※本活動月報は、「支援者のみ」が閲覧できるものとする予定ですが、ここまでの経緯等を踏まえ、2024年中の月報(11月、12月分)のみ、全体公開とさせていただきます。
(一定期間の後、支援者のみが閲覧できる状態に切り替える可能性があります)
※本月報は製作総指揮・まだら牛の手による執筆ではなく、プロジェクト記録スタッフの視点で書かれたものとなります。
●月報について
2023年2月のパイロット・フィルム公開後、本プロジェクトの進捗について、応援してくださる方の目に入る情報は限られたものだった。
全国20ヶ所を巡るパイロット・フィルム全国上映会行脚、展示会、そして本編制作のための第2回クラウドファンディング……これらは2023年5月までのこと。
それ以降の水面下での動きについては、報告できないことがあまりにも多く、それを申し訳なく思っていた。
2024年12月現在。我々はある種、制約から解き放たれた状況にある。
今後は支援者の方々にプロジェクトの現況を届ける責務を改めて果たしていく。
そして、これらの記録の蓄積が、将来別の誰かが険しい道を行く際の参考になることを願っている。
●プリプロダクション・メンバー募集
・募集に対する反響について
10月20日の配信でプリプロダクション・メンバー募集の告知をして以来、想定を遥かに上回る反響があった。
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※お送り頂いた情報の精査だけでかなりの時間を要しており、お返事にお時間を頂いております。お待たせしてしまっている方々、申し訳ありません。
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個人クリエイターの方だけでなく、アニメスタジオや製作会社からもご連絡をいただいている。
この一ヶ月ほどは毎日のように様々な方と打ち合わせをし、どういった形で関わっていただけそうかを模索している。
ご連絡くださった中には、プロダクション以降の工程で是非ご一緒させていただきたい方も多かった。
Vコン制作は当面のゴールではあるが、あくまで通過点であり、本編制作を成し遂げるにはアニメ業界の方のご協力は不可欠だ。
お待たせしてしまうことにはなるが、将来的にご協力いただけそうな方からのご連絡はもちろん、アニメ業界で活動されている方に本プロジェクトを知ってもらうこと自体が非常にありがたいことだと噛み締めている。
・11月末時点の現況
12月中には体制の目処を立て、2025年1月からスタートを切れるようにしたい。
今回のプリプロダクションで必要な人員として、以下のポジションを想定している。
・助監督(またはコンテマン、演出) ※2~4名程度
・設定制作
・進行
・美術設定(または美術監督)
また、プロダクションからの必要人員だが、諸般の事情から早期に見つける必要がある人員として以下があげられる。
・総作監
・登山アクション作監
現在も応募者との会話や条件面の確認を進めている最中だが、一部については核となるメンバーが固まってきた。
具体的な発表は契約等を済ませてからになるが、狂気山脈の顔とも言える美術を任せられる方が見つかったのは非常に大きい。
演出や作監については、フルコミットで参加可能な方がいらっしゃればと会話を重ねている。お心当たりのある方は、今からでも是非お声掛けをいただきたい。
●クラウドファンディング返金(既報・一部修正)
前回活動報告にて報告した返金対応について、不備の確認を含めた最終結果は以下の通り。
・返金総額 :257万円
・申し込み人数:137人(修正)
ご支援を継続していただけた方々、そして今後応援してくださる方々に改めて感謝を。
●脚本 第4準備稿(既報)
11月2日、脚本 第4準備稿が完成した。
まず、本作の脚本を最終的に誰が書くかは長い間の課題になっていた。
第1稿~第3準備稿については、方法が定まらない中で、一旦まだら牛が叩き台として書いていたものだった。
第3準備稿から第4準備稿に至るまでの間には、大きくプロットの見直しが入っている。
TRPGシナリオという原案を、いかにして映画にするか。また、目標の上映時間に収めるための取捨選択をするため、議論を重ねていた。
これらの議論をする中で実感したのが、脚本にする過程で何かを削ぎ落そうとする時、作品やモチーフへの解像度が高くないと、全然違う作品になってしまうという点だった。
以前述べたように、本作のテーマはニッチなもの。ここで描きたいものを真に脚本に落とし込めるのは、まだら牛に他ならない。
そこに至った際の心境が、前回活動報告内の「完成形のビジョンは僕自身がしっかり描かないと、狂気山脈という作品にとって良いものにはならない」という言葉に表れている。
第4準備稿はこれまでの集大成であり、「狂気山脈のファン」には納得してもらえる方向性のものだろう。ただ、それでもまだ改善の余地がある。
12月からはプロの脚本家の方を迎えて打ち合わせをし、ブラッシュアップを進めていく。
(プロジェクト記録スタッフ 筆)