皆さん、こんにちは!
学校建設チームの山崎木葉です!
前回に引き続き、ラオスについてご紹介させていただきます。
今回は行事、食文化、教育についてお伝えします。
★行事
日本でもお正月や節分などの年中行事がありますよね。ラオスにも様々な年間行事がありますのでご紹介したいと思います。
ラオスの年中行事は中国と同じ旧暦に合わせて伝統行事が行われています。ラオスは仏教国であるため、仏教に基づいたお祭りや行事が多くなっています。
まず、ピーマイラオというラオスのお正月が4月にあります。家の大掃除や仏像・僧侶への灌水やお守りへの聖水かけなどが行われます。お寺をめぐり仏像に水をかけるというのが伝統的な慣習のようですが、最近は子どもたちや若者が街に出て水鉄砲で水を掛け合うという文字通りの水掛けが行われているようです!
6月にはロケット祭りというなんともぶっ飛んだお祭りがあります。名前だけ聞くとぶっ飛んでいますが、田植えの季節である6月に地域でその年の豊作を祈り、雨がたくさん降るようにということで自作のロケットを飛ばすようです。
7月にはカオパンサーというお坊さんが修行にはいる日があります。仏教徒の方にとってはとても重要な日です。講堂でお経が唱えられた後、お坊さんにごはんを渡す托鉢が始まります。この日に講堂に行くとラオスの仏教文化を体験できるでしょう。
そしてお坊さんが修行期間を終えるときに行われるのが、10月のオークパンサーというお祭りです。カオパンサーの時と同様講堂でお経が唱えられ、托鉢が行われます。そして夜にバナナの茎で作ったボートに蝋燭を立ててメコン川に流す灯籠流しが行われます。
★食文化
ラオス料理と聞くと、あまり馴染みがないように感じますがタイ料理と聞くとどうでしょうか?
日本ではラオス料理よりもタイ料理の方が認知されているように感じますが、タイと陸続きのラオスはタイと似た食文化を持っています。
例えば、ラオスの主食はお米です。
日本のお米は弾力のあるうるち米、タイでは軽めの食感のタイ米。ラオスはなんともち米です。このもち米はラオ語でカオニャオと言います。
どうやらカオがごはん、ニャオが粘りという意味のようです。
カオニャオは竹で編んだ下の写真のような容器に入れられて食卓に出されます。
このとってもかわいい竹かごはティップカオといいます。
小物入れにしちゃいたいくらいの可愛さですよね笑
以前ラオス料理のお店に行った時ティップカオに入ったカオニャオが出てきて感動しました。
ぜひお近くのラオス料理屋さんに足を運んでみてくださいね。
★教育
ラオスの子どもたちの教育事情についてみてみましょう。
その前に、日本の教育制度のおさらいです。
初等教育:小学校6年間 中等教育:中学校3年間 高校3年間
義務教育の期間は小中の9年間です。
一方ラオスでは、
初等教育:小学校5年間 中等教育:中学校4年間 高校3年間
ラオスの義務教育期間は小学校に通っている5年間です。
国によって学年の分け方が違うって新鮮でとても興味深いですよね。
本プロジェクトは初等教育支援が目的なので小学校にスポットを当ててみます。
ラオスの校舎は完全校と不完全校というくくりがあります。なんだそれって初めて聞いた時思いましたが内訳は簡単です。
5学年に1教室ずつ割り当てられていれば、完全校。教室数が少なく、複数の学年の子どもたちが1つの教室で学ぶ複式学級制度がとられていれば不完全校ということになります。
1つの教室で複数の学年のこどもたちが一緒に学ぶという状態は日本ではイレギュラーかもしれませんが、もともと学校に通っている生徒数が少ないところではこの制度が取られているところもあるようです。
ラオスの学校は一般的に給食はありません。よって子どもたちはお昼ご飯を食べにそれぞれの家に帰ります。それめっちゃ不便じゃん、と思うかもしれませんがフランスでもお昼ご飯を食べに家に帰ることは一般的なようです。
ラオスの紹介を2回に分けて行ってきましたが、そろそろエンディングです!
皆様、ラオスをちょっぴり身近に感じていただけたでしょうか?
少し離れてはいますが若干お隣さんなので興味をもっていただけたら嬉しいです。
では、ラオ語でさよならの挨拶をいたします。
ໂຊກດີເດີ