みなさんこんにちは。
今回は、基板のモニタ穴ついて書きます。
モニタ穴は、ハンディマルチメータの端子を挿入することにより電圧をモニタできる導電性の穴です。
それぞれの穴は、この回路図のように対応します。
mon01…太陽電池からの入力になります。 例えば18V程度の電圧が検出されます。 ここに電圧が出てない場合は、太陽電池等から正しく電力が受け取れていません。
mon02…太陽電池からの出力をDCDCコンバータで、5Vに変換した出力が検出されます。 ここからは5.18V程度が検出できるように設計されています。 ここに電圧が出ていない場合は、DCDCコンバータが動作していないと思われます。 尚、基板上のLEDに電源を供給しているノードのため、LEDが点灯しているかどうかでもDCDCコンバータが動作しているかわかります。
mon03…DCDCコンバータからの出力と、モバイルバッテリーやACアダプタからの電力を協調充電により混ぜ合わせた結果で、USB出力に供給される出力が検出されます。 USBに供給される電流により、4.75V~5.18V程度が検出されます。 ここに電圧が出てない場合は、協調充電がうまく行っていないか、協調充電のもととなる電力供給がどこからもされていないと思われます。
mon06…モバイルバッテリーからの電力がモニタされます。 モバイルバッテリーが接続されていなかったり、モバイルバッテリーが出力していないと電圧は出ません。
mon04…GNDです。 複数箇所あります。 ハンディマルチメータのマイナス側を差し込んでください。
mon11…回路図では省略されていますが、制御回路に電力を供給するノードです。 電気二重層キャパシタにより電力が備蓄され、供給されます。 ここをモニタすることにより、電気二重層キャパシタの保持している電圧がわかります。 詳細は、活動報告「100%に近い時間協調充電システムに電源を供給する工夫」をご参照ください。
活動報告「100%に近い時間協調充電システムに電源を供給する工夫」
https://camp-fire.jp/projects/637501/activities/479003#main
未実装基板のリターンをご支援された方はもちろん、実装済み基板のリターンを支援された方も、是非モニタ穴を使って、内部を理解してください。 このプロジェクトが普通のプロジェクトと最も違う点は、技術的事項を確認しながらシステムを構築できる点です。 それではご支援お待ちしております。