はじめに・ご挨拶
はじめまして。宮窪橋夢まつり実行委員会代表の長谷部さやかと申します。私は愛媛県のしまなみ海道に位置する今治市大島に生まれ育ちました。現在大島にある余所国という小さな村に、地元産の御影石「大島石」をふんだんに使用した美しい公園が建設されています。この公園が建設されるに至った背景には海を越える100年の物語がありました。家族とはなにか、日本人とはなにか、ふるさととはなにかを考えさせられる物語です。是非、本プロジェクトページを最後までお読み頂き、私のふるさとに起きている、この心温まる奇跡のような出来事を共有していだだけたらと思います。そして願わくば、ご共感とご支援をいただき、物語の最終章を私と一緒に創っていただけたら幸いです。
このプロジェクトで実現したいこと
この公園は現在、旧余所国小学校跡地にマレーシア人銀行家アズマン・ハシムさんによって建設が進められており、来春の完成と同時に、今治市に寄贈されることになっています。公園がしまなみ海道の橋が架かる島にあること、日本とマレーシアの架け橋という意味、それからハシムさんのお名前の音に漢字を当て、「橋夢公園」と名付けられました。なぜマレーシア人がしまなみ海道沿いの小さな村に公園を建設・寄贈するのか、疑問に思われるかもしれません。実はハシムさんは日本人の御祖母さまを持つ日系マレーシア人で、余所国はその御祖母さまのふるさとなのです。
御祖母さまのふるさとに貢献したいとのハシムさんの思いから、地域住民の憩いの場として、また、しまなみ海道を訪れるサイクリストの休憩所として、地元の石材を使用した唯一無二の公園が建設・寄贈されることになりました。
過疎化により長年放置されていた小学校跡地を公園として美しく整備し、地元のために寄贈してくださるハシムさんのご厚意に接し、私は余所国に生まれ育った者として、地元から何かお返しができないかと考えました。
そこで、開園祝賀イベント「宮窪橋夢まつり」を開催したいと思い立ちました。
ところが、余所国は近年過疎化が進み、まつりも30年以上途絶えています。地元だけでは募金が十分に集まらないことが予想されました。そこで、地元住民だけでなく、旧余所国小学校から全国に巣立った方々、今治にゆかりのある方々、マレーシアにご縁のある方々に広くこのプロジェクトを知っていただき、ご支援を募ろうと考えた次第です。
「宮窪橋夢まつり」と題した祝賀イベントでは、餅まきやお茶席などでマレーシアから参加される方々と日本の伝統文化を一緒に楽しみたいと考えています。また、キッチンカーやライブバンド演奏などもご用意してまつりを盛り上げ、ふるさとの人々の再会の場、絆を確かめる場になればと思っています。
この「宮窪橋夢まつり」は、ハシムさんの御祖母さまがふるさと余所国を後にしてから100年の物語の最終章です。同時に、そこからまた100年先に繋がるような新しい1ページを作り上げることを目標としています。
「宮窪橋夢まつり」がみなさんの心に残るイベントになれば、公園の有効活用の良い前例になり得るかもしれません。また、その思い出は公園への愛着の基となるかもしれません。地域住民が愛着を持ち、宮窪橋夢公園を皆で末永く大切にしていくことがハシムさんへの一番のご恩返しになるのではないかと思っています。
宮窪橋夢公園開園式・開園祝賀イベント「宮窪橋夢まつり」
日時 令和5年4月30日 日曜日
場所 愛媛県今治市宮窪町余所国 宮窪橋夢公園 敷地内
【まつりイメージ】
(頂いた支援金は宮窪橋夢まつり開催費用として使わせていただきますが、余剰金が出る場合は全額を今治市に寄贈後の公園の維持管理費用に充てさせていただきます。)
私たちの地域のご紹介
余所国は愛媛県今治市の沖に浮かぶ大島にある小さな村です。
この大島を通るしまなみ海道は、近年サイクリングの聖地として国内外から注目されています。島を囲む海は瀬戸内海の豊かな漁場。山々からは400年以上昔から良質な花崗岩「大島石」が採掘され、漁業と共に石材業は長い間この村の主産業でした。私の父も、親戚も幼馴染も石材業に携わってきましたし、ハシムさんの御祖母さまの御実家もまた石の仕事をしていたと、村の昔を知る人から聞いています。近年、お墓離れと余所国の過疎化で、石材業者も減少の一途をたどり、現在では数えるほどの業者しか残っていません。このような時代の流れにあって、この大島石を主材料に建設されている宮窪橋夢公園は、大島石の長い歴史から見ても「史跡」としての価値が将来高まることを私は確信しています。
この村で、こんなに美しい石が採れていたということ、その石の恵で人々が賑やかに豊かに生活していた時代があったということを、この公園は未来に伝えてくれることでしょう。
大島石の様々な表情が伝わるように、特性を生かして公園をデザインし石材を配置しています。
プロジェクトを立ち上げた背景
5年前のある日、私のふるさとに突然マレーシア人が訪ねてきました。今から79年前、太平洋戦争下で亡くなった御祖母さまのふるさとを探しに来られたのです。
100年の物語はハシムさんの御祖母さま、村上タマノさんから始まります。
~村上タマノさんのお話~
明治38 年(1905年)、ここ余所国からマラヤ(現マレーシア)に渡り、ハシムというマレーの家に嫁いだ女性がいました。
村上タマノ。冒険心にあふれ、歌が好きで、マレー料理も得意としたその人は、家族中に愛されていました。
太平洋戦争(1941〜1945) において、東南アジアにあるイギリスの植民地に居住していた日本人は、インドの民間抑留者収容所に移送されました。タマノさんもまた、家族から引き離され、そこで56年の生涯を終えました。
戦後、ハシム家の方々はタマノさんの日本のふるさとを何十年も探し続け、平成30年(2018年)、ついにその場所がここ宮窪町余所国であることを同町海南寺の過去帳から確認するに至ったのです。
~アズマン・ハシムさんのお話~
村上タマノさんの孫にあたり、橋夢公園を建設・寄贈されるアズマン・ハシムさんは今年で84歳になられます。銀行家として活躍される傍ら、マレーシア日本経済協議会会長を長年務められ、日本とマレーシアの架け橋として、両国の友好関係に貢献してこられました。その功績が認められ、去年は旭日重光章を受章されました。
ハシムさんにとっては、戦後マレーシアのLook East 政策を通して日本を見つめてこられると同時に、ご自身のルーツとして、日本という国に特別な思いを抱かれてきた84年間だったと想像します。
村上タマノさんから100年の時を越えて生まれる橋夢公園は、平和の尊さ、家族の大切さを伝えるだけでなく、日本とマレーシア両国の絆のしるしでもあります。
また、余所国の住人にとっては、皆の思い出が沁み込んだ旧余所国小学校跡地に新しい息吹が吹き込まれ、その上に地元住民が手ずからに山から切り出した大島石を後世に置き残すということは、これ以上ない祝福です。
宮窪橋夢公園開園祝賀イベント「宮窪橋夢まつり」にどうかご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。
これまでの活動
宮窪橋夢まつり実行委員会を立ち上げるまでの過去四年間、私はハシムさんと今治市の間で様々な公園寄贈の条件などの調整をお手伝いさせていただきました。「ハシムさんがしたい貢献」と「今治市が欲しい貢献」を擦り合わせ、マレーシアと我がふるさと今治市の間に、本当の良縁を結ぶお手伝いがしたかったからです。また、地元住民への周知活動を行い、橋夢公園が建設されるに至ったいきさつや、公園に込められたハシムさんの思いをみなさんにお伝えしてまいりました。それと同時に、公園寄贈受け入れとその後の維持管理等、今治市にいただいたご理解とご協力の重要性を多くの人にご説明し、公共の財産としての宮窪橋夢公園を認知していただけるよう努力をしてまいりました。
2020年から宮窪橋夢公園プロジェクトFacebookにて工事進捗状況やプロジェクトの背景など発信しています。
詳しくは宮窪橋夢公園プロジェクト公式Facebookページをご覧ください。
facebook.com/miyakubo846/
資金の使い道・実施スケジュール
宮窪橋夢公園開園式及び開園祝賀イベント開催費用
~スケジュール~
【2022年】
11月28日プロジェクト開始
12月28日プロジェクト終了
12月28日~全支援者さまへお礼のメール
【2023年】
1月~2月 6,000円プランの支援者さまへ、限定タオル製品発送
4月上旬 3,000円プランの支援者さまへ、リターン送付(ご招待はがき、キッチンカー利用券)
30,000円企業協賛プランの支援者さまへ、ご招待状送付
4月30日 宮窪橋夢公園開園式・宮窪橋夢まつり開催
30,000円企業協賛支援者さまへリターン実施(会場内掲示板にお名前掲載)
5月上旬 全支援者さまへご報告のメール
~支援の主な使い道~
・餅まき
・茶席
・ライブバンド
・公園に隣接するコミュニティホール使用料(控室、雨天の会場として使用)
・イベント企画運営費用
・リターンと郵送費
・CAMPFIRE手数料
プロジェクト終了後、宮窪橋夢公園プロジェクトFacebookに会計表を開示しご報告いたします。尚、余剰金が出た場合は、今治市へ寄贈後の宮窪橋夢公園の維持管理費用に全額充てさせていただきます。
リターンのご紹介
【1,000円プラン】
■お礼のメール
■宮窪橋夢まつり終了後、ご報告メール
【3,000円プラン】
■お礼のメール
■ご招待状及びイベント当日のキッチンカー利用チケット1枚(4月上旬郵送 遠方にお住まいの方はイベントに参加できる地域にお住まいのご家族、ご友人に送付先指定でお送りします。)
■宮窪橋夢まつり終了後、ご報告メール
【6,000円プラン】その1
■お礼のメール
■宮窪橋夢公園完成記念グッズ 「今治ハンカチーフ」みかんの刺繍入り2枚お届け。
※今治タオルブランド認定業者 みやざきタオル製
■宮窪橋夢まつり終了後、ご報告メール
【6,000円プラン】その2
■お礼のメール
■宮窪橋夢公園完成記念グッズ「今治マフラー」みかんの刺繍入り一点お届け。
※今治タオルブランド認定業者 みやざきタオル製
■宮窪橋夢まつり終了後、ご報告メール
【30,000円企業協賛プラン】
■お礼のメール
■イベントのポスターにお名前を掲載(文字のみ)
■ご招待状(4月上旬郵送)
■イベント当日会場内掲示板にお名前を掲載(期間は当日イベント開始から終了、午前から夕方まで)
■宮窪橋夢まつり終了後、ご報告メール
最後に
宮窪橋夢まつり実行委員会代表 長谷部からのメッセージ
宮窪橋夢公園を寄贈される アズマン・ハシムさんからみなさまへのメッセージ
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
もっと見る宮窪橋夢まつり開催報告
2023/05/30 22:57~最後の活動報告~ 宮窪橋夢まつりから今日で丁度1ヶ月が経ちました。支援者のみなさまにおかれましては、リターン及び宮窪橋夢まつりの企画運営にご満足いただけましたでしょうか。さて、今日は本プロジェクトの最後の活動報告といたしまして、会計報告をさせていただきます。去年11月28日のプロジェクト開始時点では、宮窪橋夢まつり実行委員会単独の開催を予定しておりましたが、その後、今治市からご協力のお申し出をいただき、最終的に共催という形でのイベント開催となりました。当初、本プロジェクトページにてみなさまに実施をお約束した各種リターンと、イベントの催し物(野点、ライブ、キッチンカー招聘、餅まき)は全て、みなさまからいただいた支援金を活用し実施いたしました。その他、今治市をはじめ、クラウドファンディング以外からいただきました有形無形のご支援は、より安全で、より充実したイベント開催のために活用させていただきました。詳細は以下の通りです。プロジェクト開始からこれまで、みなさまからいただきましたご支援に重ねて感謝申し上げます。おかげさまで、宮窪橋夢公園の真新しい1ページに、ハシムさんとみなさまと共に創り、共に楽しんだイベントの思い出を刻むことができました。これからも宮窪橋夢公園を末永くよろしくお願いいたします。ありがとうございました!!!宮窪橋夢まつり実行委員会代表 長谷部さやか もっと見る
本当にありがとうございました!!!
2022/12/28 22:07みなさま、こんばんは。今日も沢山のご支援をいただき、誠にありがとうございました!!最終日をこのような形で迎えることができましたのも、ひとえにみなさまお一人お一人の本プロジェクトへの深いご理解と、温かいご支援のお陰です。ご支援の手続きに障害があったとのご報告も数件受けております。ご迷惑をおかけしましたことをここにお詫び致します。また、年末の貴重なお時間を割いてのご支援に重ねてお礼を申し上げます。今後は皆さまへのリターンを順次お届けしてまいります。最初にお送りするお礼のメールから、みなさまとの直接のコミュニケーションが始まることを楽しみにしています。万一1月下旬までメールが届かない場合はmiyakubo846@gmail.comまでお手数ですがご連絡ください。宮窪橋夢まつり及び宮窪橋夢公園プロジェクトへのお問合せも、引き続き miyakubo846@gmail.com にて長谷部が受け付けています。今後、開園までの進捗状況のご報告は、宮窪橋夢公園プロジェクトFacebook facebook.com/miyakubo846/ で共有させていただきますので、よろしければフォローをお願い致します。みなさまからいただいたご支援を100年の物語の最終章「宮窪橋夢まつり」開催のために大切に使わせていただきます。そして宮窪橋夢公園が100年後まで残るように、これからも4月30日の開園まで精一杯活動をして参りますので、引き続きよろしくお願い致します。最後になりましたが、みなさま、どうか良いお年をお迎えください!!!本当にありがとうございました!!!宮窪橋夢まつり実行委員会代表 長谷部さやか もっと見る
明日は最終日です。
2022/12/27 23:43みなさま、こんばんは。今日も熱列なご支援をいただきまして、誠にありがとうございます!!今日は支援者さまの人数が100名を超え、支援金額は目標の3倍近くに達しました。プロジェクト最終日を明日に控え、喜びと安堵と、責任の重さを感じています。宮窪橋夢公園プロジェクトをお手伝いしてきた4年間を振り返ると、何度もくじけそうなことがありました。その度に心に思い描いていた光景があります。開園の日、公園にみんなが集い、ハシムさんが笑って、島の人が笑って、関わってくださった方々みんなが笑っている。。。そういう光景です。この光景が現実になるんだという実感が少しづつ湧いてきています。みなさまに支援してよかったと思っていただけるよう、来年4月30日の開園まで精一杯活動して参ります。引き続きよろしくお願い致します。宮窪橋夢まつり実行委員会代表 長谷部さやか もっと見る
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