4月29日から5月4日にかけて開催されたネパール・ヘルスキャンプ2018 ㏌ポカラ、無事に終了することができたことを改めてご報告いたします。
ネパール・ヘルスキャンプ2018を応援、ご支援くださった皆さま、ありがとうございました。心からお礼申し上げます。
今回のヘルスキャンプには日本人鍼灸師7名、ネパール人鍼灸師6名、学生ボランティア20名前後が参加し、新患(受入期間4月29日〜5月4日)男性131名、女性188名、旧患(受入期間8月11日〜16日)男性212名、女性498名、合わせて総計841名の患者に対して鍼灸治療を行うことができました。
《患者数 男性343名/女性498名 計841名》
1日目 男性18/女性32 計50名
2日目 新患:男性24/女性33 旧患:男性17/女性29 計103名
3日目 新患:男性41/女性53 旧患:男性33/女性53 計180名
4日目 新患:男性29/女性39 旧患:男性49/女性68 計185名
5日目 新患:男性19/女性31 旧患:男性41/女性75 計166名
6日目 旧患:男性72/女性85 計157名
主な疾患は、腰痛・膝痛・頚腕症候群・腹満・手足のしびれ・頭痛・関節痛・頭痛・神経痛・アレルギー性鼻炎・便秘・胃炎・リウマチ・耳鳴り・めまい・甲状腺疾患・生理痛・糖尿病などでした。
関節痛や腰痛が主ですが、ネパール語で「ザムザム」と表現する手足のしびれや神経痛のような症状や、英語のgastric(胃の)が語源と思われる「ガスティック」と表現される胃腸症状を訴える人も多いです。
糖尿病と聞くと「え!?」と思われるかもしれませんが、ネパールの食事は米と豆とジャガイモが中心で、私たち日本人がイメージするバランスの良い食事を摂る、というのはなかなか難しい側面があります。
世界的に貧困世帯における生活習慣病の増加は最近問題となっていますが、ネパールにおいても例外ではありません。
鍼灸を受けられたネパールの人たちには、「鍼灸でこんなに身体が楽になるなんて!」とたくさんの方に喜んでいただくことができました。
赤十字やロータリークラブの方の報告によると、受療した患者の8割以上が「鍼灸治療が疾病の改善に効果があった」と回答していたそうです。
また現地の経済団体から要請があり、2019年5月にネパールのチトワンにて同様のヘルスキャンプを開催することが決まりました。
引き続き私たちの活動を応援、ご支援いただけますと幸いです。
今回のネパール・ヘルスキャンプ2018に支援くださった皆さまには、下記の日程で都内にて直接、活動報告をさせていただきます。
各当支援者の皆さまには追って正式にご案内申し上げますので、ぜひ私たちに会いに来てくださると感謝です。
【ネパール・ヘルスキャンプ2018活動報告会】
日時:2018年8月26日(日)15時~
場所:東京医療福祉専門学校