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本日は尊敬する教育家であり、これから高等学校連携・高等学校事業の開始を目指す、学校法人さくら国際高等学校 東京校理事長 荒井裕司先生と対談を行いましたので、ご報告いたします。
荒井先生の子ども達に対する優しい眼差しと熱い思いが、少しでも伝わればという気持ちで掲載させていただきます。
<荒井裕司先生のご紹介>
荒井先生は、不登校や、ひきこもりの子どもの家へ自ら出向く『夜の家庭訪問』を20年以上続けられ、1000人以上の子どもと関わり、東京国際学園高等部の設立や「登校拒否の子どもの進路を考える会」により社会復帰の支援を行うなど、不登校やひきこもりに苦しむ多くの親子を救ってこられました。
・広域制通信制 学校法人上田煌桜学園さくら国際高等学校
および同学校法人さくら国際高等学校 東京校理事長兼学園長
・登校拒否の子どもたちの進路を考える研究会代表
・日本青少年育成協会副会長、他
<荒井先生からのお話>
今から50年近く昔、近所の子ども達のお母さん達7人の要請で私塾をスタートしました。そこから今日まで第一線で不登校の子ども達の為に活動をしています。
なぜ私塾だったのか?
それは、親しくなっていた子どもたちは、有名な私立学校に通っていましたが、
「1メートルが100センチ」を知っていても、「1mがどのくらいの長さか」知らなかったのです。つまり、紙の上での点数と実際の体験のギャップが大きく、実際のところ何も知らなかったのです。
私塾で始めた事は、まずは体験をしてもらうことでした。
山に行き、川に行き、海に行き、林の中を歩き、夜空の星を眺める。
自分が幼い時に自然の中で体験していた事をたくさんやってもらいました。
そのうちに子ども達から、勉強したい!という声が上がってからどんどん勉強をさせることにしました。
もちろん結果は、周りも驚くほどでした。
なぜなら、子ども達が自分で決めた事だから。
子供だって、やる気になったらやるのです。
これは、今の子どもも同じです。
大切なことは「体験」
その体験も子ども達にできるだけ選ばせ、考えてもらう。
もちろん、大人からの押し付けではなくでね。
そして「また、来たい」と思える場所が必要なんです。
農作業して、皆でご飯を食べる、焚き火を囲んで大きな声で歌う
真っ暗な森の中で、木の呼吸を感じる
遥か昔に何万年前に光った星を眺める
定期的に自然の中で、いいなぁという気持ちが大事です。
その子にあわせた生きる力を育む事が大事です。
自立して強くなった子ども達が世界に羽ばたくことは、どれだけ素敵なことか。
そのようなことを考えています。
・・・
詩的で優しい荒井先生のお話はとてもわかりやすく、心に染み入ります。
これから、私たちも子ども達に「また、来たい」と思える場所づくりに全力で取り組んで参ります。
少しでも共感いただけましたら「お気に入り」に登録だけでも結構ですのでご協力いただければ幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。