宮崎カカオプロジェクトオーナーの大田原です。
早速ですが、カカオ農園の一部の木で開花し始めました。これから人工受粉を開始し、カカオの果実を結実させていく段階に入ります。カカオ果実は花の受粉後半年程度で成熟し、収穫できるようになります。
ガーナ等海外カカオ産地の高収量農園においては、人工受粉が行われています。
受粉を行える木が増えるほど、人工受粉にかかる労働力が増加していきます。そのため、「マンゴーやいちごの様に、ハウス内にミツバチを放って受粉できないのか?」という質問がよくありますが、カカオの花のサイズは花柄(木と花の接続部分)から花の先端まで2㎝程度であり、花粉を放出する部分となる雄しべは数ミリと極小サイズであることに加え、雄しべ自体が花の中に潜り込むような形で存在するため、ミツバチが花にとまって潜り込めるような余裕がありません。
また、海外の農園によってはヌカカ等の極小さな野生の虫による受粉媒介を促すケースがありますが、収穫タイミングの調整を図り、安定した収量を得るためには労働力がかかっても人工受粉が不可欠と考えています。
受粉作業自体、非常にちまちまとして地味ですが、息を止めながら集中してやるくらいとても重要なものです。
さて、本日15時に宮崎カカオクラフトチョコレートのリターンを20セット限定で追加しました!
こちらは、クラファン開始翌日には50セット全てsold outとなった人気リターンとなっております、、、!
なお、当初用意分の50セットよりもチョコレートをお届けする時期は1年以上遅くなります。その分、お送りする進捗状況レポートは多くなります。チョコレートができあがるまでの経過を含めてごゆっくりお楽しみいただければと思います。