具体的にご支援いただいた皆様、拡散などの形でご支援いただいた皆様、そして、心の中でご支援いただいた皆様。
おかげさまで、商業媒体への記事1本目となる記事
『コロンビアの空の下で、科学と社会を語り合う(1)(みわよしこ) 』
を、Web日本評論に出させていただくことができました。全5回の短期連載を予定しています。
第12回科学ジャーナリスト世界会議(WCSJ2023) そのものとメデジン市とコロンビア、そして科学と社会にとどまらない数多くの話題について、文字数を十分に使ってレポートできそうです。
第1回では、メデジン市に到着するまで、そして滞在中の生活を中心に書きました。
食べ物と水は生き物の基本
メデジン市に到着したその日の私の驚きは、
「なんと、メデジン市の水道水は飲めるのか!!」
「なんで、スーパーマーケットにこんなに野菜がないんだー!!」
でした。
前者については、言うまでもないでしょう。水道水が飲用できることは、先進国であっても「当たり前」ではありません。
後者に関しては、食生活と健康に関する先進国の常識とメデジン市の繁栄ぶりを考え合わせると、あまりにも意外でした。日本の厚労省は「成人は野菜を1日に350g摂取」と推奨しています。私は、下手すると1食で350gくらいペロリと食べてしまいますけど。なので、野菜の影が薄く品質もよろしくないコロンビアのスーパーマーケットの風景は、衝撃的でした。
でも、野菜がそんなに多く摂れなくても健康を維持できる食生活は、何らかの形で実現されているはずなんですよね。
メデジンで過ごした10日間、実質9日間は、その謎を探究するプロセスでもありました。結局、「わかった」と言えるレベルには到達できませんでしたが、庶民の日常の食と飲み水は、その社会・文化・政治を地べたから照らし出すような情報の宝庫です。科学・技術・社会についての情報とともに、少しずつレポートしていければと思います。今もまだ、少しずつ調べることを続けています。
「プチトマトの素揚げ」という驚き
メデジンの「食」で最も驚いたのは、素揚げされて格調高くあしらわれるプチトマトです。プチトマトよ。キミは、そんな高級食材だったのか? 皮に、そんなポテンシャルを隠していたのか?
「プチトマトの素揚げ? それが科学と社会にどういう関係が?」と思った方も思わなかった方も、こちらの記事、どうぞお読みください。ご感想、お待ちしてます!