株式会社diVRseの勇夢です。「VRsatileアップデートキット」への引き続きのご支援ありがとうございます!
今回はVR向けレンズオプション「ESレンズ」について解説していきたいと思います。
「ESレンズ」とは、伊藤光学工業様の開発した「被写界深度延長設計レンズ」です。
世界最大のディスプレー専門学会「display week 2019」で発表された特殊加工レンズで、VRゲームなど、3D映像を見ることに最適化されています。
こちらの通り通常のレンズと比較すると、映像がクリアに見える範囲が明らかに広がっています。
その秘密について解説します!
ESレンズの被写界深度延長効果とは?
「被写界深度」つまり見る対象へのピントが浅い場合、対象以外の映像はぼやけます。
ピントを深くすることで、映像を全体的にクリアに見ることが可能です。
カメラの場合はフィルターを加えることで被写界深度を操作しますが、それを1枚のメガネレンズで可能にした技術が「ESレンズ」です。
・視野の拡大効果
通常のレンズはレンズの縁の部分まで均一な度数になっているため、縁の部分を通すと映像がぼやけてしまったり、見える範囲が限られてしまいます。
しかしESレンズは焦点範囲を延長しているため、レンズの縁を通しても焦点の合うクリアな映像が見られます!
・動く物体を見やすくする効果
VRゲームなど、動き回る映像を見る時、人は目の調節機能を使って常にピントを合わせています。ESレンズは鮮明に見える範囲が広いため、調節機能を押さえても映像が見やすくなります。
・目の疲労の軽減
目の調節機能を押さえても鮮明な映像が見やすくなることで、立体映像を見続けてもピントを変え続ける必要が減少するため、目の疲労が押さえられます。
・暗い映像を見る場合の見える範囲の拡張
映像が明るい時と暗い時で、ピントの調節のため映像が見えにくくなる場合がございます。そういった場合でも、ESレンズの効果で暗くても遠くまでピントが合いクリアに見えます。
・使用者の感想
ESレンズの効果を発揮できるのは、レンズの範囲が広いVRsatileならでは。
より快適なVRを体験したい方は、この機会にぜひご支援ください!