状態ではマズイのです。
というのも、すでに行き場を失っていた木材たちを運び入れざるを得ず、建物の改修作業の支障になりはじめています。来月には、大きな解体現場から引き上げてきたたくさんの丸太の製材も予定されていて、その木材もトラック何台分も出てきます。これらを受け入れる先、裏庭の木材置場スペースの完成が急がれているのです。
良い職人さんですぐに工事に入れるヒマな人などいないのですが、ちょっと空いた時間に来て断続的に進めるでも良いからと頼み込んで、できるだけはやく使い始められるよう進めています。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
明後日には、改修で使う構造材となる柱や梁の木材を、別の保管場所へ行って大工さんと吟味します。その様子も後日レポートいたしますので、またご覧いただければ幸いです。
引き続き、プロジェクトのフォロー、情報拡散へのご協力等、何卒、よろしくお願いいたします。