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西表島のみにわずか100頭生息するイリオモテヤマネコを交通事故から守りたい

キャンプファイヤー 寄付型のバッヂ

イリオモテヤマネコは、推定わずか100頭の絶滅危惧種で、西表島にのみ生息しています。その西表島では、2021年世界自然遺産に登録されたこともあり、昨年後半から観光客が増え続けています。交通量が増え、ヤマネコの交通事故の増加が懸念されるなか、事故防止の活動を充実させるためのご支援をお願いします。

現在の支援総額

884,111

176%

目標金額は500,000円

支援者数

113

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2023/07/03に募集を開始し、 113人の支援により 884,111円の資金を集め、 2023/08/31に募集を終了しました

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現在の支援総額

884,111

176%達成

終了

目標金額500,000

支援者数113

このプロジェクトは、2023/07/03に募集を開始し、 113人の支援により 884,111円の資金を集め、 2023/08/31に募集を終了しました

イリオモテヤマネコは、推定わずか100頭の絶滅危惧種で、西表島にのみ生息しています。その西表島では、2021年世界自然遺産に登録されたこともあり、昨年後半から観光客が増え続けています。交通量が増え、ヤマネコの交通事故の増加が懸念されるなか、事故防止の活動を充実させるためのご支援をお願いします。

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 こんにちは。やまねこパトロールの高山です。夜間パトロールの様子については毎回ご報告していませんが、継続的に実施しています。最近の西表島は雨が少なくて日差しが強く、13日には9年ぶりに35度の猛暑日を記録したことがニュースになりましたが、雨量が少ないためか、パトロール中に出てくるカエルなどの生物も少なめになっています。

 ただ、夏を迎えて抱卵した甲殻類の路上出没は増えてきました。昨日のパトロールではベンケイガニ、ヤシガニ、ハマガニなどがパラパラと路上に出ていました。写真は載せませんが、車に轢かれて潰れてしまっている個体も多数いました。写真はベンケイガニ。

 西表トンネル~祖納港あたりでは通り雨があったせいか、サキシマヌマガエルも路上に出てきていました。写真のサキシマヌマガエルは車と接触して脳震盪を起こしている個体。ロードキルというとタイヤで轢かれているものをイメージしますが、このような個体もかなりの数がいます。

 こちらも昨晩の写真ですが、車と接触してしまったリュウキュウアオバズクです。コノハズク、アオバズクの仲間は道路わきの電線などによく止まっていますが、路上の昆虫を捕食しようとして道路に降り立った時に轢かれてしまったり、森から森へ道路を横切る時に通りかかった車の側面に衝突してしまうことがあります。この個体は恐らく後者だと思いますが、脳震盪を起こしていました。しばらく暗い所で様子を見ましたが、5分ほどしたら立ち上がり、自力で飛んでいきました。衝突で首を骨折してしまったり、後続車に轢かれてしまう個体も多いので、この個体は運が良かったといえます。

 このように野生動物の交通事故もいろいろな形があります。そして、事故にあってしまったこれらの生き物を捕食するために道路に現れ、車に轢かれてしまうというケースもあります(2次的ロードキルといわれています)。やまねこパトロールでは、イリオモテヤマネコ、カンムリワシなどの2次的ロードキルを防ぐために、路上で死亡している生物を道路から取り除く作業もしています。昨晩は、死亡していたカエル17匹、カニ9匹、鳥2羽、ヤシガニ1匹、ヤドカリ1匹を道路から移動させました。それで今まで何件のヤマネコの事故を防げたかと言われてしまうと困ってしまうのですが、少しでもヤマネコをはじめとした野生生物がが路上で轢かれる可能性が減るのであればと思い続けています。 髙山

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