【ある日の備忘録】
わが社では10年前から人事評価制度を導入している。
曖昧になっていた給与など体系化して、3ヶ月に一度の育成面談を行ってきた。
もちろんそれで良かったと思っている。
導入が悪かったとは思っていない。
しかし、キャリア開発の読書会に参加して、スタッフを育成するなんておこがましいと考えるようになった。
スタッフとともに私も会社も成長するというか、同じような感覚で進めていくことが重要で、その鍵になるのが話すこと。
そういう意味で、定期的に面談できたことは良かったと思っている。
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さらに、最近読み始めた 武井 浩三 さんの「自然経営」という本。
今まさに読んでいるのが、情報公開の部分。
・給料額面のオープン化。
・年齢や勤務年数に左右されない。
・自分たちで給料を話し合って決める
など 、一番盛り上がる章に来ている。
その章を見ながら、3ヶ月に一度のレクレーションディに向けて資料を作っていて、いろいろ考えています。
※「自然経営」 はオススメします.
育成面談で重要なのは、会社(経営者)の考え方を元に
スタッフを育てたり誘導したりするツールとして使うのではなく、
会社の方向や経営者(上司)の考え方とスタッフの考え方を一致させるためのものでもなく、
お互いに「へぇ~そうなんだ」と「そんなふうに感じているんだ」と
感じ合うことなんだと思った。
もちろん共感できなければ独立してもいいし、
外部スタッフになってもいい。転職もありだと思う。
だって人生は一度きり。
無理してイヤなことにしがみついても楽しくない。
この会社でやっていきたいな、と思ったらやっていけばいい。
あるがままに受け入れることが肝なんだろう。
育成面談を10年続けてきて、ようやくたどり着いた気がする。
まあ、また変わるんだろうけど、それもそのまま受け入れよう。
いかに今回のプロジェクトで、キャリア開発が重要かと感じた一幕でした。