こんにちは!「おにぎり宮本」の応援隊です。
昨日、なんとご支援額が100万円を超え、メンバー一同歓喜しております。本当にありがとうございます!
おにぎり宮本の素敵なメンバーをご紹介します!今回は、プロジェクトページ後半にも登場している「おにぎり宮本」店長の倉永佑紀さん。
おにぎり宮本だけじゃなく、農業や子どもたちのこと、町の将来も真剣に考えている、本当に素敵な女性です。
*********************
底抜けに明るい笑顔と元気な笑い声。社長の恒一郎さんと『有機米農家 おにぎり宮本』の二枚看板を背負うのが、店長の倉永佑紀(くらなが・ゆき)さんです。
「全員ど素人、コロナ禍でのおにぎり屋オープン。
いろんな制限があり自由にやれないなか、
とにかく慣れることに時間を費やした2年間でしたね」
とチャレンジショップを振り返る佑紀さん。
ご飯の炊き方、おにぎりの握り方、豚汁の味のバランスなど一から試行錯誤。佑紀さんの思考は、有機米をおいしく食べてもらうため、お客様にお店に足を運んでもらうため常にフル回転。
「厨房から見えるんです。
他のお店に行列ができているのも、
取材が来ているのも。
『何がそうさせているんだろう?』
『こんなにたくさん車が走っているのに、なぜうちには来ないのだろう?』
お店の営業中も
いろんなことを考えながらやっていました」
人や車が行き交う場所じゃないと売れない?
車社会の地方で、駐車場がしっかりないとお客様は寄り付かない?
いや、へき地でも人気のお店に人はわざわざ行くじゃないか…。
チャレンジショップでの2年間、ずっとめぐらしていた思考・想像と経験が、ようやく今少しずつ一致してきたという佑紀さん。完全独立を前に不安もあるのでは?と考えていた私の想像を、心地よいほどにバッサリとかき消してくれました。
「新店舗を早くやりたい。
私たちは楽しみとワクワクしかありません。
100%自分たちの力で、どこまでやれるのか?
みんなで夢を語り合いながら過ごす時間が、
今は幸せすぎるくらいです」
新店舗の提供スタイルや新メニューを一つひとつ決めながら、お店を飛び出してキッチンカーでの営業も模索しているそう。
「自由に動けない町内のお年寄りにも、
おいしいおにぎりを届けたい。
『おいしいね』って笑顔で食べてもらえたら、
もはや有機米なんて言葉すら
いらないんじゃないかって思うんですよね」
そしてもう一つ、子どもたちへの食育に対する強い想いも。佑紀さん自身も3人のかわいいお子さんがいます。
「うちの子たちは以前から
社長にたくさん畑に連れて行ってもらっているし、
実家でも家族全員で、
ときにはご近所さんも手伝ってくれたりしながら、
みんなで無農薬のお米や野菜を育てています。
子どもたちは
『じいじが一生懸命作ったお米やから残したらいかん』
って言いながら食べています。
とにかく白ごはんが大好きで、
炊き込みご飯にすると怒って泣き出すくらい笑。
本当にうちの子たちは幸せです。
だけど思うんです。
畑を通した農業の経験は、
もっといろんな子どもたちに
平等に与えられる機会であるべきだって。
これは社長とも何度も話していることです。
農業や有機について、
都市部の親子が田舎で体験できるような場所になりたい。
田舎で育った強みを生かして、
私は農家と消費者の橋渡しになりたいと思っています」
************************
このインタビューを通して、恒一郎さんや佑紀さんにとっておにぎり屋は実現したい未来のための一つの手段。まだまだ通過点でしかないことを私は痛感しました。
『有機米農家 おにぎり宮本』新店舗オープン、有機農業の情報発信拠点づくり、これからの地方の可能性に共感いただけたら幸いです。もしよければ、「おにぎり宮本」のプロジェクトを拡散&シェアいただけると非常にうれしいです!