こんにちは。コモンビートの代表の安達です。
8/19(土)・20(日)に第57期100人100日ミュージカルプログラム・東京公演が開催されました。2日間で3公演、約2,800名の方々にご来場いただきました。
コロナ禍での再開記念シリーズ・関東/関西/九州公演開催を経て、続いて100人100日ミュージカルプログラムが再開、それに合わせて3月から「Musical For All ーあらゆるひとに参加と鑑賞の機会をー」の取り組みを始めました。
観劇サポートとして字幕・音声ガイドを制作するために、こちらのクラウドファンディング「見えない・聞こえない人がミュージカル観劇するためのアクセシビリティを整備したい!」で350名の方に322万円のご支援をいただきました。
そしてこの第57期東京公演から、字幕・音声ガイドの観劇サポートを実装することが実現しました!公演会場には多様な方々ご来場され、白杖をついて客席内を移動する様子や、ほじょ犬と一緒に鑑賞する様子、受付で手話を使われる様子を目の当たりにし、Musical For All の取り組みで目指してきた、多様性の幅の広がりを実感することができました。
字幕と音声ガイドは合わせて62台が利用され、ミュージカル「A COMMON BEAT」を新たな形でご鑑賞いただくことができました。
字幕は以下の写真のようにタブレットに字幕が表示されます。舞台の上の動きに合わせて、スタッフがタイミングよく字幕を送っていきます。こちらはイメージ用に客席後方で撮影していますが、本来は三脚に装着して客席の足元に置き手ぶらで見ることができます。タブレットは遮光されているので周りの方からも気になりません。
そして、音声ガイドは以下のようなFMチューナーを持って、客席でイヤホンから流れるガイドを聞きます。こちらも舞台の動きに合わせて、ナレーターが台本を読み上げていきます。
こういったアクセシビリティの整備が、見えない・見えづらい、聞こえない・聞こえづらい人たちの観劇のサポートになり、ミュージカルを楽しんでいただけたなら嬉しいです!
ここで、実際に音声ガイドを利用された方々のアンケートの声をお届けします。
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私は、弱視になって、初めてミュージカルを見ました。
副音声でのガイドがあり、状況がわかりやすかったです。
出演者の皆様の熱気が会場を包み一体となり楽しいひと時をすごせました。
スタッフの方々の対応にも感謝です。
これからも、頑張って下さい。
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みなさんのおかげで、ここまで実現することができました。ただ、チケット購入時や入退場時における配慮がまだまだ行き届かなかったところも多いです。はじめの一歩を踏み出したと同時に、まだまだできることは多いと実感したので、これから先もひとりでも多くの方にコモンビートのミュージカル公演にアクセスしてもらえるように、「Musical For All」の取り組みをさらに推進していきます。
これからも応援よろしくお願いします!!
NPO法人コモンビート
理事長 安達亮