私たちの大豆への想いとクラウドファンディングに託す願い
奥野食品は日本の大豆を使うことに特別の思い入れがございます。国産大豆に限って言えば国産大豆使用量は全国有数で日本の農業に貢献しているとパートナーの大豆問屋様から声をかけられています。
奥野食品は今「全商品・国産大豆100%使用体制」に全力を注いでいます。
それは、奥野食品の歴史において、国産大豆100%使用から脱落した過去があるからです。
創業以来、国産大豆のみを使用してきた東京納豆ですが昭和から平成に変わる頃、全国的な納豆メーカーさんの工場が三重県に建設されました。
全国でいち早くの価格競争がスタートした瞬間でした。
当時の社長であった今は亡き父と地元スーパーの皆様は友人関係でした。そのよしみもあり、取引条件の変更を優しさから相談して下さいました。「大手メーカーとの卸価格が違いすぎる、引き下げないと取引が継続できないのだが」と。
気持ちを汲み取った父は条件変更を受け入れました。
当時は納豆におけるアメリカ大豆と日本の大豆の差を消費者も重要視していませんでした。スーパー向けの卸値価格は翌月から2割近く引き下がりました。
しばらくして、会社を存続するために大豆は国産大豆50%+国産大豆に近い味の中国大豆を50%混ぜることになりました。しかし、すぐに立ち行かなくなり中国大豆100%になるのに時間はかかりませんでした。
当時の両親の悲しそうな顔は私の心に焼き付いています。
そのような中で私は家業に加わりました。
同時に赤塚植物園さんのFFCウォーターの技術が工場に引き入れられました。
そこから赤塚植物園さんの水技術を使った納豆を取り寄せたいと全国のFFCウォーターのファンの皆様から通販の申し込みが殺到致しました。その収益を大豆仕入れ金に廻し、徐々に国産大豆使用率を高め戻していきました。
そして平成9年、念願の「全商品・国産大豆100%」体制に戻ることが出来たのです。
一度失った誇りだから、もう手放さない!筋金入りの日本大豆への取り組みが始まりました。
これまでの全国的大豆不作の年や、豆乳ブームによる日本大豆の買占めによる大豆価格高騰で赤字になっても国産大豆100%はあきらめませんでした。
今回の世情、経済情勢でも全商品国産大豆100%使用をあきらめたくはございません。
工場が閉鎖になってしまうのかアメリカ大豆の納豆を作るのか?
魂の選択肢はそのどちらでもなく、日本の豆だけを使い続けたい!そのような納豆屋であり続けたい、その想いを今回のクラウドファンディングに託しています。
納豆業界ではオーソドックスな納豆メーカーの製造構成は、アメリカカナダ大豆主力製品80%、こだわりで北海道大豆製品20%製造スタイルです。
奥野食品のスタイルはピンからキリまで国産大豆のみです、今回こだわりの20%を担うであろうクラフト納豆を皆さまに送り出したいのです。
日本の農業の発展に貢献する将来に結びつけたいこの事業を皆さまの温かいご支援にて育てていただきたく何卒お願い申し上げます。
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