「千代子や、人につくれないものなんて、ないんだよ。」
これは私の母千代子が幼少期に、おばあちゃん(僕のひいばあちゃん)が着物や食べ物や、身の回りのものをなんでもかんでも魔法のように手作りするのを見てスゴイと思い、
「おばあちゃんってなんでもできるんだねー」って聞いた時に帰ってきた言葉だそうです。
僕のモノづくり大好き、新しいモノを生み出したい性分は、
まちがいなくここから来てると思っています。
僕の体が柔らかいのはこのひいばあちゃんゆずりらしいです。
駆け落ち同然で日神山内装を立ち上げた両親
父がクロスを貼り、母がカーテンを縫うという小さな内装会社。
当然時間もお金もない中で、母はカーテンを毎日縫いながら
服、おもちゃ、絵本、人形、勉強道具、ごはん
考えられないくらいなんでも手作りして育ててくれました。
父は本当に朝から晩まで働き者で、
無類の無類の巨人とビール好き。プリン体王。
いつもウチには人がいて、しょっちゅう飲み会してました。
岡山特有の「ウチ飲み文化」もあったと思います。
そんな中で育った私は、
高校では落ちこぼれ理系学生だったにもかかわらず、インテリアにかかわる親の影響か
まわりの反対をよそに直前で急に芸術学科の建築学部を受けたいとか言い出し、
自分で探した受験デッサン教室に一週間だけ行き、
何の縁かラッキーか滑り込み合格。
彫塑やデッサンの授業等、アートに関わる奴らと一緒に学べたのは楽しかったけど、
建築界の50歳、60歳まだまだひよっこみたいな風潮が嫌に感じて
(今はそういう時代じゃなくなってます)
建築から逃げ出し、店舗の設計・デザインの世界に飛び込んで昼も夜もなく働いて、いつのまにか当然のように日神山内装を継いで。
これまたたまたま住みはじめた椎名町で
たくさんの仲間と出会い、株式会社シーナタウンというまちづくり事業も始め、結婚もして、今でも楽しくここに住んでいます。
こんな人生なので、モノづくりが好きで、何か表現してる作ってる人が好きで、アートが好きで、人とあつまって飲むのが好きなんです。
シーナタウンの事業、シーナと一平やアホウドリでは、本当に才能と熱量をもった人がまちにはこんなにいるんだ!と驚きの連続です。
だからこの場所も、たくさんの世代がビールを飲みながら、誰かの熱を感じられるような、
才能どうしが出会えるような、何かがはじまりそうな。そして面白そうな。
そんな場所にします!
まだまだここからが本番!!
応援よろしくお願いします!!!