こんにちは!!
出会えるラジオまるラジの水谷涼香です。
3月17日(土)丸木美術館にて
リーディングによる能「藤戸」の公演を行いました。
埼玉県にある丸木美術館。
神奈川から2時間ほど電車に乗り、ようやく東松山駅に到着!
都会から少し離れ、たくさんの自然に囲まれた場所でした。
【原爆の図・丸木美術館】
実は丸木美術館に幼い頃、家族で訪れたことがあります。
その時に見た「原爆の図」の印象が今でも色濃く残っていました。
最初に見た頃から10年以上が経ち、その絵の前で作品を読んでいることに驚きを感じています。
丸木夫妻の共同制作である、南京大虐殺の図・アウシュビッツの図・水俣の図・沖縄戦の図、
四方を絵で囲まれた空間で読むことは気が引き締まる思いでした。
(準備をしている時の一コマ)
【藤戸】
今回、読んだ1つ目の作品は「藤戸」
能の作品です。
この作品には源平の合戦に勝利した源平方の武将と、武将により息子を殺された母が登場します。いつの時代でも争いごとによって罪のない人をもが巻き込まれ悲劇が生まれてしまう、という部分では重なるところを感じます。
【さがしています】
2つ目はアーサー・ビナードさんの絵本「さがしています」を読みました。
この絵本には、原爆の記憶を残す物が写真により紹介されています。
どちらの作品も、高瀬伸也さんが演出・演奏をしてくださいました。
初めての古典の朗読で、緊張しました。
少し難しいイメージのある古典も、群読として、複数人が読み分けながら読むとスッと内容が入ってくることがあるのだと気付きました!
かくゆう私は高校時代、古典に相当苦労していました。
「これは誰が言った言葉なんだろう…」
これからもまるラジ4人で「朗読」の活動を続け、広げていき、より多くの方に朗読の面白さや作品の魅力を伝えていけるように取り組んでいこうと思います。
まるラジの放送では、ゲストでおとなの方々にお越しいただくと同時に、その方のお気に入りの1冊の朗読も行なっています!