こんにちは、コンフロントワールドの堂川です。
応援の声をいただいた皆様から、「なぜペルー刑務所なの?」「支援がどう社会貢献に役立つの?」というご質問をいただきました。
プロジェクトページには記載しているものの、やはり伝わりづらい点もあるかと思い、
改めて下記にまとめました。
=================================================================
ペルーでは窃盗、強盗、殺人等の犯罪が蔓延しています。
しかし、罪を犯してしまうことがある意味仕方ないのでは、
と思ってしまうような経済事情があることもまた事実です。
Pietàに参加した囚人は、ミシン、プリント、裁縫等の技術を身に付けることで少しずつ
職人として成長していきます。
ペルーでは若いうちから子どもを持つ家庭が多くあるため、
家族の柱である父親が刑務所に入ってしまったことで収入が途絶え、
残された家族にとって大きな負担になってしまうという課題があります。
Pietàは商品の販売で得た利益を元に彼らに適正な対価を支払っています。
Pietàは彼らに刑務所の中にいながら十分な賃金を得る機会を提供することで、
この課題に大きく貢献しています。
Pietàの製造で彼らが得るミシン等の技術は、刑期を終えた彼らが新しい職につき、
社会に再統合するための大きな後押しとなります。
Pietàは彼らに「社会と繋がれるチャンス」と「社会に戻るチャンス」とを提供し、
出所後の彼らとその家族が貧困、排除、そして犯罪の悪循環に陥らないようにするための
セーフティーネットの役割を担っています。
Pietàに参加することは、彼らにとって人生の再出発の準備をする機会なのです。
=================================================================
私自身もはじめは「罪を犯した囚人に支援する必要なんてあるのか?」と思っていました。
しかし、人は環境によって簡単に変わります。
人が悪いのではなく、環境や社会構造によって作られる一面があります。
私が学生時代にフィリピンのスラム街を訪れた際、今まで見たことがない景色が広がっていました。
それからしばらく考えさせられました。
「自分がここに生まれていたらどうなっていたのだろう?」と。
もしかしたら私もペルーに生まれていたら罪を犯していたかもしれません。
生まれる環境は選べないのに、その環境によって人生が決まってしまう社会を変えたい。
そんな想いでクラウドファンディングを行なっています。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございます。
応援のほど、よろしくお願いいたします!