2023/02/07 06:31
アップサイクル。
リサイクルもそうですが、とっても手間が掛かります。
今回のリターンでお話しすると、欲しいサイズの板材を購入して製作すれば、アップサイクルと比べてかなりの時短になります。
貴重な銘木と言えども、100mm × 70mm × 5mmの板材が数千円もしない筈です。
廃棄される所謂ゴミを資源化するには、脚部をノコギリである程度のさいずに切断。
それを6面、全ての面を平行&垂直に加工。
その後、仕上げ代を考慮して切断し、切断面を平らに。
脚部の表面は分厚いウレタン塗装で保護されていますので、中には水分が未だ残っている場合があります。
その水分が切断する事で蒸発し、それが引き金になって『反り』となって板材が変形したりします。
乾燥して『反り』が収まったところで、欲しいサイズに仕上げ、ようやく製品化へと加工作業を進める事が出来るのです。
その時間がどうしてもコストへと転化されてしまいます。
自身がアップサイクルに携わり、そのことを改めて痛感しました。
地球の限りある資源を守るためにも、廃棄物を資源化する事の大切さを。