実は今、とある業界誌から寄稿の依頼をいただいています。
編集部の方とお話しした時に、この3年間の活動を通じてできた人とのつながりに大変興味を持っていただきました。
残り半日となりました、今回は書籍に寄稿する予定の内容の中から一部を抜粋し、3年間で特に印象に残っているエピソードをお話しします
①引きこもりの子がイベントに
コオロギコーヒーのクラウドファンディングの交流会として、単独の主催で大阪でイベントを行ったことがあります。
その際、引きこもりの子が、動画を見て参加したいと滋賀から頑張って出てきてくれたことがありました。
その子は、農業に関することが勉強したいと、奈良県内の高校に進学するそうで、その後もイベントに顔を出してくれたりしています。
今も無名ではありますが、当時は何だかよくわからない学生が作ったコーヒーのイベントでしたが、何か少しでも彼に響くものがあったのであれば嬉しいと思います。
②オンラインイベントでケーキでお祝い
コオロギ餃子の完成を記念してオンラインで交流会を開催しました。そのときに、いつもイベントに来てくれる子が、突然、ケーキを持ち出してお祝いしてくれたことは、忘れられない思い出のひとつです。
彼との初めての出会いは、堺のハーベストの丘でした。
自分で作ったレポートを僕にみせてくれて、昆虫食について勉強していると教えてくれました。
ご両親にもお会いしたことがありますが、お子さんの興味関心を温かく見守っていらっしゃるご様子でした。
ちゃんと調べもせずに手当たり次第、山で虫を見つけて口に入れていた僕とは違い笑、勉強熱心な彼。
昆虫食に限らず、子どもの興味や関心を温かく見守ってあげる世の中であって欲しいです。
※なお、そのケーキは、ミールワームのケーキでした。笑
③虫グルメフェスと新宿でのオフ会での出会い
初めて東京でのイベントに呼ばれた時のことは忘れませんし、あの時にはたくさんの出会いがありました。
まず、FUTURENAUTの櫻井くん、うつせみテクノの秋山くん、同じ昆虫食を志す学生たちとの出会いです。
いろんな学生たちが興味を持ってこの世界に足を踏み入れましたが、みんないなくなってしまいました。笑
孤独との戦いの中、同じ学生である彼らの存在なしに、続けることはできなかったでしょう。
また、このイベントでは、今も交流がつづく多くの方との出会いがありました。
ベーシストの今沢カゲロウさんと初めてご挨拶したのもこの日です。
1人のお客さんとして来てくれた若い学生が、今も東京でイベントする際には支えてくれています。
新宿でオフ会をしましたが、その時に参加してくださった方の半数近くは、昆虫食で起業をされたり、V tuberとして配信をされていたりしていますし、その後も夏に虫を採りに行ったりする仲です。
④後輩の突撃
インスタを見て、天王寺公園でイベントに出ていた僕を突撃してきた近畿大学の大島くん、彼との出会いは大きな出来事です。
純粋に同じ大学から興味を持ってくれて来てくれたことは嬉しかったですが、彼のおかげで仲間が増え、活動の幅は格段に広がりました。
こんなにつらいことが多い活動を一緒にしてくれていることには頭が上がりません。
数え上げるとキリはないですが、今回のプロジェクトを通じて、これまでのことを振り返ることが多かったです。
昆虫の食材としての魅力を伝えていく、ということ以上に、多くの人と今も続く交流につながって来たことが何より大きな財産だと思っています。
残り半日ほどとなりました。引き続きどうぞよろしくお願いします