2023/01/26 00:28

プロジェクトオーナーの清水和輝です。

手にしているのは3年前に開発したコーヒーです。初めましての方も、いつも応援いただいている方も、ご覧いただきありがとうございます。
今回、最後のクラファンと位置付けていますが、それは、これ以上の企画が現段階で思いつかないから、でもあります。
そこで、今回、開発したパンについてどういったものなのかお伝えしたいと思います。
結論から言うと、いわゆる「昆虫食」というカテゴリーのものとは違います。
カイコというと、サナギを食べるイメージがありますが、今回はサナギを活用していません。
サナギは独特のクセがあり、正直なところ、かなり上級者向けの食材です。
新鮮な状態で食べると美味しいのですが、現状、そういった流通はほぼありませんし、何より、日本国内においては、心理的なハードルが高く、世の中の大多数の人に理解をいただいて食べていただけるような状況にはなっていません。
なので、今回はサナギではなく、繭(まゆ)、すなわち、シルクの絹の糸から成分を取りだして使っています。
いうなれば「水」みたいなものです。

セリシン水溶液サナギの話に戻りますが、政府も食料安全保障の政策として、積極的に「代替タンパク源」を推奨しています。
とはいっても、ここ数年で急に降って湧いたようなもので、消費者の皆さんにとってはなかなか受け入れがたい現状もあるのではないでしょうか。
そんなことするくらいなら、フードロスを減らすように努力したり、もっと食料の効率的な生産のイノベーションを進めたり、他にすることあるじゃないか、とおっしゃるご意見については、ある意味、正論です。
そういった背景もあり、昆虫を食べるのは国の陰謀だ、といったことを言う方もいるのだと思います。(実際、昆虫食で起業している方もたくさん知っていますし、政治家の方とお話しさせていただくこともありましたが、陰謀ではないのは明らかですが・・・。笑)
昆虫が食材として世間に溶け込むのはもっと先だと思っていますし、当分、この普及・啓発は終わりそうにありません。
以上は、いわゆる「昆虫食」を取り巻く状況ですが、僕がこの世界で活動しているのは、非常にシンプルで純粋な理由です。

「美味しさをもっと発信したい」

ただそれだけです。
パウダーにして姿形が見えないようにするといいとか、味を変えてわからなくするとか、色々試してはみたのですが、どうも今ひとつうまくいかないことにもどかしさを感じていました。
そこで、考え方を完全に切り替えることにしました。
同じジャンルでも成功しているものがあります。
それは「はちみつ」です。

にあるのではないか、と思って目をつけることにしました。

それが、セリシンというシルク(絹糸)に由来する成分です。

「シルク」という響きから連想されるイメージは、「白い」「高級」「さわり心地がいい」といった、プラスのものを連想される方が多いのではないでしょうか?
今回、開発するパンについても、この「はちみつ」と同様の位置づけを目指しており、色、形、食感ともに、皆さんの連想する「シルク」をそのまま再現した形になりました。
第二のハチミツとして、「食べるシルク」の可能性をぜひ感じていただきたいと思います。
また、今回、様々なリターンをご用意しました。
食べ物からイベントまで、イベントも特別感のある仕立てにして、いろんな方に協力いただきました。僕自身、大変楽しみにしています!
1か月、頑張りますので、どうぞ皆さま応援よろしくお願いします!!