スーパーマン センガさん彼女はバッグブランド代表のアシスタントであり、顧客対応担当、パターンナー、古着マーケットでの素材探しもする、マルチタスクなスーパーマン。2018年にインターンとして参加、いまではセンガ(みんなの叔母さん)と呼ばれ、なくてはならない存在です。とにかくものづくりが好き。良いものをつくり出し、多くの人に楽しんでもらいたい。日本の皆さんにもこの工房で作ったものを使ってもらえることは本当に嬉しい!と語ってくれました。沢山売って儲ける!ではなく、こだわり、良いものだけを無理のない程度に作っていく、と言うスタンスでやっているそうです。ケニアスタッフ トモ
小さなコースターも作れないほどの小さなはぎれたちを最後まで楽しむ!なにかアイディアはないかなと考えていましたが、日本からの訪問者と共に、ナイロビのスラムにある特別支援学級にてみんなで作品を作ってみました。テーラー工房とレザー工房で拾ったはぎれと切れ端に、指で糊をつけて自由にぺたぺた。みんなのお母さん達が着ているカラフルなキテンゲ色ですが、こんなに色々な色の組み合わせの素材で遊べたのは何かしら、色に対する目覚めがあったのではないでしょうか。生徒を迎えに来たお母さんも子ども達の作品に喜んでくれていました。またそのうち、はぎれを沢山抱えて遊びに行ってみたいと思います。ケニアスタッフ トモ
"AFRICAN DREAM PROJECT" 発起人の白川です。4年前、私は日本で働く一介のサラリーマンでした。その時はまだ、アフリカに行ったこともなく、どのような所なのかも知らなかったのです。まずは、アフリカ途上国の人々が何を求めているかを調べることから始めました。有営利法人での仕事を通して途上国にとって必要なものは、寄付では無いのではないか、と疑いを持ったからです。ケニアで出会ったスラムに住む青年。彼は両親を病気で亡くし、ひとりで3人の弟や妹を養っていました。「先進国に何をしてほしいと思いますか?」と聞くと、「とにかく仕事を作って欲しい!働きたくても仕事がないんだ!」彼らにとっての問題意識は、お金が無いことではない。仕事が無いことなのです。アフリカでは、失業率が高く、働く場所がないため、お金を手にすることが出来ない人が数多くいるのです。お金が無くては、教育も、医療も十分に受けられないのです。それは貧困を繰り返す根本的な要因ともなっています。今私達はアフリカが世界に誇れるものを武器に、仕事ができる環境作りを目指しています。AFRICAN DREAM PROJECT を通じて、アフリカに生きる人々の実情と想いを知ってもらえたらと思います。白川直史