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体験のもっと先に!雪国の価値を編み直す、ゲストハウス付き研究所をつくりたい!

雪深いこの土地には、自然の大きな変化のなかで、「あるものを生かし」しなやかに生きる人々の知恵があります。どこにでもある「体験」で終わらない、その奥のコアなエッセンスを紡ぎ出し、現代の私たちの暮らしに合う形に編み直していく。そんな研究の場として、築140年の古民家をゲストハウス付き研究所に改装します!

現在の支援総額

1,083,500

108%

目標金額は1,000,000円

支援者数

140

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2018/02/21に募集を開始し、 140人の支援により 1,083,500円の資金を集め、 2018/03/29に募集を終了しました

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現在の支援総額

1,083,500

108%達成

終了

目標金額1,000,000

支援者数140

このプロジェクトは、2018/02/21に募集を開始し、 140人の支援により 1,083,500円の資金を集め、 2018/03/29に募集を終了しました

雪深いこの土地には、自然の大きな変化のなかで、「あるものを生かし」しなやかに生きる人々の知恵があります。どこにでもある「体験」で終わらない、その奥のコアなエッセンスを紡ぎ出し、現代の私たちの暮らしに合う形に編み直していく。そんな研究の場として、築140年の古民家をゲストハウス付き研究所に改装します!

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ご支援ご協力いただいている皆様、

このページを見てくださった皆様、

ありがとうございます!

 

いよいよ残り7日となりました!

引き続きどうぞよろしくお願いいたします!

 

さて、今日は「どんな研究をするの?その3」についてご紹介します。

 

 

センスが光る!繕いものたち。

 

私が地域を歩いていて、とても気になっていたもの。

それが「繕いもの」でした。

 

おばあちゃんたちは、自分たちの身に着けるものを繕いながら、使っているのですが、そのセンスたるや!

 

柄×柄!

というハイセンスな合わせ方がお得意で、

 

斬新でかわいい繕いや着こなしには、すっかり虜になってしまいました。

 

 

「かわいい」の背景にある、暮らしを豊かにする工夫

このように、単純に「かわいい」という感覚から興味を持った「繕いもの」たち。

ゆくゆく、お話を聞いていくと、その背景には「あるものを大切にし、生かす」知恵と工夫があることに気づきました。

私はモノには、「モノ」そのものとしての価値と、モノに込められた「オモイ」という二つの価値があると思っています。

例えば、おばあちゃんが縫ってくれたワンピース。

「洋服」としての機能とともに、おばあちゃんから孫への愛情が詰め込まれています。

 

モノは大切に使えば使うほど、ほころんできます。

だからと言って、使わずに飾っておくのも、モノに対して失礼です。

いただきものなら、なおさら。

モノは使ってナンボ。

 

では、ほころんでしまったもの、もう着れなくなったワンピースは捨ててしまいますか?

「繕いもの」をする人たちは、全部捨ててしまうのではなく、部分的に生かして他のものにアレンジしていました。

 

「モノ」としての機能は変化しても、「オモイ」は引き継がれているのです。

 

 

環境と歴史が、もたらすもの

 

津南町や周辺地域では、布や糸、繕いが好きな人が多い傾向があります。

わたしは、その背景にはふたつのことがあると思っています。

 

ひと昔前は、お隣の十日町は着物の町として機織りの産業が発展していたので、津南町でも昔機織りを生業にしていたという方がたくさんいます。

そのような方とお話をしていると、家の中からその当時使っていた糸や布がたくさん出て来たり、いまも小さな繕いものを楽しんでいるという方も多いです。

 

もうひとつは、雪に覆われる冬の期間が長いということ。

その分、手仕事に費やす時間もとりやすいという傾向があるのではないかと思っています。

現代でも、雪国の農家の方と話をすると、冬は農業以外のこと(仕事も趣味も含めて)をするのでリフレッシュされると聞くことがあります。

手仕事のように、ある程度時間もかかることに取り組むには、雪国の冬は持ってこいと言えるのかもしれません。

 

 

0から1を作り出すことだけが、クリエイティブではない

なにかを「作ろう」とすると、この0から1を作り出そうと考えがちです。

私自身もそう思っていました。

でもわたしは0から1を作ることは苦手です。

そんなわたしはなにかを「作ろう」ということはできない人間だと思ってきました。

 

でも地域にいるクリエイティブなおばあちゃんたちを見ていると、0から1を作らなくてもいいのだということに気づきました。

 

すでに「あるもの」の価値を見出し、そのエッセンスと他の「あるもの」を編みなおしていくことで、クリエイティブが生まれる。

 

「作ろう」だけではなく、「繕う」ことでも、

「つくろう」というクリエイティブは生まれる。

 

そう考えると、だれにでも「つくろう」ことはできるし、いつでも始められるのです。

 

 

ちくちくつくろう研究室

先日、雪の降る昼下がりに「ちくちくつくろう研究室」プレイベントを開催しました。

参加者の方からは

「お気に入りのズボンに穴が開いてしまって、ずっと直したかった。今回直して、早速次の日から履いてます!」

という感想をいただいたり、

今回は参加できなかったものの、興味のある方からは

「直したくて保管しているものがあります」と連絡いただいたり、

反響もありました。

 

 

「モノ」の背景にある、「目に見えないものに思いを巡らす感性」を育む

 

またちくちくしながらお話している時間は、それぞれお気に入りの「モノ」への思いだったり、大切な人からの贈り物だったり、普段はなかなかできない、その「モノ」ひとつと向き合う貴重な時間となっていました。

そうして向き合い、直した「モノ」は、次に使うときには、さらに愛おしく大切に使えるのだろうと思います。

 

 

どんどん新しい、使い捨てのものが生まれる時代、

一つひとつのモノが生まれるストーリーや背景にある人びとの思い、

自分の手に届くまで、どんな人がどんな思いで届けてくれるのか、

目に見えないものに思いを巡らす感性を

この研究室から育んでいけたらと思っています。

 

 

ぜひ一緒にちくちくしたい方は、Classic Labの研究員になってくださると、研究室に参加することができます。

今回のクラウドファンディングでは、

研究員になりたい方向けには3000円支援コースと10000円支援コース、30000円以上の主任研究員、名誉教授コースもあります。

 

この期間中に研究員になってくださった方には、今後優先的に研究室への参加案内をさせていただく予定です!

 

この機会にぜひ、一緒に研究をしましょう^^

よろしくお願いいたします。

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