
Re:Publicを応援してくださった皆さまへ
ご無沙汰しております。「泊まれる書店」Re:Public共同店主の田中です。
今日は、皆さまにひとつご報告があります。
【バリアフリースロープが完成しました】
2023年に実施した「白馬村本屋さん復活プロジェクト」のクラウドファンディングで、NEXTゴールとしてお約束していた、入口のバリアフリー化のためのスロープ工事が、この7月に完成しました。
当時、最初の目標だった300万円を達成したあと、私たちはNEXTゴールを500万円に設定しました。
そこで掲げたのが、
「物理的な段差だけでなく、心理的な段差もなくしていく」
というRe:Publicのバリアフリーへの考え方でした。
その具体的な取り組みのひとつとして、「車いすの方のための入口のスロープ設置」を皆さまにお約束しました。
【完成まで約3年かかった理由】
お約束から完成まで、約3年という時間がかかりました。
その経緯についても、ご報告しておきたいと思います。
Re:Publicを始めた当初は、できるだけ常時書店を開け、スタッフがお客様を迎えられる場所にしたいと考えていました。
そのためスタッフを配置して運営していましたが、実際に事業を始めると、人件費の負担が当初の想定を大きく上回りました。
クラウドファンディングでいただいたご支援も活用しながらスタートしましたが、初年度の段階で事業収支は厳しい状況となり、まずRe:Publicそのものを継続できる事業構造にすることが必要になりました。
【約3年間、事業の形を見直してきました】
そこから約3年間、営業を続けながら、運営体制と収支構造の見直しを進めてきました。
営業時間やスタッフの配置、人件費、固定費などを一つひとつ見直しました。
カフェ部門についてもRe:Public本体の事業から切り離し、現在は外部の事業者にスペースをお貸しするとともに、レジ業務や店舗管理を委託する形に変更しています。
これによって、カフェ部分のP/LをRe:Public本体から切り離し、Re:Public本体については書店・宿泊を中心とした事業として収支を管理する形へと組み替えました。
Re:Publicという場所を継続していくための事業構造を整えることを、この3年間、少しずつ進めてきました。
【スロープ工事の実現に向けて】
事業の見直しと並行して、スロープを実現するための資金確保も進めました。
そのなかで、申請していた小規模事業者持続化補助金が採択されました。
一方で、補助率は3分の2であり、昨今の資材費・人件費の高騰による工事費の上昇もありました。また、施工業者の選定にも時間を要しました。
さらに、補助金は工事代金を支払った後に交付される仕組みのため、施工費を一時的に立て替える資金も必要でした。この部分については、パートナー企業にもご協力いただきました。
こうした条件を一つずつ整え、工事に着手し、この7月に完成を迎えることができました。
【お待たせしました】
Re:Publicという場所を継続できる状態にすること。
そして、クラウドファンディングで皆さまと交わした約束を実現すること。
この二つを進めるなかで、結果として約3年という時間がかかりました。
長い間お待たせしてしまったことを、あらためてお詫びいたします。
今回、皆さまとお約束していたスロープを形にすることができました。
ご支援いただいた皆さま、そして完成まで見守ってくださった皆さまに、あらためて御礼申し上げます。
もちろん、スロープが完成したことでRe:Publicのバリアフリーが完成したわけではありません。
障害の有無や年齢、国籍などにかかわらず、できるだけ多くの方が気兼ねなく訪れ、本を手に取り、人と出会える場所であり続けられるよう、これからもできることを少しずつ進めていきます。
白馬にお越しの際には、ぜひRe:Publicにもお立ち寄りください。
2023年のクラウドファンディングでご支援いただいた皆さまに、あらためて心より御礼申し上げます。
Re:Public共同店主
田中 直史 福島 洋次郎



