はじめに・ご挨拶

みなさん初めまして。山口県周南市でジビエ猪専門の焼肉、しゃぶしゃぶを開店いたします「山厳寒」代表の三吉と申します。これから広くみなさんに知っていただき、愛されるお店を作ろうと思います。よろしくお願いします。

お店の名前の由来

みなさんヒバゴンをご存知でしょうか？ヒバゴンは１９７０年代に広島県の山奥、中国山地で目撃された類人猿型の未確認動物‥‥雪男と言われるものです。

私の父はそんな地域の腕のたつ単独猟師でした。

食卓には父の狩ってきたイノシシ、キジ、ウサギなど当たり前のように並んでいました。寒い冬、猟期がはじまると父が狩ってきたイノシシを捌くかたわら、幼少の私は炭をおこしてもらい側で少しずつ切り分けてもらい焼いて食べていました。懐かしい良い思い出です。

人生最後、私の思い出と美味しさを残していきたいと思い、ジビエのお店を出すことに決めました。

名前は「山厳寒」そのまま私の故郷の山をあらわしました。

私のこれまでの人生と開業決意に至るまで

私は10歳になると実家を離れ、学校の寮に入ることになりました。中学、高校も親元から学校に通う事はなく、学生時代は終わりました。　周りの子が普通に家庭である風景が私にはありませんでしたが、逆にその悔しさや寂しさ辛さなどの経験が今の開業を決意した自分を作って来たのだと思います。昔に感謝です。

そんな経験が良いのか悪いのか‥なんですが、私は他人に仲間と家族を見る癖があります。これがなかなかやっかいなんですが飲食店は他人の喜びを自分の喜びと感じれないと成り立たない仕事ですのでこの癖は大切な癖だと今では思っています。

そんな私が社会に出てから退職を決め、開業の決意をしたのは助けたくても助けてあげられない仲間の姿が今まで沢山あったからでした。　

家族のため、お金のため、我慢だ会社とはそんなものだ。夢を語るのは現実を見てないと否定され挑戦する事を諦めるのが正解だ。そんな社会の風潮を感じ、笑っていた子がだんだん笑わなくなっていく‥‥‥バツイチ頼る人も居ないこの場所で自分が全てひっくり返して証明してやる。と挑戦を決めました。

今までの飲食店での経験と、私の大切な幼少期の味と想い出を全て形にし、私に関わる全ての人に諦めない勇気と温かさを広げたい。そんな想いでクラウドファンディングをしています。

どうかみなさん私の仲間になってこの想いを広げる手伝いをしてくれませんか？

そしてこの文章を読んでくださっている人も支援する、しないは置いといて、どんな事も諦めないでと伝われば幸いです。

人生私たちの商品・お店のこだわり

さて、そんな私ですか、商品にもかなりこだわりがあります。大切な想い出を妥協したくありませんでした。

まず大人になり、イノシシの話になる度よく耳にしたのが、イノシシは臭い、硬いと言う事でした。　私はなぜだろう？と不思議に思っていました。父の狩ってきた肉は日にちが経っていても脂身は甘く、あっさりしており、炭火で焼いた猪は他の肉よりも味わいがあると思っていたからです。

父の仕事を思い出した時、気がついたことがありました。父は仕留めた時の処理が独特で臭みが残らない様、的確な処理だった事、そして雌、産まずは家族に食べさせてくれていたのでした。父に感謝です。

　イノシシの味の違いはその年の山の様子や、イノシシの性別にもよると思いますが、処理の方法、保存状況などでも味に違いは確実に出てきます。

私は思い出のある父の様な味のジビエのイノシシを皆さんにも知って頂きたいので、このイノシシは何を食べて育ったのか、イノシシの仕留め方、処理方法や保存状態に全て納得いくものにこだわりました。自信があります。

プロジェクトで実現したいこと

害獣として知られている猪ですが、狩猟界は年々高齢化が進み後継者が不足している状態です。農家様の被害もある事なので駆除は致し方ない事なのですが、このままでは後継者不足から、ただ駆除されるだけのものになってしまうのではないかと思います。

私がお店を出す事で、皆さんに美味しさを伝える事はもちろんですが、頂いた命に感謝し、その命が無駄になる事のない様長期的に私も狩猟界の支援を行って行こうと思います。

資金の使い道・スケジュール

店舗工事ダクト費用150万〜180万（現見積もり費用）

クラウドファンディング手数料17%（税込）に使わせていただきます。

3月後半クラウドファンディング開始

4月工事業者、仕入れ先最終打ち合わせ

4月後半着手工事開始

５月前半工事修理後、機材備品搬入、宣伝開始、店舗の進み具合とご報告を兼ねて店舗のSNS開始

5月後半プレオープン最終確認

6月オープン

最後に

ここまで長いお話に付き合って下さりありがとうございます。

個人で思う様な店舗を探し、納得のいくものを探し形にしていくのはとても簡単ではありませんでした。　何度もしつこく連絡し、その山の餌は？どうやって仕留めた？どうやって処理してる？と聞く私に怒らず怪しまず信用してお話し下さった方々、色々な県のイノシシや手作りのポン酢やタレを嫌がらずに何度も試食してアドバイスしてくださった飲食店の皆さま。まだみなさまに何も恩返しできておりませんが、いつかあの店は自分が助けたからある店だと自慢して頂けるようなお店にして行きます。

どうか応援のほどよろしくお願いします

＜募集方式について＞
本プロジェクトはAll-or-Nothing方式で実施します。目標金額に満たない場合、計画の実行及びリターンのお届けはございません。