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本の飢餓から子どもたちを守りたい。ラオス障害児にバリアフリー図書を

キャンプファイヤー 寄付型のバッヂ

「本の飢餓」障害者が利用可能な書籍が限られていることをそう呼びます。発展途上国では毎年出版される本の中でわずか1%以下。本がなければ価値観や想像力を養えず、生きるのに必要な情報も届きません。エファは、ラオスの障害がある子どもたちに、命と心の栄養である本を届け、思考とスキルの向上を目指します。

現在の支援総額

1,063,500

106%

目標金額は1,000,000円

支援者数

113

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2023/03/01に募集を開始し、 113人の支援により 1,063,500円の資金を集め、 2023/03/31に募集を終了しました

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キャンプファイヤー 寄付型のバッヂ

本の飢餓から子どもたちを守りたい。ラオス障害児にバリアフリー図書を

現在の支援総額

1,063,500

106%達成

終了

目標金額1,000,000

支援者数113

このプロジェクトは、2023/03/01に募集を開始し、 113人の支援により 1,063,500円の資金を集め、 2023/03/31に募集を終了しました

「本の飢餓」障害者が利用可能な書籍が限られていることをそう呼びます。発展途上国では毎年出版される本の中でわずか1%以下。本がなければ価値観や想像力を養えず、生きるのに必要な情報も届きません。エファは、ラオスの障害がある子どもたちに、命と心の栄養である本を届け、思考とスキルの向上を目指します。

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日々の応援をありがとうございます!エファ事務局の高橋です。

本日は、支援者である児童文学翻訳・エッセイストの木村瞳さんからのメッセージをご紹介します。
木村さんおすすめの絵本は、ラーメンを食べると思い出してしまいそう。私も早速図書館で予約してみました(インターネットですぐに読みたい本を検索して予約できる。これも本当に恵まれた環境ですね)。ぜひチェックしてみてください!

木村瞳様のメッセージ

「Efa Japanへの応援メッセージ 2023 Mar.18」

自分ごとで恐縮ですが、最近膝を骨折し図書資料へのアクセスができなくなって、「本の飢餓」状態の極々ごく一部を体験しました。車椅子から解放されはしたものの、歩行不自由な身では、当然外出もままなりません。必要な資料を調べたくても、図書館にも行けず、必要な資料が電子書籍にはなっていないので、パソコンを介しての資料や図書の貸し出しも受けられませんでした。片足が不自由というだけでも、出版図書へのアクセスができなかったのです。

この怪我によって、自分以上の不自由さや障がいを持った方々、視覚障害のある方、視覚障害でなくともディスレクシアや読むことに困難のある方々、高齢者、入院患者、被災地の方々、自国語の図書や情報にアクセスできない方々、戦禍の中にある人々、貧困の中で出版物にアクセスできない子どもたちの困難を、一層想像できるようになりました。

そして改めて、Efa Japanの「本の飢餓」をなくすための活動、読書や情報取得から「誰も取り残させないため」の活動の大切さに思い至りました。特に子どもたちを「本の飢餓」状態にさせてはならないとはっきりと思いました。

Efa Japanには、「学ぶ権利」を守るための、さらなる活動を続けてもらいたいと強く思います。それによって、命が助かり、希望を見出し、未来への扉を開く人々が生まれるのですから。


お勧めの図書

書名『ぼくがラーメンたべてるとき』
作・絵 長谷川 義史 教育画劇 2007年

今の平和な暮らしに気づき、同時に、世界を改めて観なおす視点を提供してくれる絵本です。

ストーリーはこうです。

ぼくは今ラーメンを食べている。ぼくの隣ではネコがのんびりとお昼寝。

ぼくがラーメンを食べている時、隣の家ではみっちゃんがテレビを観ていて、隣の隣のたいちゃんはトイレ。そして、その隣のゆうちゃんはバイオリンのレッスン。同じとき、隣町の男の子は野球をしている。

さて、同じ時、隣の国の男の子は自転車をこいでいて、その隣の隣の国では、女の子が赤ちゃんの世話をしている。その隣の隣のその隣の国では、水汲みをしている子、その隣の国ではパン売りをして働く子、牛の世話をして働いている子というように、各国の児童労働が描かれ、さらには同じ時、遠い隣の国では、外で行き倒れの子がいる・・・という文が現れます。

イラストは、ラーメンを食べているぼくと、いろいろな国の同年齢の子どもたちの姿を展いていき、そして、最後のページでは、行き倒れの子にもラーメンを食べているぼくにも、おなじように風が吹いていると描くのです。

この本は、一日の中のあるひと時というフレームの中で捉えた、世界各地の子どもの姿を切り取って見せてくれます。レンズをある刹那に固定して、そこから世界の国々を見れば、平和にラーメンをたべている子、児童労働をしている子、飢えなのか、病気なのか、怪我なのか、地雷を踏んだのか、あるいは流れ弾にあたったのか、外に倒れたままの子がいることも見えるのです。

この3年間、新型コロナウイルスが、地球上の人々の生命を危機に陥れました。そして、東欧で起きたウクライナ戦争が、世界の経済全体に大打撃を与え、その余波で日本に住む私たちも苦しんでいます。地球上の命は繋がり、命を支える食べ物もエネルギーも依存しあっていることを、この数年で実感させられました。平和と戦争は隣合わせであること、幸せと不幸は時を同じくして発生していること、私たちは単独で生きているわけではないことにも、目が開かされました。

今この機会に『ぼくがラーメンたべてるとき』を、大人にも子どもにもぜひ開いていただきたいと思います。

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