支援者の皆様、関心を持って見守ってくださっている皆様、ご無沙汰いたしました。
商業誌記事のWCSJレポート、2本目と3本目が公開されています
おかげさまで、商業誌での WCSJ2023@メデジン レポート、WCSJ本番レポートの2回目・3回目が公開されております。登録は必要ですが無料です。
目次
・メイン会場は植物園の野外講堂、時にイグアナも参加
・科学と政治の間の黒く厚い雲に、風穴を開けるには?
・新型コロナウイルスが政治を変えた
・AIを「正しく恐れる」ために情報のパワーを
・日本への称賛、そして批判
目次
・ジェンダー問題に取り組まないと何が起きるのか
・メンタルヘルスはスマホから
・筆者、インタビューを受ける
・科学は「伝える」だけで充分なのか?
・残った不満と疑問、そして気づき
会場をマイペースで歩き回るイグアナの写真だけでも、どうぞ見てください(第2回)。
イグアナがのそのそと歩き回る中で開催される科学関連のカンファレンスは、世界的にもけっこう珍しいものではないかと思います。
また、「STEM(Science, Technology, Engineering and Math)」に「Art」が加わって「STEAM(Science, Technology, Engineering, Art and Math) 」になることで”笑い”の要素が加えられるようになったという話は、目からウロコでした(第3回)。日本には科学とお笑いを結合した「黒ラブ教授」という先駆者がいらっしゃいますけど、そういう視点で見てみたことはありませんでした。世界的視野と視点から日本の取り組みを見てみるという意味でも、ご一読の価値はあろうかと思います。
お笑いで人気を集めるためには、一定の才能と努力が必要です。でも、お笑いの世界的な位置づけを把握することは、すぐに誰にでも出来ます。
新刊のご案内
WCSJ2023@メデジン レポート、1回目から数ヶ月のブランクがあって2回目・3回目となったのは、その間に書籍を出版していたからです。
三輪佳子『生活保護制度の政策決定 「自立支援」に翻弄されるセーフティネット』(日本評論社)
生活保護制度は、長らく「聖域」とされてきたことになっていますが、実際には常に費用削減圧力にさらされてきました(正確にいえば、日本の被占領状態が解消した1952年以後)。特に2000年以後の動きは「激動の!」「こんなことって、アリ?」の連続です。その激しい変化は、一般的には「聖域なき構造改革」「ネオリベの台頭」「不透明な政治」で説明されますが(それは事実ですが)、「ホントにそれだけかな?」と公文書をほじくってほじくって、「表から見えない部分は、たぶん、こうなっている」というところを明らかにしました。いわば、「群像劇『生活保護劇場』の舞台装置見取り図(推定)と設定集(推定)」です。
帯文は、その『生活保護劇場』の主要登場人物のお一人でもある岩田正美先生が書いてくださいました。ダメモトでのお願いを快諾してくださり、AIのような光速で原稿に目を通してキャッチーな帯文を書いてくださった岩田先生に心から感謝します。
日本の社会保障に関心のある方にはお役に立つ本だと自負しておりますが、いかんせん、高価です。図書館へのリクエストなど、ご負担にならない方法でお目通しいただければ幸いです。
報告会の予定
5月に開催を予定していながら未だに実施していない報告会ですが、皆様がご多忙の年末を避け、2024年1月には他の未報告のプロジェクトの報告会ともども開催しようと考えております。もうしばらくお待ちください。