寄せていただいた応援メッセージの中の心に残る一節を紹介します(前編、15名・敬称略)。
大尾侑子(東京経済大学准教授)
「ミニコミには弱き者の強さ、強き者の弱さが刻まれている。それは私たち自身の声だ」
清田義昭(元出版ニュース社
「「出版、表現の自由は流通の自由である」を50年実践している書店です。多様な出版の基本の思想であるとおもいます」
中村隆之(早稲田大学法学学術院教授)
「さまざまな運動に関わる人々の記憶が詰まった、それ自体が抵抗であるようなこの場所の記録が編まれるのを切望します」
池内文平(「山谷」制作上映委員会)
「この50年余、今も模索舎に行って世界への「抜け穴」を探している」
木村元彦(ジャーナリスト)
「模索舎の歴史は極右から極左まで、それこそ多様な人間の歴史」
毛利嘉孝(東京藝術大学教授)
「模索舎は今世界で何が起きているのか教えてくれる重要な窓であり続けている」
酒井隆史(大阪公立大学教員)
「いまでも日本で一番大切な「書店」ですし、まだまだ大事な役目は終わっていません」
南陀楼綾繁(ライター・編集者)
「簡単に情報が手に入るようになったいまでも、模索舎の本棚には初めて見る本が並ぶ。自分の無知を確認するために、年に何度かこの店に足を運ぶのです」
神長恒一(だめ連)
「友人たちが作ったミニコミが売られていた。そして交流のとき感想を言いあう。ミニコミとムーブメントと模索舎が共にあった。ぼくらのミニコミ青春時代!」
栗原康(アナキズム研究)
「カネや業績なんて関係なく、好きなことを好きなように表現していいんだとおしえてもらった場所です」
大原哲夫(編集者)
「「出版の自由は、流通の自由をもって初めて保障される」模索舎の50年は、この理念を実践してきたものでした」
中山亜弓(書店タコシェ代表)
「オルタナティヴコミックやサブカルチャーのジャンルで模索舎さんみたいになれたらとイメージし、30年間その背中を見てきました」
香山哲(漫画家)
「「人気や売り上げとは関係なく、自主制作の冊子を取り扱う」という貴重な基準を持つ模索舎に、ずっと自分は助けられてきました。様々な人々や活動をたくさん知ることもできました」
池上善彦(元「現代思想」編集長)
「あの狭い空間は、人間が文章を書き、カットを刻み、編集するという行為の豊かさを見せつけてくれる場だ」
深田卓(インパクト出版会)
「私的パンフから党派機関紙まで、言いたいこと、伝えたいことの詰め込まれた紙々が集まってくるのが模索舎です。その50年は紙メディアの現代史、刊行が楽しみです」
木瀬貴吉(ころから代表)
「「書店のセレクトショップ化」が流行りだけど、「セレクトしない」ことが模索舎の真骨頂。だからこそ、あの狭い本屋が底なしの深淵な表現空間になりえる」
真摯なメッセージありがとうございました。