お店のアルコールメニューは日本酒を一番のメインに考えております。それは滋賀県の風土に深く根付く物であり、土地の個性やルーツに関する非常に重要な物だからです。何より美味しい物が沢山ありどれも色んな表情をしており、どんな風に私の料理と合わさっていくのか今から非常に楽しみです。
より多く方が料理を楽しんで頂くためにも日本酒だけではなくワインメニューも取り揃えたいとも思い、ただ有名ブランドを置くのではなくてより風土やルーツまた生産者の顔や思い等が感じれて尚且つ『美味しい!』ものを届けたい。そこで出会ったのがナチュールワインでした。今回試飲会に参加させて頂いた“AZURE BLUE”さんでは、ワイナリーさんの特徴やどういう思いで作られていたり、場所、気候、習慣など色んなお話しを伺う事が出来ました。たまたま海外のワイナリーを渡り歩いておられる若い《醸し家》さんからもお話しを伺え非常に有意義な時間を過ごせました。機械的な大量生産商品も決して悪い訳では無いです。ですが私は人の手や思い、時間、物語が沢山つまったものと関わっていきたい。そうやって頂いたもの、自分を形成してきた足元にあるものから新しい表現を“産み出し”ていきたいと思っております。