▼社会課題をビジネスの力で解決する彼らを応援したい!!その一つの方法が社会的投資だ。
みなさまこんにちは!!ページをご覧いただきましてありがとうございます。社会的投資の普及・発展・研究を目的として発足した認定NPO法人ARUN Seedです。
戦争、飢餓、貧困...これらの要因に巻き込まれ、生まれた国が違うだけで、自分の持って生まれた才能が活かせないのはおかしい。「地球上のどこに生まれた人もひとりひとりの才能を発揮できる社会をつくりたい」との想いで、2009年12月にARUNは発足しました。
▼私たちと社会起業家をつなぎ、社会的投資に参加しやすい仕組み「CSI チャレンジ」を通じて、社会を変える当事者を増やし、社会起業家を応援する仲間を増やしたい!!
「日本でも、広く社会的投資を広めたい」
この想いから、ARUN Seedでは2016年に、「CSI チャレンジ」という、日本とアジアの社会的企業を繋ぐコンペティションプログラムを開始しました。
第二回目となる、CSI チャレンジ vol.2では、イノベーションを活用しSDGs達成に向けた社会的インパクト創出を図る社会的企業を募集します。グランプリ企業には、ARUNを通じて社会的投資を行い、彼らが製品・サービスを地域の人々へ届けることを長い期間をかけて伴走します。
さらに、グランプリ企業からの"経済的リターンを新たなソーシャルビジネスへ再投資”することで更なる資金の循環を発生させ、投資を継続します。
日本のみなさまの意思あるお金を、世界各地の社会起業家が行うソーシャルビジネスへの投資(社会的投資)として届けることで、「社会課題の解決」が飛躍的に進むことを目指す仕組みです。
皆様のご参加が、私たちの社会の未来をつくります。ご支援、ご協力をどうぞ宜しくお願い致します。
▼社会的投資って?
世界が抱える貧困、環境などの課題は、一方的な援助だけでは解決できません。
社会的投資は、ビジネスをすることで社会の様々な問題を解決していけるという社会的リターン、そして、投資した資金がより大きな資金になる経済的リターン、そのどちらも追い求める新しい仕組みです。
▼ARUNの今までの歩み
ARUN発足以前、戦後のカンボジアで援助に頼らず、
「自分たちで、資金を動かしながら、ビジネスをやっていく事で、カンボジアの未来を変えよう」
という、熱意と意欲、創造性溢れる起業家たちに出会いました。彼らの瞳の輝きは今でも忘れられません。
貧困や環境問題に取り組む彼らを応援したい。寄付や支援はもちろん必要だが、もっと、サステナブル(持続可能)な仕組みが必要なのではないか?と考えるようになりました。
私たちに寄付ではなく投資をしてくれる方は、日本にはいないのだろうか。相手への信頼や期待が込められている投資という形なら、与えられるだけの寄付より、期待に応えるために頑張ろう!と、より主体性が育つのではないかと思ったのです。
調べてみると、「社会的投資」という方法があり、海外では既に多くの先例があることが分かりました。
しかし、2009年当時、日本には社会的投資ができるプラットフォームがありませんでした。
「ないのなら、自分たちの手で作ろう。」
そう決意し、2009年12月にARUNは走り始めたのです。
2009年の発足から今まで、カンボジアでの有機農産物の流通事業、女性を支援するヘアエクステンションの製造事業、インドでのヘルスケア、地下水問題を解決する事業など、総額1億円を超える社会的投資を実現させてきました。
これまでの投資の結果として・・・
医療を届けた人数:22,000人
持続可能でエコロジカルな農業技術の提供:140,000世帯
女性の雇用促進:6,272人
を達成することができました。
ARUN はこうした活動を行い、さまざまな人が笑顔になっていく姿を見てきました。
▼CSI チャレンジの誕生
「広く社会的投資を進めていきたい」
「アジアの起業家の熱量や革新的なビジネスを、日本にも知ってもらいたい。 」
「途上国といわれる地域で、こんなにも面白い活動が増えていると知ってもらいたい。」
これらのことを考えた末に誕生したのが、「CSI チャレンジ」でした。
この「社会課題の解決」が飛躍的に進むことを目指す仕組みに、一人でも多くの方に参加してもらいたい。
そう思い、考えに考え抜いた末、クラウドファンディングを通じて皆さまにCSI チャレンジに参加していただくという方法にたどり着きました。
2016年度のコンペティションには、アジア10か国、53社からの応募がありました。
そして、クラウドファンディングを通じて150名の方から2,330,000円というご支援を頂きました。
4社のパートナー企業・団体様からもご協力いただきました。
▼日本初の試み達成!!
栄えあるCSI 1st チャレンジのグランプリは、インドの「ステラップス」という企業に決まりました。
ステラップスは低生産性や不透明なバリューチェーンといった問題を抱えるインド酪農セクターにIoTソリューションを提供しています。事業を通じて生産性の向上、高品質の生乳の安定的な供給、零細農家の所得安定といった社会的インパクトの拡大が期待されています。
グランプリ企業として、「ステラップス」へ、ARUN Seedより$50,000の社会的投資を実行致しました。
寄付を募り、そのお金を途上国の社会的企業へ投資をするという形は、実は、日本で初めての試みでした。
▼CSI チャレンジ vol.2の目的は?
①SDGs達成に向け優れた取り組みを行う社会的企業の発掘・支援
SDGs(持続可能な開発目標)とは,貧困や格差、異常気象など、様々な社会問題を、だれひとり取り残すことなく、地球に住んでいるみんなで力をあわせて解決するための、国連で定めた2030年までの17の目標です。
SDGs達成に向けてこれらの課題をビジネスの力で解決していこうとする起業家をコンペティションを通じて発掘し、優勝企業に社会的投資を行うという形でチャレンジを共にします。
②世界の社会的企業と日本のネットワークを繋ぐ社会的プラットフォームの構築
いまこの地球上で、自分の身の回りにおきている問題をビジネスの力で変えていこう。それらに日夜奮闘する海外の起業家たちから溢れでるやる気と希望。社会問題の現場の中心にいる彼らのビジネスアイディア。これらは日本に住む私たちも学ぶべきヒントにあふれています。
そんな、社会課題の解決にビジネスの力を使う起業家と、日本の私たちが繋がり、互いに学び合うことで、新たな可能性が生み出されると思っております。
このような社会的投資プラットフォームを広げていくことで、この地球を愛に溢れたよりよいものへとしていきます。
▼資金の使い道
「CSIチャレンジの概要」
1.より良い投資先として、現地の課題に対して適正なサービスや商品を提供しており、かつ優れた経営能力を有している企業を選定します。
2.ARUN独自の社会的インパクトの判断基準により、インパクトのある投資を行います。
3.“投資先企業からのリターンを新たなソーシャルビジネスへ再投資”することで更なる資金の循環を発生させ、投資を継続します。
集まった資金は、大きく以下の3つのための資金に充てさせていただきます。
○コンペティション運営費
○投資先起業家のファイナンシャルサポート
○報告レポートに係る費用
▼最後に
いよいよCSIチャレンジ 第二弾を始めます。
出会った人や課題に、自分が生まれ育った境遇に、病や死にさらされている世界に、
目を向けて、耳を傾けて、課題を解決するビジネスをつくろうと奮闘する人たち。
事業を、社会を、未来を語り、課題の解決に向けて一歩を踏み出す人たち。
ひとりではできないことを、仲間と共に成し遂げてしまう人たち。
そんな起業家に出会ったら、あなたは何を聞きたいですか?
何を伝えたいですか?
何を一緒にやってみたいですか?
ARUNのCSIチャレンジを通して、アジアの起業家と出会いましょう!
それは、ご自分自身を知る機会にもなるかもしれません。
皆様のご参加を心からお待ちしています。
認定NPO法人ARUN Seed 代表理事 功能聡子
功能聡子 受賞歴
●SBIビジネスプランコンテスト優秀賞受賞
●エコジャパンカップ2010 環境ビジネスウィメン賞
●第三回日経ソーシャルイニシアチブ大賞国際部門賞
●2016年「Forbes Japan世界で闘う日本の女性55」に選出。
(※寄付型クラウドファンディングの税制優遇について)
個人が非営利の特定の法人に対し、事業に関連する寄附をした場合には、 所得税(国税)の計算において、寄附金控除(所得控除)又は税額控除のいずれかを選択して確定申告を行うことにより、所得税の控除を受けられることがあります。税制上の優遇措置がこのプロジェクトにあるかどうか、また優遇措置の試算の詳細は当団体にお問い合わせください。
※「寄附金控除」「税額控除」をお受けいただくためには、確定申告の際に、当団体が発行した「領収証」の提出が必要となります。領収証は年に一度、確定申告時期にお送りしています。すぐに領収証が必要な方はご連絡ください。
※領収証はGoodMorning又はCAMPFIREではなく当団体が発行・郵送いたします。
本件に関するお問合せ先
認定NPO法人ARUN Seed
http://arunseed.jp/
Tel: 03-4520-5417(10:00~18:00)
E-mail: info@arunseed.jp
最新の活動報告
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2018/05/16 10:13ムンバイを本社とするこの企業は、家政婦さんにフォーカスした人材紹介サービスを提供しています。ムンバイ以外には、バンガロール、プーネにて営業展開しています。求職者の同社への電話通信も含むIT環境が乏しい、その中で求職者にリーチするための方策など、様々なハードルをクリアするアイデアを現実のものとし、システム化しているのが面白いですね。 もっと見る
CSIチャレンジ現地視察報告-その4
2018/05/15 12:29CSIチャレンジへの応募企業への現地視察を行い、今回で第4弾の報告です。 5月7日訪問したこの企業はアーメダバードに本社を置き、ITによる恩恵を隈なく届けたいとの思いで設立され、その届け先を農業従事者としています。ITへの投資額が限られている従事者においては、スマートフォンに代表される高機能デバイスの取得は難しいかと思います。その中で、ガラケー(スマートフォーン以前の携帯端末)を有効利用し、IVR(Interactive Voice Response:音声自動応答)による農作業に有効な情報を、文字ではなく音声で伝える事で、大きな価値をもたらしています。 優秀な社会起業家の選考は、継続中です。5月28日には、最終決定されますが、スタッフ一同、どの企業が栄冠を勝ち取るか、ワクワクしています。 もっと見る
CSIチャレンジ現地視察報告-その3
2018/05/14 12:255月5日に訪問しましたムンバイを拠点とするこの企業は、聴覚障害者支援のためIT技術を利用したデバイスと、それに関わるシステム開発、サービス提供を行っています。 もっと見る
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