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大地が震え、水が溢れても、生まれたふるさとを守りたい。限界集落から 出版に挑戦!

震災、水害・・さまざまな自然災害に見舞われました。しかし色々な方から助けてもらいようやく復興。ようやく日常を取り戻した矢先・・・柿に異変が・・

現在の支援総額

2,302,219

115%

目標金額は2,000,000円

支援者数

199

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2023/01/01に募集を開始し、 199人の支援により 2,302,219円の資金を集め、 2023/02/12に募集を終了しました

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現在の支援総額

2,302,219

115%達成

終了

目標金額2,000,000

支援者数199

このプロジェクトは、2023/01/01に募集を開始し、 199人の支援により 2,302,219円の資金を集め、 2023/02/12に募集を終了しました

震災、水害・・さまざまな自然災害に見舞われました。しかし色々な方から助けてもらいようやく復興。ようやく日常を取り戻した矢先・・・柿に異変が・・

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【 限界集落の限界?】

1月14日土曜日、私達5軒で使っている水道で断水が発生しました。え?断水だったら行政に電話して、早く直してもらうようにするんでしょう?
いえいえ、ここは自分達で直すのです。※写真は、店に張り出したご案内です。

丸森町耕野地区には上水道が来ていません。各戸自前の井戸水で生活しています。例外として、私の住んでいる地区では5軒で「簡易水道施設」を持っていて、自分達で管理しています。
簡易水道とは、行政で管理している浄水場のミニ版です。

配水そうには水が5センチも無い状態でした


簡易水道施設は山間地にあります


●簡易水道の施設の概要


・取水口 (水の取り入れ口。ダムのように水を溜める)

・沈殿槽 (泥、砂を沈殿させる)

・ろ過槽 (砂などでろ過し不純物を除去、水を飲める状態にする)

・配水槽 (各戸に送るため水をためるタンク)

・滅菌装置 (塩素を混合し、大腸菌などを殺菌する)

・組合員宅、店舗へ配水

皆さんの飲んでいる水も同じような設備を使って作られています。


沈殿槽から取水口を見る

配水そうの手前には台風被害の時の流木がそのままに

沈殿そうから配水そうを臨む、元は小さな堀でした

令和元年の台風により、この施設も大きな被害を受けました。取水口に流れ込む小さい沢が増水、それぞれの設備が埋まる、えぐられるなどの大被害でした。

・修理費用の問題(自前の施設なので、町は修理には関与せず、費用も出ません)
・物理的な問題(道路がえぐられ、車もショベルカーも現地まで来られない)で自前で細々と補修しながら使っています。

1月15日日曜日、午前8時から正午まで4人がかりで修繕作業に当たりました。取水口の石を掘り起こし、泥を洗い流しました。入り口に入る水が少ないため、断水したと考えたからです。降水量が少ないのも断水に拍車をかけました。

取水口 泥詰まりが発生していました

手作業で掘り起こし、詰まりの原因の泥を洗い流しました

日本の上水道の普及率は98%です。こんな現状があること、初めて知った方も多いはずです。
これは現実です。インフラの基本の基本、上水道が無い地域があるのです。
30年以上、ずっと組合員で守ってきました。当初12軒有った家も現在5軒に減り、継続が厳しい状態です。

取水口に石を埋め戻し、透水シートを貼って終了

午後4時30分、沈殿そう、ろ過そうに水が流れ込み、配水そうにも20cmほど溜まったのを確認しました。これで明日から安心して水が飲めます。

限界集落の限界。これも現実です。

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