こんばんは!
えにし動物病院、獣医師梶谷です。
今日もえにしの診察日。ありがたいことにたくさんの方に来ていただけました。
えにし動物病院の現在の患者さんの8割が保護猫保護犬ちゃんそして卒業っこちゃんたちです。
今日はまだ里親さんが決まっていないミニチュアピンシャーちゃんのお話です。
この子はレスキューされたときからフィラリア陽性でした。わんちゃんを飼われてる方ならご存知かもしれませんが、フィラリアは心臓に寄生する寄生虫です。
蚊のある時期に予防薬を飲むことでほぼかかりません、、
しかし予防薬を飲ませてない場合は感染のリスクがあります。そして心臓でたくさんフィラリアが増えてしまうとそのわんちゃんは死んでしまいます。
今はボルバキア治療という抗生剤を飲ませてボルバキア菌を殺すことで、フィラリア陽性の子も早めに陰性にすることができます。
今までの治療ではフィラリアがいなくなるまで、平均で5.6年かかってましたがこのボルバキア治療で1年ほどで治ることが可能になりました(虫の量にもよりますが、)
この子はボルバキア治療をはじめて半年。今回陰性になってるかの検査をしました。結果は、、、
残念ながらまだ陽性でした。しかし、線が薄くなってるのでだいぶフィラリアは減ってきたのかなぁーと思います。
早く陰性になって素敵な里親さんが見つかるように祈ってます。
このように保護犬ちゃんはレスキュー時から病気をかかえてることがほとんどです。それだけ予防医療、初期医療は重要ということです。
クラウドファンディングたくさんのご支援ご協力ありがとうございます。
拡散していただけるだけで本当にありがたいです。目標金額を達成できたらもちろん嬉しいです。しかし今現在これだけたくさんの方に応援していただいて本当に驚きと感謝がたえません。
残りの日数も応援頂けたら幸いです。がんばります!