みなさんこんにちは。
今回は、Chariot SAMBAって結局何なの? という基本を回路図を使わずに説明します。
Chariot SAMBAは、独立電源システムの鉛蓄電池をモバイルバッテリーに置き換えたものです。
独立電源システムでは、鉛蓄電池の充電と放電を、チャージコントローラという装置で制御します。
一方、Chariot SAMBAは、充電経路、放電経路に流れる電流を制御します。
そして、太陽電池から最終充電対象装置への直接の経路も持ちます。
この直接の経路のおかげで、技術的メリット
「3.12Vの鉛蓄電池の電圧ではなく、太陽電池の電圧から直接5Vに変換するので、太陽電池からの電力を直接利用する場合は電力効率が良い。」
ということが言えます。
そして、モバイルバッテリーから放電する際は、太陽電池からの電力と、協調充電により混ぜ合わせます。
モバイルバッテリーに充電する際は、太陽電池からの電力を最終充電対象装置に最大スピードで充電し、余った分だけモバイルバッテリーに充電します。
これらの制御は、マイコンを使わず、フィードバック回路で行います。
Chariot SAMBAは、独立電源システムの鉛蓄電池をモバイルバッテリーに置き換えても正しく効率よく動作するよう、様々な工夫を加えた制御装置なのです。
いかがでしたか?
まず基本を理解し、この説明だけでは物足りないという方は、
「Chariot SAMBAにおける協調充電」を読んでみてください。
https://camp-fire.jp/projects/637501/activities/478338#main
正しく効率よく動作するためのそれぞれの工夫に関しては、技術資料で丁寧かつ詳細に説明しようと思います。
それでは残りわずかになりましたが、今後ともよろしくお願いいたします。