【豆を選ぼう!】のリターンに支援していただいた皆さん本当にありがとうございます。
さっそくどんな銘柄だったのか、私の飲んだときに感じた印象を合わせて発表していきます!私も最初はどれがどの銘柄か分からない状態でチェックして、とてもワクワクしました。
【銘柄と印象】
Aブラジル ナチュラル
オレンジ、チョコレート、アーモンド、酸味が穏やか
Bルワンダ ナチュラル
蜂蜜、紅茶、りんご、冷めていっても味わいが向上する
Cタンザニア ウォッシュト
ジューシー、桃、紅茶、厚みのあるボディ
Dエクアドル ウォッシュト
フローラル、りんご、ブラッドオレンジ、ややグラッシー
Eエチオピア ナチュラル
ワイン、ベリー、チョコレート、紅茶、かすかに胡椒
Fインドネシア アナエロビックナチュラル
メロン、プラム、アルコール、クリーミー、ややグラッシー
いかがでしたか。AとEは予想できた方も多かったですが、さすがにFがインドネシアは予想できた方はいなかったのではないでしょうか。
EやFをはじめ、個性の強いコーヒーが多かった中で、Aのブラジルだけ酸味も穏やかで落ち着いた味わいでしたね。続いて細かい産地情報を共有します!
【産地情報】
A
生産地:ブラジル 南ミナス モジアナ セラード
精製方法:ナチュラル
標高:700~1,100m
品種:カツアイ、ムンドノーボ
B
生産地:ルワンダ ルリンド地区 ルシンガ ガシガティ村
精製方法:ナチュラル
標高:1,800~2,250m
品種:ブルボン系のBourbon Mayaguez 139種
C
生産地:タンザニア 南部ンベヤ地区
精製方法:ウォッシュ
標高:1,300~1,800m
品種:ブルボン亜種、ティピカ亜種
D
生産地:エクアドル南東部 サモラ・チンチペ県 チト地区
精製方法:ウォッシュ
標高:1,543m
品種:ティピカメホラード、シドラ、カツアイ
E
生産地:エチオピア南部 イルガチェフェ バンコ ゴティティ村
精製方法:ナチュラル
標高:1,900~2,300m
品種:在来種
F
生産地:インドネシア アチェ州 べネル・ムリア県 エンパスサイード農園
精製方法:アナエロビック ナチュラル
標高:1,300~1,400m
品種:アテン アビシニア
いずれの銘柄も細かい産地情報がしっかり辿れる、トレーサビリティの高い、マイクロロットのコーヒーと言っていいでしょう。情報が辿れるということそのものが素晴らしいことなのです。
【焙煎】
豆のポテンシャルをチェックするときは良いところも悪いところも分かりやすい、かなり浅めの焙煎をします。浅く焙煎すると一般に酸味が強く、軽やかに仕上がります。焙煎にかかる時間が短く、終了温度が低いほど浅い焙煎です。
DIEDRICH社のIR-2.5の焙煎機を使用して、1.00kg投入して焙煎しました。開業してから使う焙煎機とは異なりますが、調整なしの一発焼きなので製品化した際にはさらに美味しく仕上がります。
以下焙煎のプロファイルを共有します。縦軸が温度、横軸が焙煎中の時間。上の線グラフが焙煎機の中の温度、下のグラフが30秒ごとの温度の上昇ペースを示しています。
Aブラジル ナチュラル
150℃投入、1ハゼ8:05、終了9:53、終了温度204.3℃
Bルワンダ ナチュラル
155℃投入、1ハゼ7:58、終了9:10、終了温度200.7℃
Cタンザニア ウォッシュト
160℃投入、1ハゼ7:32、終了8:50、終了温度200.8℃
Dエクアドル ウォッシュト
165℃投入、1ハゼ7:43、終了8:48、終了温度200.6℃
Eエチオピア ナチュラル
165℃投入、1ハゼ7:46、終了8:48、終了温度201.3℃
Fインドネシア アナエロビックナチュラル
155℃投入、1ハゼ8:09、終了9:10、終了温度200.8℃
これから皆さんからいただいた評価の最終的な集計をして、採用する豆を決定していきます。
皆さんの感想を聞けてとても楽しませてもらいました。飲み比べ楽しかった、という声も聞けて嬉しかったです。この度は参加していただいた皆さん本当にありがとうございました!