こんにちは!株式会社リビングプルーフの鈴木はるみです(^^)/8月12日、大田区の介護老人保健施設「コージーハウスはすぬま」にて、第10回目となるレクリエーションコンサートを開催いたしました!今回も出演してくださったのは、ギター&ボーカルの カドアキツヨシさんと、ピアニカの 金澤美也子さんによるユニット 「キンピカ」 のお二人です♪クラウドファンディングで皆様からいただいたご支援によって開催してきたこのコンサートも、今回で記念すべき10回目。お伝えしたいことが、本当にたくさんあり、1度の記事ではとても書ききれそうにないので、2回に分けてご報告させてください(^^)今回は、開演からコンサート中盤までの様子を中心にお伝えします。 開演前から、会場にはワクワクした空気が コンサート開始の30分ほど前から、利用者様が少しずつ会場となる食堂へ集まってこられました。私がカメラのセッティングやマイクの位置をチェックしている間にも、早めに到着された皆様がこちらを見ながら待っていてくださっていて、「これからどんな歌を聴かせてくれるんだろう?」というワクワク感が、こちらまで伝わってきます。 13時45分。ご入所の皆様と、デイケアで通われている皆様を合わせて100名以上!広い食堂はたくさんの利用者様でいっぱいになりました!会場を見渡すと、約3分の2ほどの方が車いすを利用されていました。以前、介護老人保健施設で職員として働いていた私にとっては見慣れた光景でもありますが、キンピカのお二人にとって、これほど多くの車いすの方々を目の前にして演奏するのは初めてだったそうです。これまで出演していただいたレクリエーションコンサートでは、各フロアを回り、比較的少人数の利用者様に演奏を届ける形だったこともあり、今回改めて、「介護の現場を肌で感じた」と、コンサート後にお二人がおっしゃっていました。いきなり始まる、歌詞当てクイズ! コンサートの幕開けは、今回も『高原列車は行く』。ギターとピアニカで前奏を演奏しながら、キンピカのお二人が登場します。すると・・・・・・、もう、それだけで拍手喝采!その流れで私から、「この曲、聞いたことありませんか?さあ、何の歌でしょう~?」と、いきなり歌詞当てクイズです(笑)2か月ほど前に、施設のご担当者様と打ち合わせをさせていただいた時に、「このコンサートでは、利用者様にも曲名や歌詞を当てていただいたりするんですよ」とお話ししたところ、「皆さん、あまり積極的に発言したりしないかもしれません……」と伺っていたんです。ところが。いやはやなんと!!!そんな心配は、一瞬で吹き飛びました(笑)「高原列車じゃない?」「汽車の窓!」「山越え谷越え!」と、会場のあちらこちらから声が飛び交います。もう、我先に!という勢いです。毎回このコンサートをしていて感じることですが、皆様の『歌にまつわる記憶』には、本当に驚かされますし、感動しちゃいます。今回の会場ではレイアウトの都合で、いつものように歌詞をスクリーンへ映すことができませんでした。そのため私は、「皆さん、どれくらい一緒に歌ってくださるかな……」と、少し気になっていたのです。ところが、これまた心配無用。メロディーが始まると、歌詞カードもスクリーンもないのに、皆様の口から自然に言葉が出てくるんです。昔、何度も何度も聴いた歌。若い頃に口ずさんだ歌。その記憶が、音楽と一緒にふっと戻ってくるようでした。ご利用者の皆様が前のめりで聴いたり歌ったりされている様子、伝わりますでしょうか(^^)『君といつまでも』で、女性陣が……♡ 3曲目は、加山雄三さんの『君といつまでも』。カドアキさんのギターと歌声でお届けしました。すると、会場のおばあちゃま方のお顔が……どんどん、うっとり♡ 本当に「とろけそう」なお顔で聴いていらっしゃる方が、たくさんいらっしゃったんです(笑)カドアキさん自身も、「歌いながら、皆さんの表情がどんどん変わっていくのが分かった」と話していました。一方で、男性の利用者様にも一緒に口ずさんでいる方が何人もいらっしゃって、それもまた印象的でした。きっとこの歌にも、それぞれの時代、それぞれの思い出があるのでしょうね。45分に11曲。その場の反応を見ながら(^^)今回、施設様のスケジュール上、コンサート時間は13時45分から14時30分までの45分間。限られた時間の中でも、できるだけたくさんの歌をお届けしたくて、今回は少し詰め気味の全11曲を用意しました。事前に、「この歌は1番だけ」「こちらは1番と2番」「この曲のあとにトークを○分」……と、かなり細かく時間を予測して進行表を作っています。ただ、実際のコンサートでは、予定どおりに進めればよいわけではありません。皆様がとても盛り上がっていれば、もう少しその時間を楽しんでいただきたい。逆に、少し集中が途切れてきたかなと思えば、テンポよく次へ進む。司会進行と盛り上げ役をしながら、実はわたくし、ずっと時計と会場の皆様の表情や反応を見て、「あと何分……」「この歌をどうしよう……」と、頭の中をフル回転させています(^_^; 今回も、そんなふうにその場で微調整しながら進めていきました。涙を流しながら歌われた『想い出の渚』今回のコンサートで、私が一番忘れられない場面があります。夏を感じていただきたくて、中盤で演奏した、ザ・ワイルドワンズの『想い出の渚』。イントロが始まった、その時でした。会場の真ん中あたりに座っていらした一人の女性利用者さまの目が、みるみる赤くなっていくのが見えたんです。それまで笑顔いっぱいで楽しそうに歌われていた方でした。ところが突然、涙があふれ始めました。何度も何度も手で涙をぬぐいながら、それでも一生懸命、歌い続けていらっしゃるんです。そのお姿から、私はしばらく目を離すことができませんでした。歌が終わったあと、「おかあさん、この歌に何か思い出がありますか?」と声をかけると、うん、うん、と大きく頷いてくださいました。どんな思い出だったのかは、私たちには分かりません。誰かと聴いた歌だったのかもしれません。楽しかった青春時代の景色なのかもしれません。大切な人との記憶なのかもしれません。それは想像することしかできません。でももし、この一曲がきっかけで、心の奥にしまわれていた温かな記憶にもう一度触れていただけたのだとしたら・・・、私たちにとって、こんなに嬉しいことはありません(T-T)♪先日のコンサートで、私自身が最も心を揺さぶられた瞬間でした。やっぱり、歌ってすごい♪ 実はコンサート翌日。私はよくスポット勤務をしているデイサービスで介護のお仕事をしていました。そこで、お話し好きな男性利用者様とたまたま音楽の話になり、「昨日、老人ホームで『想い出の渚』や『君といつまでも』を歌ってきたんですよ」とお話ししたところ、「それは素晴らしい活動だね」と言ってくださったあと、「若い頃はグループサウンズが好きでね……」と、ご自身がワイルドワンズのライブへ行った時のお話など、次から次へと思い出話を聞かせてくださったんです。たった一曲のタイトルから、こんなにも昔の記憶がよみがえってくる。その記憶を誰かに話したくなる。改めて、やっぱり歌ってすごいなぁ。と、しみじみ感じました。今回のコンサートでも、笑って、答えて、歌って、拍手して、そして時には涙を流して。。。たくさんの皆様の表情が、音楽とともに変わっていくのを目の前で見ることができました。この時間を作ることができたのは、クラウドファンディングでこの活動を応援し、ご支援くださった皆様のおかげです。本当にありがとうございました。第10回目のレクリエーションコンサート。後半には、また忘れられない場面がたくさんありました。続きは、次の活動報告でお届けさせてください(^^)♪当日のセットリスト♪ 高原列車は行く/岡本敦郎(昭和29年) 東京ラプソディ/藤山一郎(昭和11年) 君といつまでも/加山雄三(昭和41年) ふじの山(唱歌) 瀬戸の花嫁/小柳ルミ子(昭和47年) 想い出の渚/ザ・ワイルドワンズ(昭和41年) 憧れのハワイ航路/岡晴夫(昭和28年) 高校三年生/舟木一夫(昭和38年) 上を向いて歩こう/坂本九(昭和39年) ふるさと(唱歌) 好きになった人/都はるみ(昭和43年)




