※このプロジェクトは、2023年2月25日(土)-28日(火) 新宿住友ビル三角広場にて開催のクリエイティブの祭典 「NEW ENERGY」と株式会社パルコが運営する当クラウドファンディングサイト「BOOSTER」がサポートしています!参加プロジェクト一覧は↑こちら(https://camp-fire.jp/curations/new-energy)よりご覧ください。
はじめに・ご挨拶
私たち野崎製作所は、創業1902年にものづくりの街「燕三条」で創業以来、ものづくり一筋の金属加工メーカーです。木製タンスの金物部品の製造から始まり、錠前、スキー部品、卓球台、農業機械部品、通信機器部品など、時代のニーズに柔軟に対応し、その時代の人々に必要なモノを製造してきました。
そして2018年、私たちが新しい時代に向けて開発したのが「GRAVIMORPH(グラビモルフ)」です。デザイナー樋口氏と共同開発し、シンプルな動きと心地よい音色が特徴の現代アート(リラックスアイテム)です。
今回は山口県山口市を拠点にフラワーアティトとして活動している「nogaaru(ノガアル)坂本奈緒美」との初めてのコラボアイテムを先行予約販売いたします。
日々の生活にゆとりある時間を
GRAVIMORPH(グラビモルフ)とは、「GRAVITATION(重力)」と「MORPHOLOGY(形態学)」という2つの言葉を合わせた造語に由来します。シンプルな形のモノとモノとの組み合わせ(出合い)が、自然の力である重力の影響を受けたとき、素朴でユニークな動きと心地よい音色を生みだします。
水、風、炎、草木…自然の不規則な動きや音に趣や癒しを感じてきた日本人の感性を、モダンアートに落とし込んだグラビモルフ。慌ただしい日常の中に、自らと向き合う癒しの時間を大切にする人へ。ゆとりを愛し、さらなる心の豊かさを求める人へ。何ものにもとらわれない上質な「ゆとりある時間」を贈ります。
日本古来の癒し文化が現代に進化
日本には古来より「ゆとりある時間」を大切にする文化がありました。例えば、日本庭園にある「ししおどし」。元々は田畑を荒らす鹿や猪などを驚かすための実用品でした。水の力を利用した動きは、一定のようで実は不規則な動きをします。日本庭園で愛され、静と動の優雅な動きや音色が人々の心を癒してきました。
他に似たようなアイテムとしては、風の力を利用した「風鈴」、植物の力を利用した「盆栽」など、日常生活に「ゆとりある時間」を生みだす日本ならではの癒し文化の象徴でした。私たちは現代生活に適した形この文化を引き継ぎ、仕事、家庭、社会、日々懸命に生きている30~40代の働き盛りの大人のための癒しアイテムを作りたく、このプロジェクトを始めました。大人の心にゆとりができれば、子供や年配者に対して優しく接することができ、皆が暮らしやすい社会の第一歩になると考えています。
特に、都会生活で短時間しか時間が作れない人に楽しんでいただきたいです。グラビモルフは数秒から30秒程度で1回の動きが終わるようにあえてしています。動きがおわり、人の手で再度動かすことに意味があります。手を動かすことが重要で、手を動かすことで脳が活性化し、リフレッシュできると考えています。永遠の時間(モノ)はありません。グラビモルフは最高の状態から経年変化を楽しめるように設計しています。
ノガアル 坂本奈緒美との出会い
Flower Artist:坂本 奈緒美/Naomi Sakamoto
フラワーアーティストの坂本 奈緒美氏は、緑あふれる自然豊かな山口県で育ち、暮らしの中にはいつもお花がありました。日々花と触れ合う仕事を通して、 もっと自由に素直に、そして新しい表現がしたいと考え独立。2020年フラワーショップ開業を期に「nogaaru(ノガアル)」アーティスト活動を始め、ショップ経営だけではなく、 花関係のアーティスト活動、オリジナル商品の開発、 メディア出演(TV番組コーナー出演)など多方面での活動を行っています。
2021年にはコケアートブランド「MOSSY Landscape Art by nogaaru」を立ち上げ、苔とアートそれぞれの魅力を引き出しnogaaruらしい上質なコケクウカンを提案しています。
坂本氏と野崎翔太郎は2022年9月、東京・新宿で開催されたニューエナジー夏展にお互い出展し、偶然の出会いから始まりました。アート作品を作る両者でしたが、野崎製作所は力強く、シンプルな直線と球面と組合せた作品(どちらかと言うと男性的な)で、ノガアルは優しく、複雑さと華やかさを組み合わせた作品(どちらかと言うと女性的な)を発表していました。
最初に声をかけたのが野崎翔太郎でした。動きと音が特徴的なグラビモルフ、そこに花や苔などの自然な美しさをプラスしたら今までに見たことのない全く新しいアート作品ができると想像しました。お互いのコンセプトを理解し話し合い、新しいアートへの挑戦をしてくださった坂本氏には大変感謝しています。両者の初コラボ品をお楽しみください。
リターン品の紹介
GRAVIMORPH × nogaaru コラボアイテム
2019年12月に第1弾として販売開始し、プレミアムシリーズの中で1番人気の「SPINDLE -Black-(スピンドル ブラック)」をベースにコラボ作品を作りました。SPINDLE(スピンドル)とは、坂道に2枚の壁を作り、その間に紡錘の形をしたモノを転がしたときに生まれた作品。紡錘の形をしたモノが、両側の壁に交互にゆっくりぶつかりながら心地よい音を奏でて下りていきます。下記写真は通常品のスピンドル ブラック。
ブラックはステンレス部分には特殊な黒染め工程を施してあります。ステンレスの黒染め工程はとても珍しく、特殊な技法によりおこなわれています。塗装やメッキと異なり、商品1つ1つが個性ある表情をみせ、時間とともに経年変化を楽しむことができます。木材には高級木材のウォールナットを使用。色や木目が美しく、衝撃に強く耐久性に優れている木材を、燕三条の木工職人が苔を加えられるように丁寧かつ大胆に加工をしました。
コラボアイテムに使用される苔にはスカンディアモスを使い、フラワーアーティスト坂本氏がデザインし、1つ1つ丁寧に仕上げています。男性的なイメージの強いグラビモルフに対し、妖精がでてきそうな柔らかく・優しい森(女性的な)をイメージして苔をデザインしました。多種な緑の苔を使い、フワフワした自然な風合いが切削加工で生まれた直線と球面にマッチし、ユニークで神秘的な作品になりました。切削加工された部分を全て隠すのではなく、あえて一部残し、日本人が古くから愛している不完全さ(不規則性)を表現しています。
※写真は試作品のため、完成品は若干異なる場合があります。
スカンディアモスとは、北欧スカンジナビアの自然から生まれた100%天然素材のディスプレイ用「苔(moss)」です。化学薬品を一切使用せず、天然ミネラルで保存処理し、特殊な技法で着色しているため環境にやさしい素材です。メンテナンスフリーでありながら、空気清浄化・調湿効果・脱臭効果などの機能もあり、次世代のグリーンインテリア素材として注目されています。ただ、北欧の特定の地域かつ専門家が管理した森からしか採取されないため大変希少な素材です。
価格&お届け時期について
今回は販売価格198,000円(税込)のコラボ品を限定6個を先行予約受付します。3個は18,000円引きの180,000円(税込)のコース、3個は燕三条半日観光付で198,000円(税込)のコースです。どちらも6月頃までにはお届けする予定です。
動きと音色のアーティスト
動きと音色のアーティスト「樋口 一成(ひぐち かずなり)」の長年の研究によりグラビモルフは生み出されました。1964年大阪府生まれの樋口氏は、現在は国立愛知教育大学 幼児教育講座の教授です。学生時代の1987年より重力によって動く造形をテーマにする立体構造作品を研究・実践し、多くの賞を受賞してきました。展覧会を開いたり、二風谷アイヌクラフトプロジェクトに参加したり様々な活動をしています。
野崎翔太郎(㈱野崎製作所の5代目)は、工場の機械を使った本格的なものづくり体験を定期的に開いています。樋口氏がその体験にたまたま参加し、2人は偶然出会うところから始まりました。2人の話が盛り上がり、日本文化や日本人ならではのアイデア、デザイン、ものづくり技術を合わせ、世界へチャレンジできる新商品を開発することになりました。アイデアを生みだす樋口氏、技術をモノにおとしこむ㈱野崎製作所、地場のアートディレクターや各種製造業が力を合わせグラビモルフは誕生しました。
職人の街・燕三条であり続けるために
新潟県三条市の金属加工の歴史は、農民が副業として和釘を作り始めた江戸時代初期までさかのぼります。市内には300社以上の金属加工に携わる中小企業、50社以上の木工に携わる中小企業、それらをつなぐ様々な業種が密集した街として発展してきました。切る、削る、磨くというシンプルな加工ほど職人の高度な技術力と長年の経験の差がでてきます。グラビモルフは日本有数のものづくり集積地域「燕三条」だからこそ完成したアイテムです。
アイテムを販売するには、パッケージ、ショップバッグ、緩衝材、ビニール袋、輸送用段ボールなど様々なモノ、そしてそれらを製造・サポートする多くの業種が必要です。私たちはそれらできる限り燕三条で製造したものを使用しています。また、各社には適正な工賃でものづくりをお願いしています。多くの業種が廃業し、年々ものづくり職人が減っているのが私たちの街です。まずは燕三条の全ての職人が日本の平均給与並みに稼げる職業になり、ものづくりの街であり続けることが私たちの目標です。
これまでの活動
グラビモルフは2018年に開発をスタートし、約1年半後の2019年12月に第1弾としてプレミアムシリーズの「スピンドル」と「ワブリィ」の販売を開始しました。開発当初より世界での販売を目指し、国内の展示会だけでなく、アメリカ、ドイツ、フランス、香港などの展示会(オンラインも含む)にも参加してきました。しかし、2020年から始まった新型コロナウィルスの蔓延により、なかなか周知がうまくいきませんでした。
2022年2月、よりリーズナブルでカラフルな新シリーズ「スマイルシリーズ」を販売開始し、アイテムバリエーションを増やしました。2022年からは東京・新宿でのリアル展示会に3年ぶりに出展し、日本橋高島屋でも販売をしました(期間限定)。2023年1月-2月はルクア大阪にも出店しました(期間限定)。
資金の使い道と実施スケジュール
集めた支援金でコラボアイテムを完成させます。また、BOOSTER手数料にも使用されます。
現在試作品が完成し、各種調整中です。梱包方法やパッケージなどお作成し、5月末に完成を目指しています。6月には購入者へお届けする予定です。
※写真は試作品のため、完成品は若干異なる場合があります。
おすすめの利用方法
グラビモルフはヨガや禅などのプライベートな空間、ビジネスの合間のリフレッシュタイムなどにおすすめしています。
利用者の声(グラビモルフ)
40代女性(会社代表、日本)
GRAVIMORPHは私の最大のリセットアイテムです。疑問を感じるとき、考えて、掘り下げて、、、GRAVIMORPHを使うと30秒以内に考えがリフレッシュされます。重要なタイミングでいつも使っています。
女性(ヨガインストラクター、日本)
集中力を高めるときに利用しています。特に所作の導入時におすすめします。
佐藤道春住職(西明寺、新潟県三条市)
見返りのない世界は美しい。意図なきちから、それは重力。委ねるを視界と聴覚に。
最後に
私たちは、他アーティストとのコラボは初めての経験です。樋口氏が生み出した唯一無二の動きと音色のアイデア、燕三条のものづくり技術、そこにフラワーアーティストの「美」が加わりました。使っても楽しい、見ても楽しいアート作品が生まれました。グラビモルフが大事にする日々の生活の中での「ゆとりある時間」、笑顔あふれる日常をおくっていただきたいです。
野崎製作所は色々なアーティストとコラボし、今までにない新しいモノ(体験)を世の中に発表し続けていきたいと考えています。弊社に興味を持ったアーティスト、デザイナー、クリエイターの皆さん、ぜひお気軽にご連絡ください。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
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